【裁判所事務官】主な質問内容、狙い、回答例 | やぱたんのブログ

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専門学校で20年超講師をしている行政書士・宅地建物取引士です。
また公務員対策として経済・財政、民法、憲法、行政法分野も担当しております。
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  裁判所事務官 主な質問内容、狙い、回答例

 

  1 裁判所事務官の志望理由

 

趣旨: 志望動機や興味を探る。

回答例: 私は社会正義に貢献したいという強い思いから、裁判所での職務に興味を持ちました。司法の中で、公正な判断を支える役割を果たすことに魅力を感じています。

 

  2 面接カード以外の志望理由

 

趣旨: 面接カードに記載されていない志望理由を聞き出す。

回答例: 裁判所での職務に就くことで、日本の法の精神を体現し、真実を明らかにする場を提供できる仕事を通じて社会に貢献する機会を得られると信じています。また、組織の中で協力し合いながら仕事を進めることにやりがいを感じます。

 

  3 裁判所ではどんな職務に就きたいか

 

趣旨: 希望職務や興味を探る。

回答例: 裁判所での書記官として働くことが希望です。裁判所での手続きや文書作成などの業務に携わりながら、司法の適正な運営に貢献したいと考えています。

 

  4 裁判所の仕事内容を理解しているか

 

趣旨: 裁判所の業務内容への理解を確認する。

回答例: 裁判所では、民事・刑事・行政の各種事件に関する審理や手続きが行われます。その他にも、書記官業務や裁判所の運営に関する業務があります。

 

  5 裁判所書記官の職務内容を述べよ

 

趣旨: 書記官業務についての理解を確認する。

回答例: 裁判所書記官の主な業務は、法廷での記録作成や裁判官の補助、文書作成などです。さらに、訴訟手続きのサポートや法廷の運営にも携わります。

 

  6 事務官、書記官、裁判官の違いは

 

趣旨: 各職務の違いについて理解を問う。

回答例: 事務官は裁判所内での事務業務を担当し、書記官は法廷での記録作成や裁判官のサポートを行います。一方、裁判官は判決を下す権限を持ち、裁判所の最高責任者です。

 

  7 書記官の選抜試験に受からないと書記官にはなれないがそれでも構わないか

 

趣旨: 応募者の意欲や決断力を確かめる。

回答例: 書記官になることが私の目標であり、そのためには努力と準備を惜しまない覚悟があります。もちろん、選抜試験で受からないリスクも理解していますが、その場合でも諦めずに再チャレンジします。

 

  8 司法試験は受けるつもりか

 

趣旨: 応募者の将来のキャリアプランや意欲を知る。

回答例: 現時点では司法試験を受ける予定はありません。私の関心は裁判所での事務職にあり、その分野での専門性を高めることに焦点を当てています。

 

  9 なぜ弁護士や裁判官ではなく事務官か

 

趣旨: 応募者の職業選択の理由や興味を探る。

回答例: 私は裁判所での事務職に興味を持っています。弁護士や裁判官としてのキャリアも尊敬しますが、真実を追求する構成な場としての裁判所の運営に携わる、事務官の仕事に強い関心があります。

 

  10 司法行政部門での仕事ばかりになるかもしれないがそれでも構わないか

 

趣旨: 応募者の職場適応力や柔軟性を問う。

回答例: 裁判所の行政部門での仕事も、司法の運営に不可欠な役割だと考えています。経験を積みながら裁判所全体の運営に貢献することができると思いますので、そのような仕事が与えられれば、全力で取り組みます。

 

  11 裁判所事務官にとって必要なスキルはなんだと思うか

 

趣旨: 応募者のスキルや能力について探る。

回答例: 裁判所事務官に必要なスキルとしては、正確な情報の取り扱いや文書作成能力、コミュニケーション能力、問題解決能力などが挙げられます。また、公正な判断や機密情報の取り扱いにも慎重さが求められます。

 

  12 転勤があるが大丈夫か

 

趣旨: 応募者の柔軟性や転勤への意欲を確かめる。

回答例: 私は転勤をぜひしたいと思っています。新しい環境での経験や人との出会いは成長につながると考えています。また転勤先での新しい人間関係やグルメの発掘にわくわくします。

 

  13 性格の合わない人と同僚になったらどうするか

 

趣旨: 応募者の対人関係能力や問題解決能力を問う。

回答例: 私は対人関係を大切にし、コミュニケーションを円滑にする努力を惜しまないと考えています。性格の合わない人とも、お互いの立場や考えを尊重し、円満な関係を築く努力をします。

 

  14 上司の指示に納得がいかない時はどうするか

 

趣旨: 応募者のリーダーシップや問題解決能力を問う。

回答例: 上司の指示には基本的に従いますが、自分の意見や考えを述べることも重要だと考えています。納得がいかない場合は、丁寧に上司と対話し、より良い解決策を模索する努力をします。

 

  15 ゼミでの役割

 

趣旨: 応募者のリーダーシップや協調性を探る。

回答例: ゼミでの役割は、議論を促進し、メンバーの意見をまとめるリーダーシップや、協力して課題を達成する協調性が求められます。私はゼミでの議論を活発化させる役割を担い、チーム全体の成果に貢献しました。

 

  16 アルバイト先での出来事で成長したと感じたこと

 

趣旨: 応募者の成長や学びの経験を知る。

回答例: 私はアルバイト先で、チームメンバーとのコミュニケーションやタイムマネジメントの重要性を学びました。特に、プレッシャーの中で効果的に仕事をこなす方法を習得し、成長したと感じています。

 

  17 研究内容を活かせるか

 

趣旨: 応募者の専門知識や経験を職務にどのように活かすかを知る。

回答例: 私の研究内容は法律に関するものであり、その知識を裁判所の業務に活かすことができます。特に、法的文書の解釈や論理的思考能力を生かして、裁判所での効果的な情報管理や文書作成に貢献できると考えています。

 

  18 交通事故歴 違反歴

 

趣旨: 応募者の過去の交通違反歴などの安全運転に関する情報を確認する。

回答例: 交通違反歴はありません。交通安全を重視し、常に法令を遵守して運転しています。安全運転に努めることは、社会的責任を果たす一環と考えています。

 

  19 裁判員の辞退と無断拒否についてどう思うか

 

趣旨: 応募者の法に対する理解や社会的責任感を問う。

回答例: 裁判員の辞退や無断拒否は、司法制度に対する不信感や責任の逃れを意味します。司法制度は公正さと透明性を保つために全ての市民の協力を必要としますので、個人的な都合よりも社会的責任を優先させるべきだと考えます。一方で、辞退せざるを得ない事情についても配慮する必要がありますし、心のケアや相談できる体制を整えることを通じて裁判員のやりがいをもっとアピールする必要性も感じます。

 

  20 併願先と裁判所を含めた順位

 

趣旨: 応募者の志望動機や選考意向を知る。

回答例: 私の志望順位は裁判所を第一希望としており、それに続いて○○企業や○○官庁などが挙げられます。裁判所での仕事に強い興味があり、その職務に最も適していると考えています。

 

  21 裁判員の辞退者について実態を調べたか

 

趣旨: 応募者の社会問題への関心や行動力を知る。

回答例: はい、裁判員の辞退に関する報道や統計データを調査しました。その中で、辞退の主な理由や傾向について理解を深める努力をしました。

 

  22 裁判員を辞退する人をどう思うか

 

 

趣旨: 応募者の倫理観や社会的責任感を問う。

回答例: 裁判員を辞退する人については、その個々の事情や状況を尊重しなければならないと思いますが、一般的には司法制度に対する理解や責任感が不足していると感じます。裁判員制度は公正な判決を保証するために重要な役割を果たしており、その責務を果たすことは市民の義務であり、社会的責任でもあります。

 

  23 裁判員の辞退者を減らすにはどうしたらよいか

 

趣旨: 応募者の解決能力や提案力を問う。

回答例: 裁判員の辞退者を減らすためには、まず裁判員の役割や重要性を広く理解してもらうことが必要です。また、裁判員に対する報酬や労働環境の改善、裁判員の負担を軽減する支援制度の整備なども検討すべきです。

 

  24 チームワークについての考えとそのエピソード

 

趣旨: 応募者のチームワークや協力能力を知る。

回答例: 私はチームワークを非常に重要視しています。過去には大学のグループプロジェクトでチームリーダーを務め、メンバーとの円滑なコミュニケーションやタスクの分担を行い、プロジェクトを成功裏に終えることができました。チームワークは個々の力を最大限に引き出し、共通の目標に向かって効果的に進めるための重要な要素だと考えています。