【公務員試験】志望理由で面接官をがっかりさせないようにする | やぱたんのブログ

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専門学校で20年超講師をしている行政書士・宅地建物取引士です。
また公務員対策として経済・財政、民法、憲法、行政法分野も担当しております。
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  序論

 

市役所の職員採用面接で、面接官をがっかりさせてしまう応募者の志望理由に、

 

✅地元に愛着がある

✅お世話になった地元に貢献したい

 

という返答があります。

 

地元に愛着があり、地域社会に貢献したいという思いは、多くの人にとって自然な感情です。しかし、それだけでは市役所の職員採用試験で内定を勝ち取ることは難しいかもしれません。なぜなら、職員としての責任や役割は、個人の感情や意志だけで満たされるものではないからです。

市役所の職員として採用されるには、地元への愛着や貢献意欲だけでなく、さらに多くの要素が必要です。それらは以下のような点に集約されます。

 

 

  1.専門知識と能力

市役所では、さまざまな業務が行われています。法律や行政手続きに関する知識、コミュニケーション能力、問題解決能力などが求められます。職員としての仕事に必要なスキルを持っていることが重要です。
 

  2.公平さと中立性

市役所の職員は、地域のあらゆる人々に公平にサービスを提供する責任があります。個人の利益や偏見に左右されず、中立的な立場を保つことが求められます。
 

  3.チームワークと協力

市役所では、さまざまな部署や職種の人々が協力して業務を遂行しています。チームプレーヤーとして、他の職員と協力し、円滑な業務遂行に貢献できることが重要です。
 

  4.責任と信頼性

市役所の職員は、地域住民からの信頼を得ています。仕事に対する責任感を持ち、約束や規則を守ることが求められます。
 

  5.柔軟性と適応性

行政業務は常に変化しています。新たな法律や政策の変更に迅速に対応し、柔軟に業務を遂行できる能力が求められます。

 

  結論

これらの要素は、市役所の職員としての基本的な資質です。地元に愛着があることや地域貢献への意欲は素晴らしいことですが、それだけでは職員としての役割を果たす上で不十分です。志望動機や意欲を示す際には、それらを具体的な例や行動で裏付けることが重要です。そして、自己成長や専門知識の獲得に努める姿勢も欠かせません。市役所の職員としての仕事は、地域社会に奉仕する貴重な役割を果たすことが期待されます。