日本の龍と鳳凰 | 澄空 sora

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 前回は龍蛇が天地を結ぶ8のエネルギーであり火と水である事を話した。


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亀は亀甲紋で六角形を表す。

△と▼で陽と陰、火と水、再生と破壊を表す。

本来の△と▼は前回話したエネルギーの回転である。
△は左回転の上昇のエネルギーの形であり、▼は右回転の降下のエネルギーの形である。
この△と▼の頂点を結ぶ形が8の形であり龍なのだ。

更に、その2つのエネルギーの交わった形が六芒星と言われるものである。
この2つのエネルギーにより生み出されるものは普遍で尚且つ不変でもある。

従って、△▼の六芒星は調和を表し、頂点を結んだ六角形はその調和の仕組みを守る枠組みになる。


日本では籠(かご)は竹で編まれたものであり、六角形の編み目を作る。


漢字を見ても分かるように竹と龍は繋がりがある。

竹と水は深い繋がりをもつ。
竹に宿る生命力と水に、龍のエネルギーが宿るのだ。
そして竹は日本人の生活に知恵と豊かさを与え、また神事にも使われる神聖なる資源である。


それがいつしか籠(かご)の仕組みが籠(こ)もり、竹(六)に封じられる龍(八)へと移り替わる。

漢字の六の蓋を開けると下から八が出てくるのだ。
臭いものに蓋とは上手く言ったものである。


亀の話に戻すが、『鶴は千年、亀は万年』とも言われるが、方角を守るとされる四獸では北の方角が玄武(亀と蛇)で南が朱雀(鳳凰)である。


亀と蛇は水(陰)を現し、朱雀と鳳凰は火(陽)を現す。
亀と蛇で籠であり、朱雀と鳳凰は鳥であることを覚えて置いて頂きたい。

つまり、龍の中に鳥が隠れているのだ。



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これは龍国日本の著者であり、デザイナーでもある宮崎一郎氏がデザインしたものである。
はじめ片方の昇龍だけ描かれており、私が昇龍と降龍で双龍一対であることを伝え、新たにデザイン化されたものである。

以前話したが、日本は火山大国であり水の宝庫である。
火と水の両方を兼ね備え、鬼門と裏鬼門のラインを守る龍国なのである。

この火と水の双龍で、日本列島は翼を広げた鳳凰の姿が浮かび上がる。
まさに龍に隠れた鳥であり、龍と鳥もまた表裏一体なのだ。


鳳凰は火の鳥(日の鳥)であり、不死鳥とされる。

しかし、不死鳥である火の鳥は一度灰になり、そこからまた再生するのだ。


日本も一度灰になる覚悟が必要なのだ。


最後の切り札として、時代の流れは世界中の龍の親であり、臍でもある日本の龍(水源)の根を絶つ仕事に必死に取り掛かって来るであろう。


日本が取り繕う建て直しを辞め、新たに建て替えが必要であることに気づく為にはこの流れもまた必要である。


それには日本人、一人一人の岩戸開きが必要であり、また外からの働きかけも必要なのである。