【福徳稲荷神社(ふくとくいなりじんじゃ)】(山口県下関市) | 八百万の神の浮世絵師 持田大輔

八百万の神の浮世絵師 持田大輔

日本最古の歴史書『古事記』を題材に絵を描き活動しています。
八百万の神々が織りなす天地創造、天岩戸伝説など神様の喜怒哀楽が記された神話を少しでも多くの方に知って頂きたいと思います。

【福徳稲荷神社(ふくとくいなりじんじゃ)】(山口県下関市)


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福徳稲荷神社は、本州の最西端にある下関に鎮座する神社で

 

正式名称は「長門国稲城山福徳稲荷神社」です。

 

玄海灘と並ぶ日本有数の漁場として有名な「響灘」。

 

ここには、「毘沙の鼻(びしゃのはな)」があり、

 

風光明媚な海岸線が続き、下関は本州の玄関口として栄え、

 

江戸時代には「西の浪華(なにわ)」と呼ばれた地に鎮座し、

 

社殿の荘厳さは目をみはるものがあります。

 


この神社は犬鳴岬近くに鎮座されているので、

 

地元では「犬鳴のお稲荷さん」と呼ばれ、

 

昔から多くの人々から親しまれてきました。

 

とくに旧暦5月23日の「二十三夜祭」や初詣のときには、

 

多くの参拝者で賑わいをみせます。

 


写真のように福徳稲荷神社の大鳥居の奥には立派な社殿があり、

 

左右対称の拝殿などは遠くから見ても近くから見ても美しい佇まいを見せ、

 

その社殿の後ろに見える稲城山(いなぎやま/犬鳴山)と、

 

社殿や鳥居の赤、山の緑、空の青が織りなす対比は

 

清爽さをより際立たせてくれます。

 


社伝によると、創建は1000年以上前とされ、

 

古歌にも「長門なる稲荷の山の姫あやめ時ならずして如月に咲く」

 

と詠まれているほど由緒の古い社でもあり、

 

この歌にあるように12代景行天皇が、

 

この地に咲く美しい姫あやめの花と稲城山から見える景色に魅せられ、

 

去(い)ぬ事を忘れたと伝わります。

 

以来この地を「いぬことなき山」と呼び始め、

 

その後「犬鳴山」となり、「稲城山」に転じたとされます。


現在の社殿は、昭和46年(1971年)に造営されたもので、

 

三社の御祭神を遷座し、石碑に刻まれていた福徳を崇め、

 

「福徳稲荷神社」と称されるようになりました。


この「福徳稲荷神社」の御祭神は稲荷神ウカノミタマ。

 

この神様は元々は渡来人の秦氏(はたうじ)の氏神で豊穣神ですが、

 

ご利益信仰を取り込み「開運」「商売繁盛」「航海安全」

 

「学業成就」「交通安全」「豊漁」と実に多種多様に発展して、

 

ありとあらゆるご神徳を有する神様でもあります。


「福徳稲荷神社」の境内右手は千本鳥居参道があり、

 

千本鳥居と呼ばれますが、数が多いという意味で千本という言葉が使われ、

 

実際には千本以上あるそうです。

 

どれも氏子、参拝者が奉納されたもので、

 

この鳥居をくぐると開運のご利益が得られるとされています。

 

鳥居参道に沿って「谷嶽稲荷」、「谷森稲荷」、「縁組稲荷」、

 

「谷川稲荷」が鎮座されていて、

 

本殿横にも「健康稲荷社」や「合格稲荷社」、「御苦楽稲荷社」

 

など数々の稲荷神社がお祀りされているお宮です。



◆御祭神
ウカノミタマ(スサノオの御子神)

◆配神
オオミヤノメ(宮中八神の一柱)
オオイチヒメ(スサノオの妃神、ウカノミタマの母神)

「健康稲荷社」「合格稲荷社」「御苦楽稲荷社」
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