【近江神宮(おうみじんぐう)】(滋賀県大津市) | 八百万の神の浮世絵師 持田大輔

八百万の神の浮世絵師 持田大輔

日本最古の歴史書『古事記』を題材に絵を描き活動しています。
八百万の神々が織りなす天地創造、天岩戸伝説など神様の喜怒哀楽が記された神話を少しでも多くの方に知って頂きたいと思います。

【近江神宮(おうみじんぐう)】(滋賀県大津市)

 


近江神宮は、皇紀2600年を記念して昭和15年(1940年)に、

 

天智天皇(てんじてんのう)が営んだ

 

近江大津宮の跡地に創祀された比較的新しい神社です。


日本が誇る琵琶湖と、美しい山々のふもとに囲まれるように鎮座し

 

石段を昇ると朱塗りの壮大な楼門が出迎えてくれます。

ご祭神として祀られる天智天皇は、

 

中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)として「大化の改新」という

 

国政の大改革を実行し、天智天皇6年(667年)飛鳥(奈良県高市郡明日香村)から

 

大津へ遷都し、この大津の地で正式に天皇に即位され

 

激動の人生を歩んだ天皇です。

 

また日本で最初の時計・漏刻(ろうこく)(水時計)を

 

採用した事から時の守護神ともいわれています。

第二次世界大戦の終戦直後に、神道指令が発令された

 

昭和20年(1945年)12月15日に、戦後復興をご祭神天智天皇に

 

祈願した昭和天皇の勅令により、近江神宮は勅祭社に治定されました。

大津に都があったのは僅か5年あまりで、

 

「壬申の乱」のあと都は再び飛鳥に戻された為、多くの謎が残ります。

 

しかし、現在では近江神宮一帯は住宅密集地となっているため、

 

大規模な発掘調査の実施はなかなか難しいようです。

水時計の「漏刻」は、近江朝から平安末期まで採用されたとされるもので、

 

天智天皇は中大兄皇子と呼ばれた皇太子時代の660年、

 

日本で初めて水を用いた時計、漏刻を作成したと記録が残り、

 

現在の奈良県明日香村、水落遺跡がその遺構とされています。

その後、壬申の乱の前年671年に、初めて漏刻を用い鐘を鳴らし

 

大津の人々に時間を伝えたといい、現在の暦ではその日が6月10日に当たる為、

 

1920年に6月10日が時の記念日として制定され「漏刻祭」が行われていて、

 

各時計メーカーの新製品がお供えされたり舞楽の奉納が行われたりします。

また、『小倉百人一首』の第1首目の歌を詠んだ天智天皇にちなみ

 

競技かるたのチャンピオンを決める名人位・クイーン位決定戦やかるた開きの儀が

 

毎年1月に行われ、人気漫画が映画化された

 

ロケ地にもなり「かるたの聖地」とされています。

例祭は大津宮に遷都された記念日の4月20日に勅使が

 

参向して行われています。

 

このほか主な祭典として、6月10日時の記念日の漏刻祭、

 

7月7日(年により5日)の燃水祭、

 

11月7日の御鎮座記念祭、12月1日(年により2日)の初穂講大祭、

 

1月前半の日曜日のかるた祭(かるた開きの儀)などが行われます。

◆ご祭神
38代天智天皇(てんじてんのう)又の御名:天命開別大神(あめみことひらかすわけのおおかみ)
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