【ヤシマジヌミノカミ/スサノオの御子神】 | 八百万の神の浮世絵師 持田大輔

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日本最古の歴史書『古事記』を題材に絵を描き活動しています。
八百万の神々が織りなす天地創造、天岩戸伝説など神様の喜怒哀楽が記された神話を少しでも多くの方に知って頂きたいと思います。

【ヤシマジヌミノカミ/スサノオの御子神】

 

 


@art.mochida.daisuke
ヤシマジヌミノカミ(八島士奴美神)は、

 

『古事記』において、ヤシマジヌミノカミから

 

トオツヤマサキタラシノカミ(遠津山岬多良斯神)まで

 

十五柱を指す十七世神(とおまりななよのかみ)

 

初代とされる神様で、スサノオとクシナダヒメとの間の御子神です。


スサノオとカムオオイチヒメとの間に生まれたとされる

 

オオトシノカミ(大年神)やウカノミタマ(宇迦之御魂神)の異母兄にあたります。


イザナギの孫でもあり、山の神オオヤマヅミのひ孫でもあります。


また、ヤシマジヌミノカミはオオヤマヅミの娘である

 

コノハナチルヒメを娶り、フハノモヂクヌスヌノカミを設けました。

『日本書紀』においては

 

スガノユヤマヌシミナサルヒコヤマシマシノ(清之湯山主三名狹漏彦八嶋篠)、

 

スガノユイナサカカルヒコヤシマデノミコト(清之繁名坂軽彦八嶋手命)、

 

スガノユヤマヌシミナサルヒコヤシマノ(清之湯山主三名狹漏彦八嶋野)などの

 

名称で記述されている神名が同一の神といわれています。

 

「清之湯山(スガノユヤマ)」は出雲の地名で、出雲と大変縁の深い神様といえ

 

スサノオの正統後継者で出雲の領主、地主神ではないかと思いますので、

 

スサノオに似た風貌のイメージで描いております。

『先代旧事本紀』ではヤシマジヌミノカミの別名を

 

オオナムチ(大己貴神)とし、粟鹿神社(兵庫県朝来市)の書物

 

『粟鹿大明神元記』では

 

ソガノユヤマヌシミナサムルヒコヤシマシヌ(蘇我能由夜麻奴斯弥那佐牟留比古夜斯麻斯奴)と

 

記述されていて、非常に名前の表記が多くあり、また名前も長く複雑な神様です。

ヤシマジヌミノカミの「八島」は「多くの島々」、「士」は「知」(領有する)、

 

「奴」は「主」、「美」は「神霊」と解し、

 

名義は「多くの島々を領有する主の神霊」と考えられていますので、

 

かなり位の高い神名と思われます。


【別称】
スガノユヤマヌシミナサルヒコヤマシマシノ(清之湯山主三名狹漏彦八嶋篠)、
スガノユイナサカカルヒコヤシマデノミコト(清之繁名坂軽彦八嶋手命)、
スガノユヤマヌシミナサルヒコヤシマノ(清之湯山主三名狹漏彦八嶋野)、
ソガノユヤマヌシミナサムルヒコヤシマシヌ(蘇我能由夜麻奴斯弥那佐牟留比古夜斯麻斯奴)

【系譜】
スサノオとクシナダヒメの子

【祀られている神社】
粟田神社(京都府京都市東山区)
八坂神社(京都府京都市東山区)
男山神社(香川県さぬき市寒川町)
片埜神社(大阪府枚方市牧野坂)
須加神社(三重県松阪市嬉野権現前町)
河邊神社(島根県雲南市木次町)
須我神社(島根県雲南市大東町)
多倍神社(島根県出雲市佐田町)
兵主神社(兵庫県西脇市黒田庄町)
八島手神社(静岡県田方郡函南町)

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