片耳難聴に対する合理的配慮とそのフィードバック | Minotake+ ミノタケプラス

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2022年8月に約6年の2回目のアメリカ駐在帯同、ボストンから日本帰任。これで人生15回目、結婚して7回目の引っ越し。お気に入りに囲まれ自分の身の丈に合った生活を目指しています。アスペルガー症候群の変人夫と高校2年生の男子と三人暮らし。料理とお菓子作りが大好き。

アメリカにいるとお正月気分って
ほぼ無い。
学校も仕事も1/3(月)から
普通に始まるからね。

特に今年はサンクスギビングから
お正月までほぼ全力で走り抜けた私。
カレッジのファイナルもあったし、
ソーシャルが戻ってきていたからね。
今はオミクロンでほぼ延期😭
 
 
先日2022年に初めて会った友達に
「クリスマスはどうしてた?」
って聞かれて
もはやクリスマスの事すら
思い出せない私・・・。
ホント記憶力が悪くなってます😅
 
 



アメリカは既にバレンタイン商戦💕


 

うちの子、片耳難聴です。
右耳小耳症外耳道閉鎖なので。
もう片方が普通に聴こえているので
日常生活には問題はありません。
 
この
「日常生活には問題はない」
「学業的には問題がない」
には実は大きな隔たりがあってね。
 
実際には
「学業的にはちょっと問題がある」
というのが本当だと思う。
恐らく
「周りからの適切なサポートで
なんとか保っているけど、
結構本人が努力をしている」
って言うのが本音だと私は思います。
 
 

 
日本だと片耳難聴に対して
学校では特に配慮は無かったけど、
アメリカでは毎年1回ミーティングをして
フィードバックをしながら進めています。
 
これ、意外に大事。

なんでって気が付くと本人も周りも
片耳難聴だって忘れちゃうから。
それは日常生活には問題がないから。
だけど学業的にはやはり配慮が必要。

ちなみにうちの子のクラスには
難聴の子が3人位います。
先生が対応し易い様に
同じクラスに集められてます。

具体的には
☆先生は授業中はFM補聴器のマイクを
使う
☆子どもの席は前の方にする、
聞こえる方の耳が先生の方を向く様に
☆スピーカーの隣に座らせる
☆クラスのドアは閉める
☆分からなければ分かる迄、
聞こえる側から話しかける
☆聴こえているか確かめる
という事項を共通認識で持ちます。

 
2021年12月にミドルスクールの
・チームリーダーの先生
・ヒアリングコーディネーター
・8thのカウンセラー
・ハイスクールのカウンセラー
とZoomで面談。

これらの事項はハイスクールにも
引き継がれるから
ハイスクールのカウンセラーも同席。
ヒアリングコーディネーターは
引き続きサポートしてくれます。


先ず最初に担任のSocial Studyの
先生から
「テストはほぼ満点で良く出来てる。
だけど記述が弱いし説明が短い。
エビデンスが少ない。
もっと沢山の本を読んで
知識を付けないとこれから伸びない」
と言われてしまう・・・。

あれ、この前のconferenceでは
「良く頑張ってる」
って褒めてくれたのになぁって・・・。
 

アメリカ生活が6年目に入って
英語力は付いて来たけど、
やっぱりアメリカの歴史や風土を
知らないと、出来ない問題も多い。
選挙制度とか奴隷制度とかね。
 
ミドルスクールも8thになると
EnglishもSocial Study(社会)も
科目として難しくなる。
 
そしてこれはうちの子の
聴力の問題なのか、
英語力の問題なのか、
アメリカのバックグラウンドを
知らないからなのか、
うちの子の勉強方法なのかは
正直私にも分かりません。
 
まぁ、勉強が足りないのは確かよ😅
取りあえず宿題はやってるレベル。
 

 
そして、14歳になるうちの子は
補聴器を付けるのを嫌がるようになって、
本来はFM補聴器を授業で使ってるけど、
先生用のマイクを持参しなかったり、
自分も補聴器を付けてない事も
多々あるらしい・・・。
 
 
前の方の席をお願いしているのに
一番後ろの席になっていたり。
そんな時に限って
補聴器を付けてなかったりと
色々とうちの子は残念な事をしているらしい。

それらはヒアリングコーディネーターが
巡回していて気が付いてくれました。
先生方も沢山の生徒がいるから
忘れちゃうよね。

 
 
私達のタウンでは、
公立のエレメンタリーから
ハイスクールまで、
専任のヒアリングコーディネーターが
付いてくれます。
 
彼女は沢山の子どもを担当、
だから子ども達の問題も
理解してくれているし経験も豊富。
そしてうちの子を3rdから見守ってくれる
心強い味方。
 
うちの子が渡米当時は
全く話さなかった事、
今はいつも友達と話しているのを見て
一緒に喜んでくれます。
 
 

ミーティングが終わって、
うちの子にはきちんと
補聴器を付ける様にと伝えました。
 
こちらが合理的な配慮を
学校や先生にお願いするなら
きちんと私達も義務も果たさないとね。
 
そして定期的にミーティングを持って
キャッチアップをする事って
大切だなぁって感じます。

基本に戻って補聴器をちゃんと付けないとね。
やっぱり聴こえは学力に影響してます。