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yanu風呂

ゆっくりしてってください

よしもとばなな「デッドエンドの思い出」読了。

短編集なので気軽な気持ちで読み始めたが、なめてた。

どれもよかったが、「おかあさーん!」は、電車なのに泣いてしまった。
なかでも、悪意や悪意のない無神経に触れたときの、「自分は平気だと思ってたのにちがった」という感じ。
それが限界に来たときのほどけかたからの、我にかえったときまでの描写は、すごかった。完全に感情移入した。
プロの文章を読んだ、という爽やかささえあった。
よしもとさん、あっぱれ。
恩田陸「蛇行する川のほとり」読了。

少女、というものの美しさを保存しておけるひとは少ない。きらきらした少女漫画はだから価値がある。
でも、少女のあの、独特な危うさや怖さを保存できるひとはもっと少ない気がする。
漫画家なら望月花梨、小説家なら恩田陸だ、と思う。

「常野」シリーズの出版社なので、いつ「あれ」やら「あの世界」やら言いだすかと思ったが、小夜子っぽいはなしだった。
中盤まで身構えていたわー。

いっそ冒頭に「「あれ」度の高いはなしです」とか「恩田作品初心者も楽しめます」とか書いてほしい。
働いていて、ずっとずっと感じている違和感。

「事務」ということばに含まれている期待感と、自分がしてきた仕事と、報酬のギャップ。

同僚は「事務にしては給料がいい」という。

わたしは「労働量にくらべて対価は低い」と思う。

会社は「まわりとのバランスで、きみの給料はあげられない」という。


問題なのは金額ではなく、自分の認識。


仕事で応えるから!と報酬を期待するでもない。
お金はいらないから!と労力を抑えたがるでもない。
自分の中途半端さはなんなんだろう?

「やってあげてる」という気持ちで仕事をしすぎといわれて、あぁ、そうなのかとおもった。

だけど、
どうやったら「やらせてもらえてる」なんて思えるんだろう?


ぬるいぬるい
低温のお湯で
指先がふにゃふにゃになっている。

そんな風におもうな、もったいない!といわれるけれど


むだにしているのは

なんなの?


そのこたえはだれもくれないな。


得られるものはなに?

得られたひとはいる?

そのこたえは、まだみつけられないな。