そんなわけで中退して、通信制の高校に転校した私だった。



私の転校したのはN高等学校というところだ。最近はCMも多いので、知っている人は多いのではないかと思う。




N高は新しい取り組みを沢山していて、イラストやIT、投資など色んなことを学べる学校でもあるのだが、変わった学校のイメージを持ってる人も多いと思う。




私は高卒の単位だけのために入ったのでそういう最新の授業は詳しく分からないけれど、N高には本当に救われた。とにかく高校を卒業できて良かった。担当の先生も、メンタルが弱っている学生への理解があったのがとても良かった。



通信の授業は私の学校の授業より遥かに簡単であった。教室でじっと座っている必要もない。本当はここまで苦労する必要はなかったんだなと、そこで分かった。




ただ、勉強に意味が感じられなくても、高校を卒業して大学には行った方がいいという考えが心の底にはあった。



しかし、中退する前に通っていた塾は、教室に入ろうとすると足が動かなくなり、通えなくなってしまった。



オンライン授業なら受講できるのではないかと感じ、東進ハイスクールの入塾を考える。



両親とも話し合った結果、

高校の単位は通信制で取って、受験勉強は東進。このスタイルで行こうということになった。



とはいえ、辞めたらメンタルが元に戻るというものでもない。



今まで順調に通っていた東進にも途中で行かなくなり、入院もした。思い出したくないことも色々あった。



試験前までの3ヶ月くらいは、寝たきりで過ごしていた。





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入試編


数ヶ月頑張ったものの、知識は少ししか頭に入らないし、私の学力はあまり上がらなかった。それでも両親が私のレベルで合格できる大学を探してくれた。





入試は何校か申し込んだものの、起き上がれず休むこともあった。無理をして受けた大学もいくつかあるが、落ちた。




ただ、とある大学の試験日だけ、すっきり起きられて調子の良かった時があった。その大学にのみ合格した。今考えると、目に見えない力が働いたんじゃないかと思わざるをえない。




色々ありすぎたけど、無事に大学に通うことが決定した。


③に続く→


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