ラミンとアダム、奇跡のシンクロ。 | ソウルの夜明け前

ソウルの夜明け前

海外で働いて9年目。今やアジア最強のエンターテインメント国家になった韓国・ソウルで美しく、幸せに働きながら音楽とミュージカル等エンタメに囲まれて暮らしてます

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待ってました、のラミン・カリムルー様の来韓公演。
会場となった梨花女子大学では、約1時間くらい前から、コンサートホールロビーや隣のスタバで可愛い女性たちが集っていました。

そんな中、スタバの店内で斜め隣に普通に座っていたのが・・・

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神様、仏様、マイケル・リー様。
ジーザスと同じ白シャツが眩しく、ソウルのスタバを一瞬にしてシアトルに変えてしまうくらいの魅力を放っておました。

このマイケル・ジーザス様、ラミン様の先月の「4 Stars」も観に行っており、二人は相当な仲良しさんであることが分かりました。

コンサート中も、ラミン様が

「おおーーーーーい!!僕の大親友のマイケルはどこに座ってるんだい?
マイコーー、どうか手を上げてくれ!」

と客席に突っ込み、もちろんノリノリで手を上げていらっしゃるマイコー様がおりました。

他にも、コンサートの前の日にラミン様がレミゼを観た関連で、現在チョン・ソンファさんと(もはやダブルキャストと言っても過言ではない)Alternative Castのキム・ソンミンさんがいらっしゃったり、『宮』ミュージカルの初代ユルくんでもお馴染み、現在たぶん公益中かもしれないチョン・ドンファさん等もいらっしゃり、ラミン様がいかに韓国内で注目されているかが分かる客席の華やかさでございました。

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一体どんなコンサートになるかとワクワクして行った先には、ダンガリーシャツを着て(注:吉田の栄ちゃんではない。)ギターをつま弾くラミン様の姿が。

そうなのです。
今回のソウルのコンサート、ラミン様がコンサート中なん回も「ブルーグラス・ブロードウェイ」と話していたように、カントリー色が強い素敵なものでした。

四人のバックバンドを引き連れ、静かに歌い出すカントリーの曲たちは、朗らかで新鮮。ラミン様が自ら一番好きな音なんだろうなぁと感じてしまう程の幸せ度で、歌っていました。

そして、このブルーグラス・ブロードウェイ。「ブロードウェイ」との名前が宣言するように、数々のミュージカルの名曲をギター数本とキーボードで奏でる編曲をしてくれまして、これがまた、

☆神聖なWhy god Why
☆心に響くMusic of the Night
☆号泣のBring Hime Home
☆変化球マリウスってるEmpty Chairs,Empty Places
☆韓国バルジャンのソンミンさんをいきなりステージに呼んでソンミンさん:韓国語、ラミン様:英語で歌った民衆の歌
☆カントリーといえば、オクラホマ!
☆号泣必至の囁くI Dreamed A Dream

などなど、会場中が身を乗りだすしかない展開に。

ラミン様のあのミュージカルっぽい、どこまでも伸びる声が、あんなにもカントリー音楽に合うとは、幸せな驚きでした。

そして、今夜の自分的ハイライトは何と言ってもこの一曲。


Music Of The Nightの前に、ラミン様が「きっとみんな気に入ってくれると思うな。」と歌い出したのが・・・

あの・・・
あの・・・
あの・・・

名曲

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「ラダメスの手紙」from ミュージカル『アイーダ』だったのです。

軽く呼吸困難になりそうだったのは、何を隠そう私のミュージカルの大横綱であるアイーダ初演でラダメス役を務めたアダム・パスカル様の雰囲気と同じような限りない優しさで歌ってくれたのです。

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アダム様がまだラダメスを演じていた時、冬のニューヨークに何回も通っていました。

苦手な真夏のソウルで、雪の舞うニューヨークを感じた、奇跡の一夜となりました。


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