韓国よどこに行く?日米韓のこれから | 反新自由主義・反グローバリズム コテヤン基地

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ヤン・ウェンリー命は2ちゃんねるのコテハンです。

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どうやら安倍総理は駐韓大使の帰任を長引かせる方針のようです。これは賛成。

日韓合意とか関係なくウィーン条約違反だから!ということで2015年末にそうしてくれたら良かったんですが(笑)

 

んで今日は珍しく安倍政権批判ではなく、韓国ってどーなんの?と軽く書いてみようかなと。あまり普段から興味があるわけではないので、号外で済ましてしまうわけですが(笑)

日本からしたら日韓合意が「最重要な議題」なのでしょうが、韓国からするとTHAAD(高高度ミサイル迎撃システム)をど~するねん!が最重要な課題になりそうです。

といいますのも、朴槿恵大統領がTHAAD設置を決めてからというもの、中国からのプレッシャーが半端ありません。

先日は中国から「軍事演習などのスケジュールは全て停止!戦闘機10機を防空識別圏に徘徊させたる!」という非常に強いプレッシャーを受けており、まさにアメリカと中国の板挟みという状況です。

韓国国防部「中国軍機の防空識別圏侵犯はTHAAD配備と関連」、国会に報告―韓国メディア

ちなみに一つ言いますと、日韓合意違反で日本が「日韓のSWAP停止!」とプレッシャーを掛けておりますが、これは経済面からのプレッシャーと言えまして、この裏には「日米の陣営に戻ってこないとひどいことになるぞ!」というメッセージのようにも思えます。要するに中国と日本がやっていることは一緒、とも解釈可能なんですね。制裁のプレッシャーによる自陣営への引き込み。

 

THAADの配備は中国にとっても国防上の大変重要な問題と見て取れますし、そのためにこのように強いプレッシャーをかけて、何とか韓国を中国側になびかせようとしていると見えます。

これはもう地政学上の問題として「当たり前の帰結」ではあります。

これに対しての「トランプ大統領になったアメリカの出方」が非常に重要です。

 

アメリカとしても韓国へのTHAADの設置は重要な戦略の一環のはずです。ちなみにネットでまことしやかに「在韓米軍が撤退する!」なんていう「噂」が流れておりますが、現時点では否定されておりますね。

米国防長官候補 「在韓米軍撤退計画はない」

あくまで現在決定しているのは、アメリカから韓国軍への戦時統帥権の返還です。要するに北朝鮮と何か事が起こった時に、韓国軍はアメリカ軍司令部の命令に従うことになってまして、まぁこれを韓国が「返せ!」というのは、ある意味で当然ですね。主権国家として。

 

こうなるとアメリカが今後どう出るか?が肝要ですが、実はトランプの過去の発言にそのヒントを見ることができます。つまり彼は

「アメリカの同盟国はもっと費用を負担しろ!」

と発言したのは有名です。これはちょっと深く観察すると、現時点では同盟戦略を捨てていない、むしろ重視しているために政治的な発言をしたと見ることが可能です。

何故か?

 

ようするにトランプは「アメリカの同盟戦略のコスパが悪くなってきている。だからコストを下げよう」と言ってるにすぎないわけです。実は同盟戦略を捨てる気は毛頭なくて、かなり計算して発言しているのかも?と思わせられます。現段階ではあくまで推測に過ぎませんが。

これが当たっているとすると、実はやはり日韓合意が有耶無耶になる可能性があります。

考えてみてください。

 

「中国にプレッシャーを掛けられて、今にも中国になびきそうな韓国」と「完全にアメリカ側についている日本」。しかしアメリカとしては「韓国も当然、自陣営に必要」となりますが、韓国は中国とアメリカを両天秤にかけてギャーギャー言っている。この中で「誰に妥協を求めるか?」

まぁ多分日本でしょう。

つまりトランプがアジアからの撤退戦略を取らない限りにおいて、韓国のもともとの地政学的不安定さから、アメリカは韓国に対して配慮する可能性が高いわけですね。

 

とまぁここまで書くと「韓国の地政学的要因って羨ましい!」と思う方がいらっしゃるかもしれませんが、けっこう大変だと思いますよ。

万年属国と揶揄されるのも歴史的には事実で、常にランドパワーの圧政を受け、支配を受けてきたわけですし、海上航路としてもちょうどよい位置にあり、実際に日露戦争では単なる戦場になる可能性だってあったわけです。

常に大陸側からの圧迫に晒され、そして海にはシーパワーの日本があり逃げられないたまらない。

私も朝鮮半島の民度が「良い」とは思ってませんが、地政学的に長い歴史によって形成された一種の風習なのでしょう。

いくら日本が韓国を批判して道徳を説いたところで、変えようがないのは「歴史」からも明らかです。

 

日本が本当の「自存自衛」「自主独立」をなし得た時に、初めて「韓国とかかわらない日本」が出来るわけですね。

現在のアメリカに「軍事的庇護を受けている状態」では、必然的にアメリカが重要視する限りはかかわらないといけない。

だからこそ日本は「国力を増す」ために財政出動と健全な言論の育成、という話になるわけです。

「日韓断交を目指すなら財政出動と国力の増加!」でございますよ。

 

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