今回の選挙の争点は一体何なのか？挙げられているものに以下があります。
・デフレ脱却、景気回復(自民)
・脱原発、原発容認(全党どちらか)
・公務員改革、統治機構の抜本的改革(維新、みんな等)
・TPP、反TPP(全党どちらか)
・世襲(民主)
・外交、安全保障
・憲法改正(維新、自民等)
・道州制
さて、政治とは私たちの暮らしに直結を致します。では「私達国民の暮らし」とは何でしょう？
大多数の国民の皆さんは仕事をしてお金を稼ぎ、日々の平穏な暮らしをを送ることこそが望みなのだと考えます。
これが国民の暮らしの一番根本的なところであり、これに平穏がもたらされてこそ「他の政治課題」も寛容かつ理性的に議論ができるのだと思います。
現在はデフレであり、また民主党政権になってからのコアコアCPIと平均所得のグラフを見てもらえれば一発で分かる通り、完全に「所得」が激減しております。
このような場合、ルサンチマンは吹き上がり、またいわゆるショック・ドクトリンというやつが通りやすい状態であり、国民が理性的ではなく感情的になる可能性が非常に高と考えます。
ですのでコテヤンとしてはまずはデフレ脱却、景気回復で国民生活をしっかりとしたものにしてから、その後に原発問題やら公務員改革やら憲法等を考えればいいのではないか？と思います。
逆に今、統治機構の抜本的改革とか言う奴をやって何か国民にいいことがあるのでしょうか？これで国民の生活が良くなるのですか？と問いたい。
世襲議員がいなくなれば国民の生活は良くなりますか？
公務員改革で国民の所得が上がるんですか？
TPPを推進すれば国民の失業率は下がりますか？
脱原発すれば国民が幸せになれるのですか？
道州制で地域格差は更に広がりゃしませんか？地方切り捨てではないですか？
まぁ外交や安全保障は国の礎ですので、建てなおしていかなきゃならんにしても憲法改正はまだ急ぐ必要もなく、まずは経済なのだと思います。
前々から主張しているように私は「グレートリセット」なるものは本当に馬鹿の論理でしか無いと思っております。
商売をやっている人間なら「いまの商売を一回潰して、再構築し直す」ということがいかに馬鹿げた話しであるか、実感して頂けるかと思います。
(商売の鞍替えは別ですよww)
長年のノウハウを活かすならば再構築したものは「少しだけマシなもの」にしかならず、むしろ一回潰すデメリットのほうが完全に大きい。
ノウハウを生かさずに「理論」のみで再構築した場合、前より売上が上がる保証なんてどこにもないどころか、いたずらに原資を毀損し傷を広げるリスクが死ぬほど大きいのは明明白白なのです。
コテヤンくらいの零細でもそうなのですから、これが国の規模となると…もうアホかと。おままごとしてんじゃねーよと。
もしも「それは違う！」とおっしゃる人がいるのならば、どうぞ貴方のお勤めの会社で「グレートリセット」を主張してみて下さい。
無理でしょ。いかにグレート・リセットなるものが絵空事で、空虚な妄想なのかが実感して頂けると思います。
さて、こんな絵空事が未だに一定の支持層に受けているのはなぜか？と考えますと、その答えは明白なのです。
「政治をワイドショーとしてしか見ていない」
これに尽きるのです。
今自分が生きている日本という国とはまた別に、どこか異次元にでも日本の国会があり永田町があり、自分たちには関係がないと思っている。
自分たちは当事者ではなく「観客」であり、別に国会で何が起ころうが何が決まろうが「自分にだけは降りかからない、自分の生活は今のままだ」と思っている。
日本はまだ他国と比較をすれば豊かですが、それゆえに生まれた政治に対する「当事者意識の欠如」の行き着く先が「グレートリセット」でありそして2009年の「政権交代」だったわけです。
明確に2009年当時の調査によりますと民主党に政権担当能力があると答えた人がわずか2割、自民党で5割だったそうです。
つまり「政権担当能力なぞ無い」とわかっていながら、我々国民はワイドショーのごとく「おふざけ」で政権交代をさせてしまったわけです。
今の日本の苦境は一体誰が招いたものでしょうか？
政治家ですか？官僚ですか？既得権益層ですか？
コテヤンは断言します。今の我々の苦境は我々自身が招いたものだのだと。
2009年に国民は「おふざけ」で「政権交代」をしたのだと。
そして3年3ヶ月。我々は思い知りました。今度こそ正しい経済政策を実行する政党を選ばねばならないのだと、当事者意識を持って選ばねばならないのだと強く主張したいと思います。
以上、本日は長文ですね。ちゃんちゃん
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