国土の設計とサーバーの設計は似ているかも | 反新自由主義・反グローバリズム コテヤン基地

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ヤン・ウェンリー命は2ちゃんねるのコテハンです。

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はいコテヤンです。
いやね、仕事しててなんか似てるなと思って、こんなタイトルになったんですけどね。

今日は多分短い文章になると思う。以下共通点。

1)どちらも物理的な障害に対して強くないといけない
2)冗長性(バックアップや代替機)は欠かせない
3)通信(交通)インフラは複数の方が望ましい

んでまぁ1)は耐震化だとか、データセンターの分散化、国で言うと東京一極集中の機能を地方分散しましょうみたいな話。

2)は冗長性。サーバーで言うとRAIDにしたり、バックアップを取ったり。国で言うと災害が起きてもすぐに復旧復興できるように土木建築関係を大切にしておくこと。

3)はいくらサーバーがRAIDだバックアップだとしていても、回線が途切れたら終了。なので複数確保が望ましい(1ともかぶるけど)。国の場合は道路や高速交通網の2重化。いくら潤沢に土木関係の供給能力があっても道路がなけりゃいけないし。


サーバー(別に本業ではないんですがね)を扱っているとわかると思いますが、サーバーに障害はつきものです。思いもよらない時におきます。人間の都合なんて構っちゃくれませんw
まぁ24時間年中無休で動いている機械ですから起こらないほうがおかしいんですが。んでまぁいざ障害が起こった時に如何にしてストップさせないか(RAID等)、ストップした場合にいかに早く復旧させるかが信頼性の高いサーバー運営のポイントなのですね。

実はサーバーも予算を少なくして、機材を少なくして効率化を図ることは可能です。RAIDを組まず、バックアップ用のHDDも購入せず回線も一本のみで、データ分散も行わない。これなら格安でサーバーができますし、ちゃんと当面は動きます。HDDが飛ばない限りは。

現在の日本もなんだかこれに近くないですか?
被災地では建設業の供給能力が足りていないとも聞きますし、遅々として復旧、復興が進まない。
効率化だ効率化だと言いながら公共事業を半減させ、土建の供給能力を既存していった結果、災害に対しての復旧能力が著しく落ちている気がします。


私達の命を守るものはコンクリートでありダムであり、道路であり土建業なのです。
その冗長性が効率化の名のもとにドンドンと削られてきたのが、1990年代後半からの日本です。

会社の重要データを信頼性の乏しいサーバーに預けられますか?
私達の命を信頼性の落ちてきている国土に預けられますか?
サーバーならば選べますが、国は選べません。ならば日本というサーバーを冗長性があり、信頼性のある国土に変えていってくれ!と私達一人ひとりが声を上げなければならないのではないか。そう思う今日この頃です。



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