スピーナムランド法で既にベーシックインカムの社会実験が終わっていた件 | 反新自由主義・反グローバリズム コテヤン基地

反新自由主義・反グローバリズム コテヤン基地

反新自由主義・反グローバリズムの立場での政経論、時事ニュースなどを解説。
ヤン・ウェンリー命は2ちゃんねるのコテハンです。

反新自由主義・反グローバリズムコミュニティ【ブルーオーシャン】の管理人もやっています。

本日大変面白い記事があったのでご紹介。あ、コテヤンです。

ベーカムは「愚者の楽園」追記
http://blogos.com/article/33989/?axis=p:2

でスピーナムランド法とはなんぞやというのを軽く概要説明。
・イギリスで1795年~大体40年間にわたり施行されていた法律
・パンの価格に応じての賃金の扶助、つまり最低生活保障かな


いわゆるBIで言う所の負の所得税に似たものかと思います。
この結果イギリスで何が起こったか。

・労働意欲の低下、労働倫理の破壊
・賃金の低下

ま、考えてみると当然の結果ですわな。
労働者は最悪「働かなくても生きては行ける」ので労働意欲は低下するし、経営者は安い賃金で雇っても「国」がその賃金を補填してくれるんだから、安い賃金を設定しますわな。

この2つの悪循環が回りまわっていくとはてさてどのような社会になり、その社会を正常化するためにどれくらいの年月がかかるのか?なんて容易に想像のつく話です。

このスピーナムランド法というのはスピーナムランドというイギリスの小さな一角で、判事たちが善意で出した博愛を地で行くような判決が元らしいのですが、よもや判事たちもこのような結果を招くこととは思いもしなかったでしょうなぁと。

さて、ベーシックインカムの大きな問題点がまた一つ浮き彫りに。ちゃんちゃんと。




発信力強化のためにクリックお願いします