【二人三脚♡発達障害のお片付け】プロローグ~出会いと決断~ | ライター&おへやニスト芝垣茜のIt's my LIFE !!

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 こんにちは。素敵なひとり暮らし、実家暮らしを応援します!
 おへやニストの芝垣茜です。
 
 
 これから継続して書いていきたいテーマがあり、ご説明したいと思います。
 
 発達障害 という言葉を最近は耳にする機会が増えました。
 この言葉がようやく日本で浸透してきたのも、ここ10年ほど。最近になってメディアでも取り上げられる機会も増えましたね。
 
 この度とあるご縁から、ADHD(注意欠陥・多動性の発達障害の診断済み)の方のお片付けをお手伝いさせて頂くことになりました。
 その方の了承を得て、これから少しずつブログの記事にしていきたいと思います。
 
 実は、私の身内にも発達障害と思しき人が何人かいます。(正式に診断を受けていないのですが、そう考えればつじつまが合うのです) かつて長くアルバイトとして働いていたところにも、アスペルガーかな?と思う方もいました。
 
 おそらく、同じような境遇の方、周りにも似たような人がいて悩まれている方がきっと多くいるはずだと思い、私もこの片付けを記録していきたいなと思ったのでした。
 
 
 
 (村上由美さん著。参考にしています)
 
 
 
 まりかちゃん(仮名) と出会ったのは、今月半ばのこと。
 
 建築・インテリア・住まいのSNS 「Houzz」 経由でメッセージが届きました。「発達障害(ADHD)と精神疾患があり、部屋が片付けられず困っている」とのこと。 (後で聞いたことですが、片付けサービスなどで検索をしているうちにHouzzにたどり着いたのだそう)
 
 私はHouzzに登録してますが、まったく更新していませんでした。しかしHouzz経由で問い合わせがあったのは初めてではありません。大抵、料金などの説明をするとそこで相手とやりとりが止まってしまうのですが、彼女の場合は少々異なりました。
 
 数度のメッセージのやり取りからわかったのは、他の業者にも問い合わせた経験があること(そのニーズが合わないこと)、ただ片付けたいのではなく、片付けられるようになりたいということ。
 
 
 実は、私はあまりお宅を訪問してのお片付けをしていません。ブログでも訪問お片付けの料金メニューは載せていませんしね。
 やらないわけではなく、「応相談」というかたちにしていました。普段はもっぱらルームスタイリスト講座の講師業がメインになっています。
 
 私自身は個人で活動していますし、ひとりでやれることも限られてます。まずは現状を見てみないと……ということもあり、ひとまずお会いしてお話をすることに。
 
 
 訪問予定の日、定刻にインターホンを押すとなぜか応答がなく……お電話をしても出ません。
 もしかして服薬などの影響で調子が悪いのかな、と心配になりました。すると40分ほど過ぎたところでやっとお電話が繋がり、中へ入れて頂きました。
 
 まりかちゃんは、その日ごとに体調に大きな波があり、薬の影響もあり眠ってしまっていたとのこと。
 しきりに謝ってくれましたが、私はさほど気に留めていませんでした。
 
 発達障害と教えてくれていたので、私はあらゆることを想定できていたからです。
 
 
 肝心のお部屋は確かに散らかっていますが、思っていたほどでもありませんでした(;^ω^)
 (テレビなどでよく見るゴミ屋敷より、ずっとモノは少ないです)
 
 
 まりかちゃんがぽつりぽつりと話してくれたのですが……
 かつて発達障害の方向けのお片付けサービスを頼んだこともあったのだそう。
 
 しかし、度重なるインターホンの音が怖くなり、ドアを開けることができなくなってしまったのだと教えてくれました。信頼関係の構築が難しいとのことで、そのアドバイザーさんとはそれ以降ご縁がないのだそうです。
 
 
「でも、私のことはこうしてちゃんとお部屋に入れてくれたよね」
 という私に、まりかちゃんは
「お待たせしちゃって申し訳なくて……」
 と言ってくれました。
 
 笑顔のとってもすてきな子。
 発達障害であることを告げて誰かに助けを求めるのは、彼女にとってさぞ勇気の要ることでしょう。
 見ず知らずの私にメッセージをくれました。
 それもインターホンの音が怖いのに、私にドアを開けてくれました。
 
 
「インターホンの音が怖いなら、私は着いたら電話するね」
 
「家を出る前にも電話するから。まりかちゃんの体調がよければ、ここに来るようにするね」
 
「じゃあまず、2時間だけ一緒にがんばってみない?」
 
それがうまくいったら、そのあとも続けていこうよ」
 
 
 彼女にできるだけ寄り添った提案を出していけました。
 私は整理収納アドバイザーの資格も持っていますが、ルームスタイリスト・プロとしての意識が強いです。
 
 ゴールは今の部屋を片付けることではなく、彼女が心地よく暮らせることなのです。
 
 
 私が一方的に片付けるのではありません。私も試行錯誤、うまくいくかはわかりません。
 
 「私でよければ、一緒にがんばりたい」 と伝え、彼女も笑顔で頷いてくれました。
 
 だからこれから、「二人三脚」です(*^-^*)
 
 
 
 
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