Aloha!
長らく衣装で使っているパウ(スカート)
色々なトップスにも合うし、色も映えるのでステージでは大活躍!
でしたが、この度ウエスト部分をリメイクすることに。
やってみた内容をこちらでレポしますので、気になった方は是非お試しくださいね
パウの丈調整とウエストゴムから編み紐への交換工程
1)既製寸法の確認
今回は既製品をアレンジするので、加工する前に既製品の寸法を確認する作業をすると、出来上がりの設計がしやすくなります
既製のパウは一番上の段を除いて、その下三段分にゴムが通っています。今回は一番上の段(ゴムが通っていない部分)に紐を通します。
上段幅は2cmでした。
全体の長さは74cm。この丈ですと160cmの私の身長には少し短いです。
生地を「わ」にした時のサイズは約1m25cmでしたので、およそ布の長さは2.5mでした。
パウにしてはライトなサイズ感です。
2)ゴムを抜いて全部の糸を外す(丈を変えない場合は下3本のみ)
何気に一番辛い作業です。2.5m×4本ですからね…
リッパーで丁寧にしてみても時間泥棒になるので、カッターで切れ目を入れて生地を広げつつ糸をザクザク切っていきます。勢いが大事!
3)水洗いして、アイロン掛けをする
折り目などがしっかりシワになっていますので、糸を切ったらこの工程は必須です!
生乾きでアイロン掛けをすると、シワが伸びやすいですが、生地によっては変色や生地の劣化の原因になります。一般的には化繊は後者となります。
今回の生地は綿35%、ポリエステル65%のため、しっかり乾いてからアイロンをかけます。
※それでもシワが残る場合は、軽く霧吹きしてアイロンでも個人所有のものなら許容範囲かと思います。
もしくは多少のシワは気にしないことですギャザーになる部分で、誰もわかりませんので〜
ちなみに、始めに計測したパウは74cmでしたが、バラしてアイロン掛けすると丈が76cmで作成されていることがわかりました。(うっすら76cmのラインで折れ目の部分に線が入っています)ゴムを入れて2cm短くなっていたんですね
4)パウの内側にくる部分の生地をカットする
裏側はこのようになっています。
通常の丈110cmの生地をそのまま内側に折り込んだだけの作りですので、端はこのような処理になっていました。
2cmの紐部分を3本分、その横の2本の線は端処理用です。(裏なので処理はしなくてもOKです)
5)紐を編む
今回2cmの紐3本にするにあたり、2パターンで検証してみました。
2cm、1.5cmそれぞれの紐を3本、三つ編みをしてみた結果、
2cmの紐で1cmの紐(写真右)、1.5cmの紐で7.5cmの紐(写真中央)ができあがりました。
比較している写真左の紐は巾着用の5mmの紐です。
三つ編みをすると使用する紐の幅の半分になるんですね〜
ちなみに4つ編みもしてみましたが、円錐上になりボリュームがでて通しにくそうなので、却下です。
というわけで、2cm幅に通すため1cmの紐になるよう、今回は2cmの幅にしました。
ゴムと併用する場合や、通す幅が2cm未満の場合は1.5cmの紐で作った方が良さそうです
そして、こんな感じでひたすら編む。ラプンツェルの髪を編むようにひたすら編みます
編み始めをミシンの針で固定していきました。
ミシンでなくとも重たい本や文鎮で抑えたり、クリップで留めて何かに引っ掛けてから編みこむなど、色々方法はありそうですね。
2.5mの紐を編むと、わの状態で85cm、L 170cmになりました。
3割ほど短くなります。
長い方が紐を通しやすいのでカットせずこのまま入れることにします。
6)裏側の端の処理をする
先ほどつけた印にそって処理します。
5mm中に折り込んで1cm折り縫います。(省略可能)
7)紐を通す部分を縫う
予定通り2cm伸ばしたところ(76cm→78cm)で折り、紐を通す部分が2cmになるように縫います。
事前に既存のゴムを通していた部分が少し出てくるので、塞いでおきます。
サイズ変更なしで既存の縫い目を利用する場合は、ゴムを抜いた穴があると思いますので、その直上で紐用の穴を開けます。裏になるので、切りっぱなしでもOKです。
8)紐を通す
いよいよ紐を通します。
最後の工程ともなるとなんだか寂しくなるような不思議な気持ちです。
どうか、成功しておくれ
9)完成!!
完成です
紐を通す時はこのくらいの方がやりやすかったですが、もう少し短くても良さそうですね。
でも蝶結びにして中に入れ込むので大丈夫です
既製の巾着などで使う紐を使う場合、紐のスベりが気になる場合はゴムを上段に一緒に入れます。
紐の工程がないので時短かつラクに出来ます
この場合、紐の色はなるべく白や生成りが良いですね。赤とか黄色で主張とかは不要です
・サイズ変更なく既製紐でリメイクのみの場合(上記写真)
今回紹介している工程の中の、
2)ゴムを抜いて全部の糸を外す
3)水洗いして、アイロン掛けをする
8)紐を通す(一部7の内容)
のみでOK。
8と3の工程が逆になっても大丈夫ですが、この工程の方がアイロンがかけやすいです。
おまけ
紐を編み込む時に内側に折り込んでやってみたものの、ホツレるので、パウから出てくる部分の紐にホツレ止めを使いました。
筆タイプ、確かに使いやすいです!Mちゃんありがとう
紐パウの着レポ
さて、早速紐のタイプのものを着用してみると…、
紐が滑らないので着脱時のスピード感は劣りますが、安心感があります。
また、細いゴムのパウですと、踊っているうちにずれてくる事もあるようですが、紐はきゅっと絞れるので安定感があります!
動きの速い曲でも安心して踊れそうですよ。
今回は紐パウへのリメイクを細か〜くレポさせていただきました
やってみたくなった人
イベントなどのオフシーズンにぜひお試しくださいね〜
それでは、
A hui hou
谷根千フラサークルは一緒に活動する仲間を募集中です。
活動は毎週木曜日
文京区内の施設を中心に活動しています
⭐️9時30分〜10時 ベーシッククラス(初級)
フラの基本的な動きを基礎から練習します。
初めての方はこちらから。
⭐️10時〜 ベーシッククラス(初級〜)
フラの基本的な動きを使って曲を踊っていきます。
ゆっくりしっかりと曲を仕上げていくクラスです。
⭐️11時〜 アドバンスクラス(中級〜)
フラの基本の動きに慣れてレベルアップを目指したい方、経験者向けクラス。
いろいろな曲にチャレンジしながら、ハワイの伝統的なフラを学びます。
見学・体験は随時受け付けております。
全クラスお子様連れでご参加いただけます。
お気軽にお問い合わせください。
☆持ち物☆
動きやすい服装(Tシャツ、お持ちであればパウスカート)
飲み物
汗拭きタオル
*足元は裸足です