
「ダリ」の公式ホームページをクリックしたら、このバンドのページだった。
ダリ違い。
紹介したいのは、シュールレアリスム画家サルバドール・ダリの作品。

一度見たら忘れられないヒゲが自慢の、ダリ。
ちなみに、このヒゲは水飴で固めている。
蟻がたかりそうだ。

『茹でたインゲン豆のある柔らかい構造;内乱の予感』
大学の授業で初めてこの作品を見た約3年前、これは私に、トラウマになりそうなくらいの強い印象を残した。
スペイン内戦を表しているらしいが、基本的に意味不明な題名。
引っ張られているように見えるのは女性の胸か、嫌悪感を覚えた。
体をバラバラにして組み合わせてからオッパイを引っ張っただけのような、イヤな絵。
それでも好奇心か、大学の図書館でダリの画集に見入ったりした。
私の友達も、なぜかダリ好きが多かった。
しかもみんな、普通のカワイイ女子大生。
どうやらダリの、不気味そして時々エロな作品には、不思議な魅力があるらしい。
頭にフランスパンを載せてみたり、コスプレをしてみたり、奇怪な行動や言動ばかりだった、このオジサン。
まさに、彼の描く作品は、彼そのまま、という感じだ。
それでも親しい人々には繊細な面を見せていたらしく、奇才(鬼才)的な画家の中身は計り知れない。
ダリの絵が好きかと言われたらそうではないけれど、何故かたまに会いたくなる。
そんなツンデレ的な気持ちにさせるのが、ダリの絵の凄いところだ。
