定時制高校【11】宿泊ホテル | マリアンヌのブログ

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言葉は極力選んでおりますが、人によっては私のブログを見て不快に感じられることもあるかもしれません。
でも私は方針を変えるつもりは1ミリもありません。私の思うように、私の好きなように、このブログを書き続けていきます。

こんにちは。

 

今回も私が定時制高校(夜間高校)に通っていた頃に行った修学旅行についての思い出を書いていきます。

10年以上も前の思い出で記憶も半分ぐらい薄れているため、記憶の扉をこじ開けてる今のこの勢いを維持したまま、この土日の休暇を利用して一気に書いていこうかなと思います。

 

今回は修学旅行1日目の最後、宿泊ホテルに行った時の思い出をお話します(^-^)

 

私達は体験王国むら咲むらでの観光を終え、沖縄の宿泊ホテル「ムーンビーチ」に到着しました。

 

 

 

 

 

ムーンビーチはその名の通り、海と浜辺に隣接した宿泊ホテルで、宿泊客は通常は海を堪能することができます。

なぜ「通常は」と言うのかというと、私たち定時制の生徒は学校側から海に入ることを禁止されていたからです。

水難事故を恐れての事だと思われますが、海水に足を浸けることさえNGです。

もし違反した場合、地元まで強制送還されるという厳しいペナルティが待っています。

まぁ前回も説明した通り、私たち定時制の生徒はクセ者揃いなので仕方ないです(^-^;)

 

 

 

 

 

この宿泊ホテルには、この日私達以外にも他校の修学旅行生達が宿泊していました(全日制の高校生だと思われます)

エントランスは噴水と観葉植物が飾られていて、南国風な雰囲気になっていました。

噴水の横に売店がありました(これがバスガイドさんが言ってたぼったくりの店か…)

受付で手続きしたのちに部屋の鍵を渡され、いざ部屋へと向かいました。

 

 

 

 

 

ホテル内はとても広く、油断すると迷ってしまいそうでした(汗)

そして、なんとか自分達の部屋を見つけることができました!

 

 

 

 

 

どんな内装なのか…

ドキドキしましたね…

 

 

 

 

 

おお!

なかなか良い感じですね!

高校生の修学旅行にしては上出来………ん?

 

んん!?

なんか布団があるぞ!?

この部屋に泊まる人数は私を含めて三人。

ベッドは二つで、布団が一つ。

 

これは一体…?

先生に事情を訊ねたところ、実はこの部屋は元々二人用の部屋だったけど、予算を節約するために布団を用意することで強引に三人部屋にしたんだそうです。

 

な…なんだと…

洋風な内装に布団が存在するって…

なんだその和洋による夢のコラボレーションは…

聞いてないぞっ!

そんなの修学旅行前の説明会で言ってなかったじゃないかっっ!

 

でもここで文句を言っても仕方がないので、受け入れるしかありませんでした。

立場的に一番年上の私が布団を使うよと提案しましたが、他の二人のうち一人が「布団が良い」と言い張ったので、その子が布団を利用することに決定しました(無理させちゃったかな…)

 

 

 

 

 

ん~。

シンプルではあるけど、予想してたのよりは断然良いので満足です。

荷物と夜食用の飲食物を置いて、いざ記念撮影開始!

 

 

 

 

 

記念撮影!

右のピンク色が当時の私で、左の紫色がクラスメイトです。

紫君は陽気で明るくて根は良い奴なのですが、その、なんというか…彼は強いフェミニスト(女性尊重主義、女性至上主義)で、常にどんな時であっても女の子の味方という男性でした。

 

女の子の味方」というと聞こえは良いですが、たとえば、教室で男子と女子がトラブルを起こしていた場合でも、紫君は善悪や原因の所在を一切考慮することなく、ただ女の子だというだけで女子の味方をしてしまう人でした。

 

当事者双方の事情を聞く段階をすっ飛ばして、いきなり「やめろよ!」と女子を守る態勢を取ったりするわけです。

性格はとても明るくて気さくに会話もしてくれるので、決して悪党ではないのですが、100%女子の味方というスタンスに私はちょっとだけ苦手意識を持っていました。

 

なので、紫君とは学校内でこそ仲良くしていましたが、空港で記念撮影&むら咲むらで一緒に万華鏡を作った友人二人のように、学校外のプライベートで一緒に遊んだり、学校が終わったあとで一緒に夜遊びをしたりするようなことは一度もありませんでした。

私の友人二人(緑君と青君)も紫君に苦手意識を持っていたみたいで、この修学旅行の観光地巡りでも、紫君と私達は別のグループとして行動しました。

でも根は良い奴なんですよ。

優しい男性ではあるのですが、紫君の持つ「正義感」のベクトルが女の子にだけ全振りされてるのが本当に残念でした(>-<;)

 

 

 

 

 

彼らが私の友人二人です。緑君と青君。

体験王国むら咲むらでも彼ら二人と一緒に万華鏡作りを体験しました。

修学旅行中は、最終日の国際通り以外、ずっと私とこの二人の計三人で行動していました。

 

 

 

 

 

右のピンク色が当時の私、左の黄色がクラスメイトです。

黄色君はちょっと毒の効いた性格ではあるものの、とてもユーモアがあって楽しい人でした。

クラスでは頭も結構良くて、テストで100点を取るような事もありました。

 

ただ、この黄色君………

なんと、この修学旅行に行った年の6月、つまり四年生になってすぐの時期に自主退学してしまったんです(黄色君も私と同じ四修制でした)

正直、かなりショックでした。

絶対一緒に卒業すると思っていましたから。

確かに退学前に1ヵ月間ほど学校を休んではいたのですが、体調不良が長引いているのだと思っていたし、担任の先生も「家庭の事情です」としか言いませんでした。

 

私は黄色君のお兄さんと面識があったので、お兄さんに事情を訊ねましたが、お兄さんいわく「理由は聞かないでほしい」とのことでした。

ただ、「理由は言えないけど、弟(黄色君)は今、韓国に行くために韓国語を勉強してるよ」とも言っていました。

 

韓国!?と、それもちょっと驚きでした。

いや韓国に行くにしても高校だけは卒業しておいたほうが絶対に良いし、まして、三年間通って四年生になった段階で自主退学って、どう考えても理にかなっていない。

なにか決定的でショッキングな出来事が黄色君を打ちのめしたとしか思えません。

韓国語を勉強しているというのが本当なら、少なくとも体調不良での自主退学ではないようですが…

最後のお別れの挨拶すら言えずに終わってしまった黄色君との学校生活。

いまでも元気にしてるといいな。

 

 

 

…とちょっとしんみりした内容になってしまいましたね(--;)

修学旅行に話を戻します!

 

この部屋には、私と紫君と黄色君の三人で泊まりました。

友人である緑君と青君は別の部屋です。

これには複雑な事情があって、実は緑君と青君は、私のひとつ上の学年なんです。

年齢は私より下ですが、学年としては先輩にあたります。

 

どうして違う学年同士が同じ就学旅行に?」と思われるでしょう。

定時制高校(夜間高校)は全校生徒が少ないので、三修制と四修制の生徒がいる関係もあって、修学旅行は異なる学年同士が一緒に修学旅行に行くことがよくあるんです。

まぁ、私は仲の良い友人と一緒に修学旅行に行けて狂喜乱舞でしたけどね!(^-^)

ですので学年が違う以上、部屋の割り当ても異なるという結果になりました。

 

 

部屋で記念撮影をしたら、あとは夕食まで自由行動です。

 

外出は禁止されていましたが、宿泊ホテル内の敷地なら自由に散策が許されていました。

海に浸かるのはNGですが、浜辺に立ち入ることは許可されていたので、私と緑君と青君と黄色君の四人で浜辺にて星砂探しをしました(^-^)

 

男四人が浜辺で星砂探し…

なんとも奇妙な光景ですが、それでもすごく楽しかったです。

でも残念ながら誰ひとりとして星砂を見つけることはできませんでした。

 

のちにバスガイドさんの女性に尋ねたところ、砂浜から天然の星砂を見つけるのは極めて困難であるとのことでした…

うーむ…そう聞くと、なおさらに1個だけでも見つけてみたかった…(>-<;)

 

 

そうこうしてるうちに陽が沈み、夕食の時間がやってきました。

 

夕食はビュッフェ形式でした。

緑君、青君、黄色君、紫君、私の5人で食事をしました(^-^)

海老のチーズ焼きや、スモークサーモン、ローストビーフ、鶏肉のマリネ、ローストチキン、ピザ、ミートボール、ウインナーなどがあった気がします。

ライスも勿論あり、スープはみそ汁から中華スープまで揃っていました。

 

私は、たしか(記憶が曖昧…)海老のチーズ焼き、ローストビーフ、ローストチキン、ピザを食べたと思います。

パスタもあったような気がしますが、私はスルーしました。

サラダバーも豊富にありましたが、それも華麗にスルーです(まぁ高校生ですから…^-^;)

スイーツ系も充実していてチーズケーキ、ショートケーキ、モンブランなどがありましたが、私はチーズケーキを食べました。

 

飲み物はファミレスでいうところのドリンクバーのような感じで、私はさっぱりめの烏龍茶をいただきました。

友人の緑君も烏龍茶、青君はコーラを飲んでいました。

 

 

満腹になったら、あとは部屋に戻って就寝です。

備え付けの無料PCでネット上の怖い話を検索して眺めたり、売店で買ったトランプを使ってみんなで遊んだりもしました。

バスガイドさんは「ホテルの売店はぼったくり」と言っていましたが、確かに飲み物は500mlペットボトルが1本200円と割高になっていました。

トランプは500円でした。

 

 

 

他の部屋から女子二名も遊びに来てくれました。

テーブルでは、クラスメイトが体験王国むら咲むらの「紅茶の葉作り教室」で作った葉を使って、紅茶を作っています。

紅茶の味は…うん…そこそこでした(汗)

 

就寝時間は夜の10時ぐらいとなっていましたが、高校生がそんな時間に素直に寝るわけがありません。

 

夜中の1時ぐらいまでトランプをしたり、雑談をしたり、スナック菓子を食べたりして遊びまくりました。

 

まぁ、夜更かしは修学旅行の醍醐味ですよね!

 

でも、驚いたことが起きましてね。

 

なんと夜中の0時頃に、私達の部屋に数学のY先生が入ってきたんです(別記事で書いた数学のK先生の後任)

 

やべ!怒られる!?と思いましたが…

 

なんとY先生は、私達生徒全員にジンジャーエールの差し入れを持ってきてくれたのでした。

 

「明日は早いからな。きちんと寝ろよ!^-^」と言い残し、ジュースを手渡して去っていきました。

 

いやぁ~良かった良かったとホッと一安心しましたが…

 

ん?

 

いや、待て…

 

夜中の0時に、学校の先生が夜更かししてる生徒にジンジャーエールの差し入れを持っていくって、これ学校教育的にいいのか!?

 

なんかもう定時制高校は生徒もクセ者揃いなら、教師もクセ者揃いってことなんでしょうかね…

それとも教師達も諦めがついているのか…

 

といいつつもY先生が言うこともごもっともで、明日は早朝からバスで観光地に出発です。

睡眠はしっかり取っておかないとせっかくの修学旅行が台無しです。

そういうことで、この日の夜更かしは深夜1時頃にお開きとなりました。

 

起床は朝の6時半でした。

5時間半しか寝ていないことになりますが、そこはさすがに若かったからか、前日の疲れはきちんと抜けていました(^-^)

 

朝食もビュッフェ形式でしたが、夕食と違って和食がメインとなっていました。

定番の納豆と生卵、味のり、ふりかけはもちろん、ウインナーやベーコン、目玉焼き、食パンなどもあり、和食中心ではありつつもパン食派にも考慮した内容になっていましたね。

日本らしく、魚料理が豊富でした。

 

私は、鮭の塩焼き、みそ汁、ご飯、たくあん、味のりという普通のメニューをチョイス。

ここでガッツリ食べて胃を壊して観光に影響が出たら最悪ですからね。

朝食は軽めが一番です。

 

そして財布と免許証などの貴重品だけを持って、いざ、修学旅行2日目に突入です!

 

 

就学旅行2日目は、早朝から夕方まで丸一日かけて、四ヵ所の観光地巡りをしました。

 

ひめゆりの塔・ひめゆり平和祈念資料館

 

沖縄戦のシェルター跡「ガマ」の見学

 

ナゴパイナップルパーク(昼食)

 

美ら海水族館

 

です。

 

これらも書くことが沢山ありますので、それぞれ「ひめゆり+ガマ」「パイナップルパーク」「水族館」の三つの記事に分けて書いていきます。

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました!(^-^)

では、また!