こんにちは!
今回は、最近若い人達からよく聞く「蛙化現象」について書きたいと思います。
蛙化現象の本来の意味は、好意を抱いている相手が自分に好意を持っていることが明らかになると、その相手に対して嫌悪感を持つようになる現象のことをいうらしいですが、現代っ子達が使っている意味は、恋人や想い人のささいな行動や言動によって、その相手への恋心が一瞬で冷めてしまう現象のことを指すとのことです。
例えば、
・付き合っていた男性がつまづいて転んだその姿がダサくて恋心が冷めた。
・付き合っていた女性の走っている姿がダサくて恋心が冷めた。
・好きだった男性の財布のセンスがダサくて恋心が冷めた。
・好きだった女性が食欲旺盛なのがダサくて恋心が冷めた。
といった感じに、その人に対して熱い恋心を抱いていたのに、日常における小さな出来事によって一瞬でその恋心が消失してしまう現象のことを言います。
さながら王子様だと思ってた相手が蛙に見えてしまうってことですかね。
筆者は男性ですが、この現代の意味における蛙化現象というのを聞いて、ちょっと思うところがあるんですよね。
それは、ただ単に恋に恋してただけなんじゃないの?ということです。
なんてことのない行動で恋心が冷めてしまったといいますが、それはそもそもその相手に対する恋心ではなく、恋愛をしているというステージそのものに憧れていただけだと私は思います。
その根拠として、ネットニュースや雑誌などで紹介されている「蛙化現象を経験してしまった人の体験談」というのを拝見していると、決まって私が抱く感想は、なんか体験談を語ってる人達ってみんな軽いなぁってことです。
軽いというのは、まぁようするにチャラいってことなんですよね。
こんなことを書くと若い人達に怒られてしまうかもしれませんが、でも実際に蛙化現象の体験談を読んでいると、多くの人が「冷めちゃいました☆」「ドン引きしましたぁ~!」「ありえないって思っちゃいましたぁ~」といった感じで、なんかこう、いかにも遊び盛りの中高生の感想文みたいな感じで、真剣に恋してる雰囲気が全然伝わってこないんですよね。
つまり早い話が、なんとなく付き合ってる風な感じでその男性(女性)と一緒にいただけで、そもそも本気でその相手に恋してたわけではないってだけだと思うんですよね。
少年漫画や少女漫画のラブシーンに憧れた少年少女が、自分もその世界に入り込みたい、そのキラキラ輝くファンタジー・ステージに立ってみたい、というフワフワした理由で彼氏・彼女ごっこをしていただけなんじゃないかと(^-^;)
「恋が冷めたんじゃなくて、そもそもそこに恋なんて無かった」っていうのが私の感想です。
まぁ恋愛概念というのは人によってさまざまで、100%これだ!といった正解が無いのも事実です。
しかし…
しかし、本当に心を撃ち抜かれ、もう四六時中その人のことしか頭に浮かばないような燃え上がる恋をした場合、蛙化現象の体験談に挙げられている行為なんて、そのすべてが愛おしくて可愛く見えてくるものだと私は思います。
転んだ姿がダサい?
私はむしろ、その相手の人間らしい部分が見れて嬉しいなって思うし、すぐに助け起こすことで一種の交流イベントが発生するため、それこそ相手との距離が縮められてラッキーって思います。
走った姿がダサい?
可愛い、美しいと思ってた女性の走り方がダサいなんて、最高ですよ!
ギャップが男(女)心をくすぐるし、あばたもえくぼじゃないですが、その走り方もまたその人のチャーミングポイントになるんです。
そう、それがチャーミングポイントに見えてしまうことこそが、その人に本気で恋してる証なんだと私は思います。
財布のセンスがダサい?
食欲旺盛だった?
モリモリ食べる女性は元気があって私は好きですよ!
法律違反やマナー違反などは別として、それらを含めた相手の生き方を認め、受け入れられると思える。
意識せず自然とそう思えるような相手に出会えたときこそが、本当の恋なんだと私は思います。
今回のお話はこれで終わりです。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました!
それでは、また!(^-^)