オンラインゲームで、上達する人とそうでない人の違い | マリアンヌのブログ

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言葉は極力選んでおりますが、人によっては私のブログを見て不快に感じられることもあるかもしれません。
でも私は方針を変えるつもりは1ミリもありません。私の思うように、私の好きなように、このブログを書き続けていきます。

こんばんは。

 

今回も定時制高校とは関係ない話になります。すみません…。

今回は、オンラインゲームで上達する人とそうでない人の違いについて、ちょっと私の意見というか考え方をお話したいと思います。

少し長いお話になります。

 

今回のお話の対象となるオンラインゲームは、いわゆるネトゲやスマホゲーの類ではなく、PS4やPS5などの家庭用ゲーム機におけるオンライン接続対戦または協力型ゲームのことを指します。

主にFPSやTPSのことですね。

ゲーム業界ではこれらのオンライン対戦・協力型モードのことをマルチプレイ(略してマルチ)と呼びます。

怪しい商法のアレとは全く関係ありませんよ(笑)

 

冒頭でも言いました通り、このFPSやTPSのマルチで腕前が上達する人とそうでない人というのがいます。

 

よく勘違いしてる人がいるのですが、FPSやTPSにおけるマルチの腕前というのは、才能30%/経験70%ぐらいの比率で決まります。

FPS・TPSで全然勝てないという人が「みんなゲームの才能があっていいなぁ」とよくこぼしますが、FPS・TPSではエイム能力(照準を合わせて撃つ能力のこと)よりも、立ち回りのほうが勝敗に大きく左右します。

 

立ち回りとは具体的になんぞや?というと…

 

FPS・TPSの対戦や協力では、マップと呼ばれるステージ内にて戦います。

このマップには、建物や岩、草木や倒木、川、ときには損壊した車両や古代遺跡、さらには洞窟など、多種多様なオブジェクトが存在します。

プレイヤーはそのオブジェクトが点在するマップの中を自由に行動しながら、敵(相手プレイヤー)を索敵して倒していきます。

 

このとき、いわゆる上手なプレイヤーの特徴として、この数あるオブジェクトを使った隠れんぼが得意ということが挙げられます。

建物だったら1階や2階のどこに曲がり角があり、どこにカバーポイント(身を隠す場所のこと)となる机やソファなどがあるか等、マップの構造というのを知り尽くしており、その構造を使って隠れながら移動することが非常に上手いのです。

 

そして上手なプレイヤーは、優れた隠れ場所や移動ルートを知っているのと同時に、危険な場所や危険な移動ルートというのも把握しています。

 

具体的に説明しますと、周囲に障害物の無い見晴らしのよい広い場所や、どうぞ通って下さいと言わんばかりの露骨な近道などです。

すぐに倒されてしまう(マルチでは倒されることをデスといいます)プレイヤーの特徴として、マップの構造の知識が足りないゆえに、相手プレイヤーに視認されやすい場所を移動してしまって、待ち伏せや集中狙撃を受けてしまっている傾向があります

 

上手なプレイヤーはそういったマップの構造を熟知しているため、相手プレイヤーを視認しなくても、ある程度の動きの予測ができてしまうのですただ単に射撃の腕前が上手というだけでキル(相手プレイヤーを倒すこと)を増やしているわけではないのです。

このマップ構造の熟知というのは攻めの時だけではなく、相手から逃げる時にも効果を発揮します。

マルチでは当然ですが、各プレイヤーにライフ(体力値)が備わっています。この体力値が相手プレイヤーからの攻撃によってゼロになるとデス(倒される)になるわけですが、たとえ相手との一騎打ちで撃ち勝ったとしても、勝つまでに受けた相手からの攻撃によってこちらが瀕死になっているというケースも多々あります。この瀕死状態のときに他の相手プレイヤーに見つかった場合、そこでまともに撃ち合っても負けるだけなので、いったん退散するという方法を取る時があります。この退散をする際、マップの構造を熟知していれば、より複雑で見つかりにくい逃走ルートを移動することができるわけです

 

 

で、そのいわゆる立ち回りの技術を向上させていくにはどうしたら良いかというと、

それはもう、数をこなしてプレイして、そのマップの構造を覚えるしかありません。

射撃の腕前ではなく、マップのどこに何があるのか、どこに段差があってどこに壁があるのかを数をこなして覚えることです。

そしてなにより、上手なプレイヤーの動きをよく観察して真似することです。

 

この上手なプレイヤーを観察するという行為、下手なプレイヤーほどしてないんですよね。

 

下手なプレイヤーは、自分が死ぬ(デス)と、その原因として「ただ運が悪かった」「こういうときもあるさ」的な考えで、原因の追究という行為を放棄してしまってるんですよね。

 

数打ちゃ当たると思ってるプレイヤーと、確実に当てようと思考しているプレイヤーでは、たとえ100回戦ったとしても後者のほうが100回とも勝ちます

「数打ちゃ当たる」が偶然蓄積してベテランプレイヤーに勝つなんてことは、宝クジに当たるようなものだと考えたほうがよいでしょう。

 

そして下手なプレイヤーのもうひとつの特徴として、デスしたりダウン(デスではないが味方による救援待ちで身動きできない状態)したりすると、「もういいや!」とすぐに投げ出してマップを退出したり回線を切ったりすることが挙げられます。

 

思考以前の問題で、そもそも経験を積む機会すら放棄してるプレイヤーは、ホントに10年経っても絶対に上手くなりません

 

心当たりのある人いませんか?

 

誰だって最初から上手なプレイヤーなんていません。

最初はベテランプレイヤーからボコボコにされて、ボロ雑巾のようにされる。

それでも、自分をそのようにした相手プレイヤーの動きを少しずつ真似して自分のスキル(技術)を磨いていき、やがて同じようなベテランプレイヤーへと成長するんです。

 

歪んだプライドなんてとっとと捨てないとゲームの上達なんてできません。

 

これってゲームに限った話じゃないですよね?

現実世界の、人間の社会生活においても同様です。

仕事、スポーツ、趣味、どれも経験を積み重ねてこその実力がそこにあります。

怠け者の人間には耳が痛い言葉かもしれませんが。

 

才能の影響も確かにあります

 

例えば、ボクシング界のスーパーヒーローである井上尚弥選手と同じ練習量を積んだからといって彼と同じ舞台に立てるわけではありません。

努力と同時に、やはりそこに才能というブーストがあることは否定できません。

 

才能ある天才が努力して得られる実力が100として、凡人が努力して得られる実力は20か30ぐらいかもしれない。

しかし、全く努力をしない怠け者が得られる実力というのは、いつまでたっても0(ゼロ)のままなんですよ。

 

そして0の実力の人が負ける相手は、決して天才ではなく、いつだって決まって20か30の実力を持った努力した凡人なんです。

 

この違い、わかりますかね?

 

ゲームの話に戻りますが、マップを途中退室したり回線を切って逃走する行為は、技術の上達が見込めないだけはなく、ルール違反・マナー違反でもあるので注意しましょう。

運営によっては回線切りに厳しいペナルティを課しているところもあります。

 

マップの構造を覚える際に、もう一つ大事な点があります。

 

それは、このマップだと決めたらそのマップを優先して重点的にやり込むことです。

 

ほとんどのマルチゲーではマップは沢山用意されています。

10ステージほどのゲームもあれば、30ステージ以上あるゲームもあります。

それら各ステージは当然のことながら、構造が違えばギミックなどの特性も異なります。

 

どんなベテランプレイヤーでも、得意なステージとそうでないステージというのが実はあったりするんですよね。

例えば、私はコール・オブ・デューティーのWWIIにおいて、ノルマンディー上陸作戦の浜辺ステージが得意でした。

しかし、雪の積もった市街地のステージ(正式名忘れました。すみません)はてんで苦手でした。

 

今思えばノルマンディー上陸作戦の浜辺ステージはいわゆる最初のステージだったこともあり、私は無意識のうちにそのステージを繰り返しプレイし、マップの構造の理解やそれに伴う敵プレイヤーの動きの予測もより深くできるようになっていたんだと思います。

 

このように、複数のステージをまんべんなくプレイするのではなく、一つや二つのステージを重点的に繰り返すことで、そのステージ専門のプレイヤーになるというのも技術上達の一つの方法ではあります。

 

実際、WWIIのマルチでも「このプレイヤー、いつも凄いキル数稼いでるなぁ」と思いつつも、「でも、他のステージではこのプレイヤー見ないな」なんてケースもちょくちょくありました。

 

このように、単に照準を合わせる技術を高めることだけが勝利の条件ってわけではないんですよね。

 

 

ちょっと個人的な話になりますが、私は長年「アンチャーテッド4 海賊王と最後の秘宝」というゲームのマルチプレイの一種、サバイバルモードというのを楽しんでいます。

2017年頃に始めて、今年でもう7年になります。

分類としてはヘビーユーザーになると思います。

 

自分で言うのもなんですが、さすがにこれだけ長い間プレイしていれば、実力も上・中・下でいうところの「上の中」ぐらいには備わっています。

実際にゲーム内における称号もすべて獲得しており、バグやグリッチなどの裏技に頼ることなく、正攻法で最高ランクを取得することも可能になりました。

高難易度モードにおいて、定点狙撃(いわゆる安定してプレイできる場所のこと)に頼ることなく、完全フリーなプレイ(プレイヤー全員がステージ全体を自由に移動しながらプレイすること)でも、死なずに最高ランクのスター三つを獲得することもできるようになりました。

現在はかなり過疎ってはいるものの、ときどき初心者さんの手助けをしたり、野良で巡回していろんなプレイヤーとの出会いを楽しんだりしています。

 

でも、そんな私だって始めたての頃はひどかったですよ。

 

もう、ひどいのなんのって…

 

サバイバルモードは、ランダムで選ばれた(またはフレンド同士のパーティ)三人のプレイヤーで協力しながら、押し寄せてくるNPCの敵を倒していくという内容のゲームとなっています。

ウェーブというシステムを採用しており、ずっと敵を倒し続けるわけではなく、各ウェーブごとに設定された人数分の敵を倒すとそこで休憩(30秒)が入り、その後また次のウェーブが始まるという仕様です。

ただ、このゲームは少し特殊な仕様になっており、プレイヤーの体力値がゼロになるとダウン(行動不能になるがデスではない)という状態になり、そこで仲間の救援・蘇生を待つことになります。

仲間からの救援・蘇生が間に合えばデスになることなく無事ゲームに復帰することができるのですが、一定時間(通常は30秒)経過しても救援・蘇生がされなかった場合に、そこで初めて力尽きてデス(死亡)となります。

 

ちなみにプレイヤー同士の対戦マッチとは違い、このサバイバルモード(協力モード)は一度デスすると、そのウェーブが終わるまでゲームから退場した状態となります。

デス退場したプレイヤーをそのウェーブ中に復帰させたい場合、生存している仲間プレイヤーがサバイバルモード中に得たポイントを支払って退場者を復帰(ステージに呼び戻す)させる必要があります。

でも、この「デス退場したプレイヤーをウェーブ中に復帰させる」のに支払うポイントって結構多いんですよね。

基本的にデス退場した時点で、そのウェーブにおけるそのプレイヤーの扱いはゲームオーバーと同等の扱いとなるため、まぁ…それを帳消しにしてくれるわけですから、求められるポイントが多めなのも当然ですよね。

 

私は現在でこそ、デスはもちろんダウンこそ滅多にしない立ち回りができていますが、始めたばかりの当初は10秒ごとにダウンするような手に負えないグダグダぶりでした。

仲間に迷惑かけっぱなしで、むしろ私がいないほうが戦況が有利になるのではとさえ思える時もありました。

 

ときには仲間だった人から、

 

「やる気があるんだったら、プロ(最高難易度モードのこと)を10回か20回クリアしてから来て下さい」

「あなたが変なことしてると全員に迷惑がかかるんです。これは協力プレイです。わかってるんですか?」

「今回失敗したのは、あなたのせいだと思います。やる気あるんですか?」

 

といった辛辣な言葉を受けたこともありました。

このときはさすがに凹んで、一週間ほどこのゲームができなくなりました。

 

そんなとき、私にとっての運命的な出会い(ゲームでそんなこと言ったら大げさですかね^^;)がありました。

 

それは、当時ゲーム内の世界ランキングで2位だったプレイヤーとフレンドになったことでした

 

彼は私と同じ日本人なので日本語で会話ができました。

私と同じ男性の方でした。

いやぁ、さすがに興奮しましたね!

だって世界ランキング2位という猛者が、こんな足まわりフラフラの超ド級初心者のフレンドになってくれて、しかも日常的に遊び相手をしてくれるなんて信じられませんでした。

 

そしてなにより、世界ランク2位という凄まじい実力を持っていながら、初心者に対してものすごく親身になって攻略法を教えてくれたのが心から感動したんです。

 

その方の実力はとにかく凄まじい。

 

ゲームに馴染みがない人にわかりやすく説明しますと、

高校サッカーの選手が、FCバルセロナ所属の選手と一緒にサッカーをするような感覚です。

 

押し寄せてくるNPCの敵が、まるで水に落とした綿菓子のごとく、どんどん溶けていく。

あまりにも凄まじい腕前なので、本当に失礼ながら「チートかも…?」とほんのちょっぴり疑ったことさえありました。

でも、現在の私なら当時の彼の腕前が決してチートなどではないというのはハッキリと確信をもって断言できます。

もちろん、今の私の実力でも当時の彼にはまだまだ及ばないレベルではあるのですが…

 

継続は力なり、とはよくいったものです。

現在は彼自身がそのゲームをプレイしていないこともあって一緒に遊ぶことはないのですが、それでも私は今でもこのサバイバルモードをプレイするたびに、彼のスーパープレイの面影をゲーム画面上に思い描きながらコントローラーを握っています。

 

 

話が少し脱線しましたが、あまり長々と書いても仕方がないので、このあたりで今回のブログ記事は終わりとさせていただきます。

最後まで読んでいただいた皆さん、ありがとうございました!

 

気がつけばもう年末。

皆さんも寒さに気をつけて、どうか元気でよいお年を!

それでは。