野々市市 藤岡諏訪神社 | 金沢徒然日記

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日々金沢中を徘徊している暇人ぱんだが、つれづれなるままに加賀百万石の文化都市、金沢のことを書き綴ったブログ。金沢の観光スポット、神社仏閣、文化施設を深く深く掘り下げて紹介していきます。

ぱんだの石川県お宮さん巡り(´Д` )

本日ご紹介するのは、石川県野々市市に鎮座する藤岡諏訪神社です。



​藤岡諏訪神社

こちらが藤岡諏訪神社です。

北陸鉄道石川線の額住宅前から徒歩10分くらいの場所に鎮座していました。


​◯御祭神:建御名方神・保牟多和気神
◯鎮座地:石川県野々市市矢作

創立年代は明らかではありませんが、神主・岡本越前守の弘安六年(1283)の文書によれば、かなり古くから鎮座していたと見られているそうです。

もとは諏訪社と称しましたが、明治十三年に現社名に改称し、明治三十四年に同字八幡社を合祀しました。


​藤岡諏訪神社 参道

橋を渡って一の鳥居をくぐった後は、灯籠が並ぶ参道を進みます。

道路を渡った先にまた鳥居があります。


藤岡諏訪神社 身潔橋

鳥居前の橋です。

身潔橋と書かれてました。

ここで心身を清めてお参りしましょうということなのでしょうか(´Д` )


​藤岡諏訪神社 狛犬

子連れ狛犬さんです。

かわいい(´Д` )


​藤岡諏訪神社 狛犬

ミニ狛犬さんです。

なんとも言えない顔してる(´Д` )

こういう生き物見たことあるような(´Д` )

何かに似てますよね。


藤岡諏訪神社​ 狛犬

こちらは逆さ狛犬さんですね。

得意気に逆立ちしてます(´Д` )


​藤岡諏訪神社 手水舎

こちらは手水舎です。

石が大きいですね(´Д` )


​藤岡諏訪神社 拝殿

こちらが拝殿。

御祭神は建御名方神と保牟多和気神です。

建御名方神は大国主命の御子で、武神としての性格を持つ長野県の諏訪大社の御祭神です。

保牟多和気神は明治になって合祀されたという八幡社の御祭神であったのではないかと考えられます。


​藤岡諏訪神社 盤持石

盤持石がありました。

力試しに用いられた石で、色々な神社に残っています。

重そう(´Д` )


​藤岡諏訪神社 聖護院道興歌碑

聖護院道興の歌碑がありました。

道興は京都・聖護院の僧で、北陸・関東・東北諸国の霊場を参詣し、その道中の様子を和歌を交えた紀行文として書き表しています。

これが『廻国雑記』です。

歌碑には以下が刻まれています。

「こよひしも矢はきの里にいてそみる

夏も末なる弓張りの月」

文明十八年(1486)に道興は白山を登拝した後、鶴来を経由して矢作の里に宿泊しました。

この和歌は明け方の空に浮かんでいた月を見て詠んだもので、「矢作」「いて(射て)」「弓張りの月」と言った弓を連想させる言葉が用いられています。

道興はこの後、野々市を通過して能登に向かいました。


以上、石川県野々市市矢作の藤岡諏訪神社について紹介しました。

可愛らしい狛犬さんが居たり、歌碑があったりで、興味深いお宮さんでした。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


参考:石川県神社庁のホームページ

聖護院道興歌碑の案内板