静岡県 浜松八幡宮② 徳川家康ゆかりの雲立の楠など | 金沢徒然日記

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ぱんだの全国お宮さん巡り(´Д` )

本日は静岡県浜松市に鎮座する浜松八幡宮の紹介第二回です。

浜松八幡宮は仁徳天皇の御代に創立されたと伝えられる歴史ある古社で、遠津淡海の鎮静のために玉依比売命を祀り、後に源義家によって品陀和気命・息長足姫命の二柱も祀られて、徳川家康からも浜松城の鬼門鎮護の神として篤く信仰されました。


​​◯御祭神:玉依比売命・品陀和気命(応神天皇)・息長足姫命(神功皇后)・伊奘諾尊・伊奘冉尊

◯鎮座地:静岡県浜松市中区八幡町

今回はこの浜松八幡宮にある雲立の楠や境内社などについて紹介していきたいと思います。



​浜松八幡宮 雲立の楠

こ、これは素晴らしい(´Д` )!!!

こんなに神々しい楠は初めて見ました。

真ん中の空洞や二又に分かれた堂々とした幹が実に神秘的ですね(´Д` )


この雲立の楠は県指定天然記念物。

楠の巨樹で、地上1.5メートルの幹回りは約13メートル、根元回り14メートル、枝張り東西約21メートル、南北約23メートル、樹高約15メートルあり、ご覧の通り幹の下部に大きな空洞があります。

幹は地上1.5メートルのところから数枝に分かれ、古木の部分は樹勢が衰えていますが、新生部はすこぶる旺盛で、枝葉は四方に繁茂しています。

永承六年(1051)に源義家が浜松八幡宮に参籠した際に、樹下に旗を立てたとの伝承から「御旗楠」と称されました。

また、元亀三年(1572)の三方原の戦いで敗走した徳川家康は、武田勢に追われてこの楠の洞穴に潜み、その時に瑞雲が立ち上ったとの故事により「雲立の楠」と称されるようになりました。


​浜松八幡宮 雲立の楠

ご覧ください、この神々しさ(´Д` )!

幹が素晴らしい(´Д` )

瑞々しい葉が生い茂り、生命力にあふれていますね。

自然に手を合わせたくなる雰囲気を持った大樹です(´Д` )


​浜松八幡宮 雲立の楠

葉がすごい(´Д` )

生い茂ってますね。

繁茂してます。

雲立の楠の前には「東照宮御由緒雲立楠」と彫られた石碑がありました。

もし伝承の通りなら、この楠は後に江戸幕府を拓く徳川家康を守護したことになりますね。

すごい(´Д` )


​浜松八幡宮 浜松稲荷神社

こちらは境内にある浜松稲荷神社です。

朱色の鳥居と幟が鮮やか(´Д` )


​浜松八幡宮 浜松稲荷神社

浜松稲荷神社のお社です。

お狐様、赤い前掛け付けててかわいい(´Д` )

御祭神は倉稲魂命・大宮比賣命・大己貴命・月夜見命・大田命です。

浜松稲荷神社は古くから浜松八幡宮の境内末社として伝わります。

その御神徳を慕う浜松宿の人々に篤く尊崇されて明治大正期には、一時現在の中区早馬町にお祀りされていました。

商売繁盛・事業繁栄・家内安全の御神徳を持つ神様として崇敬され、毎年二月十一日には氏子崇敬者によって賑やかなお祭りが執り行われているそうです。


​浜松八幡宮 東照宮

東照宮もありました(´Д` )

御祭神は徳川家康公。

浜松八幡宮と縁が深い徳川家康をお祀りするお社として、江戸時代の正徳四年(1714)に勧請・奉斎されました。

八月十五日には東照宮前庭にて浜松八幡宮特殊神事「放生会」が行われるそうです。


​浜松八幡宮 颯々の松

こちらは颯々の松。

ざざんざの松と読むそうです(´Д` )

読めぬ(´Д` )

伝承では、浜松八幡宮が現在地に遷座した際に、白狐が浜から携えてきた松の苗木が繁茂して颯々の松になったと言います。

その後、浜の松が転じて里の名が浜松となり、浜松の名称の起源になったと伝えられています。

また、室町幕府六代将軍・足利義教が富士見物に下向した際に、この松の元で「浜松の音はざざんざ」と謳ったことから、この松を「颯々の松」と呼ぶようになったとの伝承もあるそうです。

「曳馬拾遺」(1712)には、颯々の松とは野口村の森を言い、三十本余りの松が群生していたと記され、この場所は浜松八幡宮の社領となっていました。

やがて「濱松名稱起源颯々之松」の石碑が建立されましたが、松林は昭和二十年の空襲によって焼失してしまいました。

その後再び松が植えられて、様々な変遷を経て平成二十三年に石碑は境内に移され、五代目の松が植栽されているそうです。


以上、静岡県浜松市に鎮座する浜松八幡宮の御神木・雲立の楠、浜松の名前の由来になったと伝わる颯々の松、境内社の浜松稲荷神社や東照宮について紹介しました。

雲立の楠が神々しかったです(´Д` )

神秘的なその姿に感動しました(´Д` )

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


参考:浜松八幡宮内各由緒書き

浜松八幡宮ホームページ