湯涌温泉(´Д` )。
「金沢の奥座敷」とも称される浅野川上流の谷間にある温泉です。
その始まりはなんと奈良時代の養老年間までさかのぼるとされ、羽を休めている白鷺を見て農夫が発見したとも、あるいは白山を開いた泰澄禅師の開湯とも伝えられています。
室町時代後期には集落があったらしく、周辺には石垣跡なども散在し、一向一揆の一拠点であったという伝承もあります。
江戸時代になると加賀藩三代藩主・前田利常をはじめとして、藩主が湯治に訪れたので「殿様の湯」として知られていました。
また、いわゆる「塩硝街道」の中継地として重要視され、さらに文人たちの清遊の地として愛好されて、漢詩「湯涌十景」なども詠まれたりしています。
明治時代になると湯涌温泉は「日本鉱泉誌」に紹介され、大正時代中期には三軒の旅館がありました。
この金沢の湯涌に「夢二式美人画」で一世を風靡した詩人画家・竹久夢二が滞在したのは大正六年秋のことでした。
金沢市内の金谷館で開催された画会が大成功し、恋人の笠井彦乃と病後療養が必要だった次男・不二彦を伴っていました。
夢二は日々制作やスケッチに励み、彦乃とともに薬師堂裏から古道を辿って湯涌曲や湯涌河内まで足を延ばしていたそうです。
現在、竹久夢二が笠井彦乃とともに歩いた古道は途中まで「夢二の歩いた道」として整備されています。
古道好きなぱんだ、暖かい五月になるのを待って歩いてみることにしました。
夢二の歩いた道
こちらが夢二の歩いた道入り口。
湯涌温泉の薬師堂の裏、湯涌稲荷神社の横あたりにあります。
階段がありますね(´Д` )。
早速登ってみましょう(´Д` )。
夢二の歩いた道
これは(´Д` )!!
なんとも趣のある道ですね。
新緑の季節に来たので、木々の緑や苔が爽やかでとても綺麗でした。
美しい道(´Д` )。
夢二の歩いた道
階段をどんどん登ります。
普段から神社巡りと山城巡りで鍛えていて良かったです(´Д` )。
夢二の歩いた道
階段を上り切ると、一旦休憩出来そうな場所まで来ました。
緑が綺麗(´Д` )。
ここまでは簡単に来れるので、散策に良いと思います。
ここから先は難易度が高くなるので、ここまで来て引き返すのもアリです。
ぱんだはせっかく来たので、熊ちゃんに怯えながらさらに登ります。
夢二の歩いた道
休憩所から登ると広い道に出ました。
車も行き来出来そうですね(´Д` )。
夢二の歩いた道
広い道からまた階段を登ります。
案内板が要所要所にあるので安心(´Д` )。
親切ですね(´Д` )。
夢二の歩いた道
わお(´Д` )。
山道になりました(´Д` )。
見渡す限りの美しい緑(´Д` )。
木々が生い茂ってますが、木漏れ日が明るくて清々しい道です。
鬱蒼としてない(´Д` )。
丁寧に整備されてますね(´Д` )。
これ維持するの大変そう(´Д` )。
落葉がわしゃわしゃ降り積もった道をぽふぽふ進みます。
滑り止め付きのブーツで来てよかった。
これ靴かなり選ばないとですね(´Д` )。
夢二の歩いた道
わお(´Д` )!
なんだかどんどんジブリっぽい雰囲気になってきました。
となりのトトロでメイちゃんが中トトロと小トトロ追いかけて行った道を思い出します。
トトロに会えそうだ(´Д` )。
もふもふしたい(´Д` )。
夢二の歩いた道
すんごい道になって来た(´Д` )。
そうですよね(´Д` )。
峠越えの道ですもんね(´Д` )。
そりゃあもう険しい道になるよね。
これ、夢二さんはともかく、彦乃さんは行き来するの大変だったんじゃないかな。
普段から結構歩いているぱんだでも息切れて来ましたよ(´Д` )。
これは良い修行になりそうだ(´Д` )。
夢二の歩いた道
綺麗(´Д` )。
生命力にあふれてますね。
元気もらえます(´Д` )。
やっぱり古道は良いなあ(´Д` )。
夢二の歩いた道
新緑に感動していたらすっごい坂道になりました(´Д` )。
いや今までも結構登っていたのですが、このエリアはひときわキツイ。
ひーこらひーこら登ります(´Д` )。
夢二の歩いた道
や、やっと登り終えました(´Д` )。
まだ坂道だけど難所は越えたぞー。
木漏れ日が綺麗ですね(´Д` )。
汗だくになったので、水分補給します。
ぐびぐび(´Д` )。
夢二の歩いた道
お(´Д` )!
階段が現れました。
ゴールは近いかな(´Д` )。
夢二の歩いた道
ようやく折り返し地点です。
一応のゴール(´Д` )。
ここが湯涌古道の中間点のようです。
ここまでは整備されてますが、ここから先は険しい山道とのことでした。
もちろんぱんだは行きません(´Д` )。
ぱんだには登山の心得はありませんのでおとなしく引き返しました。
この湯涌古道の歴史は室町時代までさかのぼるとされ、藩政時代には狩りに来た加賀藩主が湯涌温泉で疲れを癒したそうです。
当時は木こりも炭焼きもまだ健在で、山と人間がうまく共存していました。
夢二はそのような古道が大層気に入り、滞在中に何度も歩いてキノコやクリを採り、好きなアケビを見つけるとスケッチしてから食べていたようです。
河内に抜ける道の途中で夢二は彦乃を背負って小川を渡り、草履の鼻緒を切らした彼女のために河内の民家でわらじを譲ってもらうなどしていました。
湯涌温泉では、湯の中で山人たちの歌う民謡にほれぼれと聴き入り、自然と人に恵まれた湯涌を心の故郷のようだと言ったといいます。
なお、この夢二の歩いた道、行きは登りで大変でしたが、帰りは帰りで下り坂になるので結構滑りました(´Д` )。
転がり落ちるかと思った(´Д` )。
以上、湯涌温泉の夢二の歩いた道、夢二の愛した湯涌古道について紹介しました。
緑の綺麗な清々しい道でした(´Д` )。
ハイキングに良い道ですね(´Д` )。
素敵な道ですが、行く際にはくれぐれも天気の良い日を選び、服装や水分にも気を付けた方が良いと思います。
夏冬は適しません(´Д` )。
春秋の天気が良い日がおすすめです。
出来れば数日天気が良かった時が良いと思います。
結構滑りますので(´Д` )。
熊ちゃんはじめ獣にもご注意を(´Д` )。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
参考:夢二の歩いた道案内板