こんにちはyanagi(Big Spoon)です。 (・∀・)
前回からの続きです(前回の記事はこちらからドーゾ)。
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前回の記事では、現在の人類における平均寿命を劇的に向上させるのにネックとなっているのは、血管系だと私が感じているということについて書きました。
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みなさんご存知のとおり、血管系というのはスンゴイ働きをしてくれいてます。
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酸素や栄養を必要とする臓器に運び、それら臓器に不要となったものを集めて排出する、という機能を担っているからです。
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この機能がなければ、個々の臓器はまったく機能しえませんよね~。
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ちょっとはなしは変わりますが、普仏戦争以降の(ヨーロッパにおける)近代戦争では、兵站(logistics)の重要性が認識されるようになりました。
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『兵站』とは軍事用語で兵員や物資の輸送路や輸送手段、またはそれを機能させるシステムのことを言います。
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運送会社の社名などで、「~ロジスティックス」といったものもときおりみかけますが、もともとこの言葉は軍事用語でした。
はなしを戻しますが、兵士の腹がすけば、そもそも戦になりませんね。
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それと同様に、身体の各臓器も必要とされるものが供給されなければ、臓器を維持することも当然できません。
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ところで、ある程度の以上の大きさの臓器であれば、再生医療により置き換えることも可能なようですし、遠くない将来に可能となるのではないか、と推測できます。それはぶっとい血管でもあてはまるように思われます。
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しかし、問題はぶっとい血管ではなく、身体末端にある細胞にも栄養などを運ぶ末梢系の血管です。
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末梢の血管も再生医療などで作成することはできるかもしれません。
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しかし、末梢系の血管はその数が膨大です。例えば人差し指一本をとったとしても、莫大な数の毛細血管がはしっています。その膨大な数の血管全てをおきかえることなど想像もできません。
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人差し指ちゃんにはもうしわけありませんが、人差し指だけが問題なのであれば、指一本をそっくり変えてしまうということによって、問題の解決を図ることが医療の進展によってできるようになるでしょうね。
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しかし、より複雑な構造と機能と重要性を有した脳にも同じようなことができるでしょうか。
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はっきりいって不可能だと考えます。
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ですから、ダメになったものを置き換える、という発想では人間の寿命を飛躍的に長くすることは無理なのではないかと考えています。生体構造がシンプルなミミズちゃんならできるかもしれませんが。
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では何が必要かというと、私は専門家ではありませんが、2つの問題が解消されなければならないと考えています。
1つは、血管を含めた臓器における、機能の維持力および復元力の劇的向上です。
もう1つは、各臓器を構成する細胞における老化や疲労からの回復・復元システムの劇的向上です。
ここまで書くと、慧眼な読者の方であれば「ガン細胞」のことを思い起こされたのではないでしょうか。
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でもですね~、加齢や老化について研究する研究者たちも、実は20年以上前からがん細胞には着目してきたんですが、具体的で有用な成果はほぼ出ていないようなのです。
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難しいですね~。
※ もしこの記事の内容に事実誤認などがあるようであれば、ご指摘いただけると幸いです。
次回の記事からは、フロイト派に対する世間からのご意見に関する記事を再開しま~す。
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