どうもみなさんこんにちは。さとみなです。

 

国試受験生の方々、お疲れ様でした!

本当に長い戦いだったことと思います。まずはよく遊び、よく眠れ!

勉強なんて、しなくてよろしい!!!

 

でもとりあえず自己採点はしときましょう。

全然自信ないな〜と思っていても、実は合格しているってことも結構あります。

3月になって、「あれ!?合格してたんですけど〜!?!?」みたいになると、いろいろやらなければいけないことの始動が遅れるので、あたふたすることになってしまいます。

 

実は、合格発表から働き始めるまで、意外と時間がありません。

やることが山のようにあります。

 

ここで余談ですけど、昔の国試は、4月以降に合格発表があったんだそうで。

だから、みんな医師免許がないタイミングで働き始めて、悲しいことに不合格だった人は知らぬ間にいなくなっていたとか。

なんじゃその本当にあった怖い話。引っ越しちゃった人どうするのよ。

 

だから、今は3月に合格発表があるだけまだマシかもしれませんね〜。

 

この記事では、4月までにやらなければいけないことをひたすらにリストアップしてみました。

ぜひこのリストを見ながら、漏れなく4月までの準備を終えていただければと思います!

 

 

〜国試終了後〜勤務開始までやるべきことリスト〜

 

国試終了後〜合格発表までにやること

□ 物件を探す(病院寮でない方)

□ 内見へ行く(内見時採寸も行う)

□ 現住居の管理会社に退去希望の連絡

□ 売れるものはメルカリやジモティーに出品する

□ 引越し方法を決める。必要なら引越し業者に見積もりしてもらう

□ PCのタイピングの練習を本格的に始める

□ 医籍登録の必要書類(医師免許申請書、診断書、登録済証明書用はがき、住民票の写し)を揃える

 

 

合格発表後〜引越し前日までにやること

□ 研修病院へ合格の連絡を行う

□ 収入印紙6万円分を買い、住民票がある地区の保健所で医籍登録申請を行う

□ ガス会社、電力会社、水道局、インターネットの引越し手続き

□ 携帯電話会社、銀行への移転連絡

□ 郵便局の転送手続き

□ 荷造り

□ 転出届を出す(異なる市区町村へ引っ越す人のみ)

 

 

引越し前日

□ 洗濯機の水抜き

□ 冷蔵庫を空にして電源を切る

 

 

引越し後〜勤務開始まで

□ 転居届or転入届を出す、マイナンバーカードの住所変更を行う

□ 病院内にあるATMを確認、銀行口座を作る

□ 運転免許証の住所変更

□ 自動車の登録変更・車庫証明の発行

□ 医師賠償責任保険への加入

□ 仕事に必要なアイテム(印鑑、院内靴、聴診器、ペンライト、腕時計、スクラブ、白衣など)を揃える

□ 仕事に必要な参考書を揃える

 

 

勤務開始後

□ クレジットカードを作る

□ NISA口座を作る

□ 医師ポイントサイトに登録する

 

 

上の一覧をコピペして、順次終えたものをチェックしていくとわかりやすいです。

では、ひとつひとつ詳細をお伝えしていきます。

 

 

 

●国試終了後〜合格発表までにやること

□ 物件を探す(病院寮でない方)

病院寮がある方は寮が圧倒的におすすめです。病院寮がない方は物件を探すところからですが、意外と時間がかかりますので、まだ物件探してないよ!という方は、国試終了後早急に取り掛かりましょう。一応、簡単なコツをInstagramにUPしていますので対象の方は参照してください!↓

 

 

 

□ 内見へ行く(内見時採寸も行う)

内見以降一度も新居に行かずに引っ越し、ということがほとんどと思いますが、「引っ越しまでにある程度家具を揃えたい!でもここの壁の長さがわからないから買えない!」という現象がよく起こります。ので、内見時、壁の長さ等の採寸も行なっておくのが良いです。内見時はメジャーを持っていくようにしましょう。

 

□ 現住居の管理会社に退去希望の連絡

物件によっては2ヶ月前に申告、というところもありますので引っ越しが決まっている場合はお早めに。

 

□ 売れるものはメルカリやジモティーに出品する

これは結構大事です。僕は以前の引っ越しで、不用品をメルカリで売り大きいものをジモティーで回収してもらうことで粗大ゴミ廃棄費用を極限まで減らしました。トータルの引越し費用をかなり抑えることに成功したと思います。メルカリ、意外となんでも売れますし、ジモティーは大きいものも意外と引き取ってくれる方がいるので引っ越しの強い味方です。ただし、出品や梱包はやや面倒臭いですし、売り手や譲り手が見つかるまで時間がかかる場合もありますので、合格発表後からボチボチやって行った方が後々楽になります。

なお、メルカリ出品に備え、Amazon等で届いた段ボールをできる限り保管しておくことをおすすめします。多少サイズが合わなくても、カッターナイフなどでバラしてからガムテープで再構築することで適切なサイズになります。

 

□ 引越し方法を決める。必要なら引越し業者に見積もりしてもらう

大抵の場合は独り身と思いますので、通常の引っ越しプランよりも、単身者プランの方がお安くなるかと思います。あるいは、6年間使用した家具、家電も多いと思いますので、一気に新調してしまって新居には何も持っていかない、という作戦でも良いかもしれません。


□ PCのタイピング練習を本格的に始める

 研修医の先生の仕事といえば、とにかくタイピングが圧倒的に多いです。日々のカルテ記載に書類作成、勉強会スライド作成などなど……。タイピング、それもブラインドタッチが出来ないとそれだけでかなり時間ロスになります。「あんまりタイピング練習したことないな」と思う人も、「俺、別にタイピング遅くないし〜」っていう人も、是非一度基本からタイピングを学んで、練習してみてください。タイピングの速さは仕事の速さに直結します。


□ 医籍登録の必要書類(医師免許申請書、診断書、登録済証明書用はがき、住民票の写し)を揃える

医籍登録そのものは合格発表後に行いますが、それから書類を揃えていると時間がないので合格発表後からボチボチ揃え始めます。大学から配られた医師免許申請書、診断書(どこのクリニックでも良い)、登録済証明書用はがき、住民票の写しor戸籍謄本、を揃えておきましょう。

 

 

 

●合格発表後〜引越し前日までにやること

□ 研修病院へ合格の連絡を行う

これ必ずやりましょう。病院から連絡してくるパターンもありますが、こちらから連絡するのが礼儀です。以前勤務していた病院で、内科部長が「1人だけ合格の連絡が来ないんだよね…。大丈夫なのかな…」って心配していたことがありましたので、忘れずに連絡しておきましょう。

 

□ 収入印紙6万円分を買い、住民票がある地区の保健所で医籍登録申請を行う

ついに買います収入印紙。高すぎる6万円。むしろ10万円じゃないだけ良いと前向きに思うべきか(んなわけないでしょ!)。医籍登録を早めに行わないと、4月以降「まだかな、まだかな」ってソワソワする時間が長引きますのでお早めに。

 

□ ガス会社、電力会社、水道局、インターネットの引越し手続き

□ 携帯電話会社、銀行への移転連絡

各種インフラの引越し手続きは必ず行なっておきましょう。日にちを間違えると最悪ホテル暮らしになりかねませんので慎重に。今は大体インターネットで出来ますが、確実なのは電話です。利用開始手続きが何らかの形でエラーとなっていた場合詰むので、心配な方は電話で行っても良いかもしれません。

 

□ 郵便局の転送手続き

これを忘れてしまうと、大事な書類が他人の手に渡る可能性があるので気をつけましょう。ちなみに、郵便局に行かなくてもインターネット上で転送手続きを行うことができるので、楽な時代になりました。

 

□ 荷造り

引っ越しを予定している方は少しずつ始めましょう。

 

□ 転出届を出す(異なる市区町村へ引っ越す人のみ)

異なる市区町村へ引っ越す方は、引っ越し前の役所で転出届をもらい、引っ越し先の役所で転入届を出す、という面倒臭い工程が必要です。引っ越し後に「転出届もらい忘れたぞ!」となると、旧居に帰らないといけないので面倒臭いです。忘れないようにしましょう。

 

 

 

●引越し前日

□ 洗濯機の水抜き

引っ越し業者からも案内があると思いますが、洗濯機の水抜きをしないと引っ越し時漏水の原因となります。数年間の蓄積された洗濯機裏の埃を浴びながら、水抜きを行なってください。

 

□ 冷蔵庫を空にして電源を切る

冷蔵庫は前日までに空にしておきます。冷蔵庫の奥からとんでもないモノを発見するかもしれないことは覚悟しておいてください。

 

 

 

●引越し後〜勤務開始まで

□ 転居届or転入届を出す、マイナンバーカードの住所変更を行う

異なる市区町村からの引っ越しなら転入届を、同一市区町村内での引っ越しなら転入届を役所に提出します。マイナンバーカードの住所変更も役所で出来ますので、転入届提出の際、一緒に行うのが効率良いです。

 

□ 病院内にあるATMを確認、銀行口座を作る

これ結構大事です。院内にATMがある病院は多いです。多忙な研修医ですから、夜間でないとATMに行けない…なんてことも。その点、院内ATMで引き出しや振込等できれば、手間も手数料も少なくて済みます。口座開設は平日日中のみ対応という銀行も多いので、院内にあるATMの銀行名を確認したら、勤務開始前に口座を作りに行くことをおすすめします。

 

□ 運転免許証の住所変更

引っ越し先所轄の警察署で行います。

 

□ 自動車の登録変更・車庫証明の発行

自動車を保有している方が引っ越しを行うと、結構面倒臭いです。まず警察署で車庫証明を発行し、その後陸運局で車検証の住所変更を行わなければなりません。陸運局って結構遠いところにあったりするので、手続きと合わせると半日程度潰れてしまうことも…(泣)今はOSSというオンライン申請システムもできたので、可能ならそちらを使うのが良いのですが、WindowsOSのPCが必要だったり、カードリーダーが必要だったりするので、Macユーザーにはハードル高めです。いずれにせよ、どちらも平日日中のみの対応なので、自動車を保有している方は勤務開始前に手続きを済ませることをお勧めします。もっと楽にしてほしい〜。

 

□ 医師賠償責任保険への加入

研修医とはいえ必要です。今は研修医でも訴えられ、賠償金を請求されることがあります。また、病院の機械を壊してしまった、などの対物も賠償対象となりますので、加入をお勧めします。もちろん、保険が活躍する時はかなりやばい時なので、基本は活躍しないんですけどね(それこそが保険とも言えます)。僕は知り合いの保険代理店を通じて個人で加入していますが、多くの方は民間医局などが取り扱っている保険に加入することになるかと思います。

 

□ 仕事に必要なアイテム(印鑑、院内靴、聴診器、ペンライト、腕時計、スクラブ、白衣など)を揃える

ぼちぼち揃えましょう。聴診器やペンライトは学生時代から使用しているもので良いかと思いますが、印鑑、院内靴などは買い揃える必要があります。特に印鑑は勤務開始初日から使う可能性もありますので、勤務開始前に買っておきましょう。おすすめとしては、通常のハンコ一個とハンコ付きボールペンの両者を持っておくことをおすすめします。なぜなら、頻繁に行方不明になるから!特にボールペンは、普通のものであれば行方不明になってそのまま消えていくのですが、ハンコ付きなら大抵帰ってきますのでおすすめです。

 

↓通常のハンコ

 

↓ハンコ付きボールペン

 

また、院内履きは通常、穴などが空いておらず、針を通さない素材のものが推奨されます。多くの医療者が医療用クロックスを履いていると思いますので、特にこだわりがなければこちらをおすすめします。外科志望などで立っている時間がとても長い!という場合には、ダンスコのサンダルが足に優しく疲れにくいです。高価ですが、QOLには代えられない、という方は是非購入を検討してみてください。

 

↓医療用クロックス。通常の商品と異なり、穴がないのが特徴です

 

 

↓ダンスコのサンダル。疲れにくいことで定評があります

 

 

□ 仕事に必要な参考書を揃える

参考書は勤務開始後から買い始めたり、病院の図書室で借りたりしても良いとは思いますが、少しくらいは持っておいても良いでしょう。おすすめ参考書については下の別記事を参照してください!

 

 

 

●勤務開始後

□ クレジットカードを作る

勤務開始後、給料日までは、学生時代の貯蓄で食いつなぐことになります。が、卒業旅行で散財してしまった!という方も多いでしょうし、病院によっては4月分の給料が5月に支払われる、というパターンもありますので、「2ヶ月耐えるのはさすがに無理ダヨ…」といった具合に、ひもじい思いをする可能性があります。そこで登場するのが文明の利器、クレジットカード〜〜〜〜(タラタタッタタ〜)!!「今はお金がなくても大丈夫。だって請求は翌月末だから!!」ということで、なんとかなります(キリッ)。ただし、使い過ぎには注意です。クレジットカードはとりあえずみんな持ってる楽天カードから作れば良いと思いますが、会員費を払うことを厭わなければオトクなカードは色々とあります。とりあえず僕が持っているのはマリオットボンヴォイプラチナカードというカードで、クレジットカード界隈(なにその界隈?)ではかなり有名なカードになります。詳細は下の別記事を参照ください。

 

 

□ NISA口座を作る

必須ではないですが、作っておいて損はないと思います。NISAとは簡単に言うと「株で得た利益が非課税になるシステム」です。皆さんの所得ならば所得税は最低でも20%以上になることでしょう。しかしNISA口座で株を買えば、利益が出た分にかかる税金がゼロになります。個別株を購入する通常のNISAと、金融商品に積み立てを行うつみたてNISAがあります。研修医、めちゃくちゃ散財しない限り多少お金は余ります。ただ貯金するだけでは勿体無いので、よくわからないよ、という方は、そのお金の少しだけでも、つみたてNISAで積み立ててみることをおすすめします。

 

□ 医師ポイントサイトに登録する

これはマストです。

医師ポイントサイトは、ポイ活界のトップオブトップ、本気を出せば月々の生活費も補える、そんなシロモノです。主なポイントサイトとしては

・m3

・ケアネット

・メドピア

・日経メディカル

・プラメド

があります。紹介で登録するとポイントがもらえますので、必ず紹介で入りましょう。ただし、必ず医籍登録され、医籍登録番号が判明してから登録しましょう。医師として登録しないと紹介ポイントがもらえません。先輩医師や先に登録している友人医師に紹介してもらうのが良いでしょうが、周りにそういう方がいない場合は、是非さとみなの紹介でお入りください(ありがたいことに僕もポイントがもらえます…)。下記より登録できます。

 

↓MedPeer紹介コード(このコードを登録の際に入力ください)

554vkz

 

↓Carenet紹介リンク

 
プラメドはいくつか僕個人の情報が必要なので、紹介を希望される方はXのDMでご連絡ください!
(Xアカウント→@muroyamuron)
なお、M3と日経メディカルは紹介システムはありません。
 
その他、研修医の先生に有用なお得情報は下記別記事を参照してみてください!

 

以上、国試後にやることリストでした。

最後は宣伝みたいになってしまいましたが(汗)、ぜひこれを参考にして、焦らない、慌てない国試後生活をお過ごしください!!