この記事は2024年1月17日に編集されました。
※この記事は主に新研修医1年目、2年目の方向けですが、医学を先取りしたい医学生にもおすすめです。
はいはーい!どうもみなさんこんにちは!さとみなです。
この記事は、国試終了後の学生の方々に見ていただけることが多いので、まず先にお伝えしておきます。
国試受験生たち、本当にお疲れ様でした!!!!!!!!!!
辛かったろう・・・苦しかったろう・・・
そして点数が悪かった人は今もきっとしんどいだろうけど・・・
とりあえず、よく眠り、よく遊べ。
みなさんが今やるべきことはまさにそれ。
むしろそれしかないとも言えます。
でもね。
意外と暇な時間はあるもんです。
ずっと遊んでても体力尽きちゃうし、予定が入らなくて暇になっちゃうこともあることでしょう。
まあそんな時はテレビを見てぐーたらするもよし。
ゲームをして楽しむもよしですが、もし君が
お勉強が好きすぎるとか!
早く医者の仕事がやりたくてうずうずしてるとか!
知識欲が溢れ出して止まらないとか!
そういう場合には、研修医向けの本を読み始めるのがイイと思います。
仕事が始まってから読むで十分ではありますが、やっぱりついに医者になるんだと思うと、いてもたってもいられなくなってきませんか?
ちなみに僕が国試終えた時はそうでした。
でも、何を読めばいいかわからないですよね?
そりゃそうです、どんな本がどう重要なのかわかるのは、仕事が始まってからです。
そこで!
研修医になってからも絶対使う、絶対読むべきな、僕のおすすめ本をランキング形式にして発表していきたいと思います!
今まで読んだ本は数知れず・・・(数えていないだけですが)、電車でも旅行先でも本を読んでしまうような私さとみなが、これはイイ!と思った本を紹介したいと思いますので、最後まで読んでいただけたら幸いです。
なお、この記事を最初に書いたのは2020年のことですが、4年経って教科書界もかなり進化を遂げました。次々と良書が出ています。
後輩研修医の先生からも話を聞いて、2024年最新のおすすめ教科書ランキングを新たに作成してみました!
あくまで私見ですのでご了承ください。
※文字制限の関係で、記事が複数にわたってしまっていますがご容赦ください(泣)
第10位:医療者のスライドデザイン: プレゼンテーションを進化させる、デザインの教科書
すみません、しょっぱな10位は医学書ではありません。
これは、プレゼンのスライドの作り方について書かれた本です。
といっても、巷にある畑違いのビジネス用パワポ教本ではありません。
れっきとした、医師の、医師による、医師のためのスライド作り教本なのです!
意外と大事なんです、パワポのスキル。プレゼンって話し方とか内容とかも当然大事なんですけど、見せ方、配置、フォントや大きさ、そういったテクニカルな部分も非常に大事で、むしろそこが洗練されているだけで「いいプレゼンだねえ!」
スライド作りのエッセンスが詰まった素晴らしい本です。
えっ、こんな見せ方があるの!?って眼から鱗になること間違いなし。
センスというものは学習できます。洗練されたスライドをある程度トレースすれば、しっかりいい感じのプレゼンが出来上がります。
是非一読ください。
第9位:病棟指示と頻用薬の使い方 決定版〜持参薬対応や病棟でのマイナートラブル対処まで、意外と教わらない一生使える知識の詰め合わせ
こちらは、レジデントノートの特集を、一冊の本にまとめたものです。
レジデントノート「病棟指示と頻用薬の使い方」でも十分戦えますが、この本では、より詳しくなり、より網羅性が高くなっています。
正直、これがあれば指示の大半はどうにかなっちゃうんじゃないでしょうか。
医学書あるあるの「一般名は載っているけど商品名が載っていない」ってこともなく、書いてある指示そのままポンと入力すれば良いので、かなり実践的、現場的な本になっています。
ただ、通読には向かない本です。日々の業務の中で参照する、といった使い方が良いでしょう。
第8位:あてて見るだけ! 劇的! 救急エコー塾〜ABCDの評価から骨折、軟部組織まで、ちょこっとあてるだけで役立つ手技のコツ
これは僕の研修病院の救急外来に転がっていたので、散々参照した本ですね。
エコーって、本気で学ぼうとすると奥が深いです。本格的なエコーの教科書は多数あり、良著も多いのですが、とりあえず救急外来で当てるエコーくらいを学びたい!という人にはいささか重いです。
そこでこの本。
ガチな教科書ほどではなく、それでいて研修医の先生には必要十分な量のエコー知識がまとまっています。
こちらも、実際にエコーを当てながら適宜参照する、といった使用方法が良いと思います。
第7位:新装改訂版 もう困らない 救急・当直 当直をスイスイ乗り切る必殺虎の巻!
林寛之先生といえば、救急の世界で知らない人は居ないくらい著名な先生ですよね。
林先生、色々本を執筆なされていますが、研修医の先生にとっておきな本はこの一冊です。