まねブログとほんとかな ”知的遅れのない発達障害児のシビアな現実” | 助産師さんの観察ブログ

助産師さんの観察ブログ

アメブロプロフェッショナルブロガーだった12人産んだ助産師HISAKOさんを観察しています。15人大家族ではありません。なぜかアメブロは閉鎖、ばぶばぶでもブログは更新されなくなったので、主に過去ブログからコピペ疑惑を掘り出しています。

12人産んだ助産師HISAKOさん、発達障害のあるお子さんの中学進学前に書かれたブログです。

 

中学では通常学級か支援学級か。

支援学級の中でも、知的学級か情緒学級か。

 

お子さんは知的障害がないタイプで、療育手帳はない。

特性との相性もあり情緒学級を考えていたけれど、中学進学前の説明会を受け、お子さんのケースでは卒業後の進学に困難があることがわかった。

「中学での学級選びで子どもの進学可能性がとざされる」と強く問題提起しています。

 

お子さんとHISAKOさんたちが置かれている環境の困難を否定するものではありません。

 

でも、一般的な話と読める形で書かれていますが、お子さんの状況はあくまでも「その自治体では」のよう。

日本どこでもそうなのだと思い込むと、諦めて情報収集が遅れるケースがあらわれるかもしれないので、ツッコミます。

 

ほんとかな?1

療育手帳を持っていない情緒の子たちは
そもそも特別支援学校進学の資格はありません。


「療育手帳を持っていない」が「軽度の知的障害も認められないので療育手帳は取れない」意であれば、これは間違いではないのでしょう。

でも誤解の余地があります。


療育手帳は障害者福祉を目的とするものであり、教育の何かを保証するものではない。


手帳がなくても特別支援高等学校に行っている子もいるし、逆に、

手帳があっても普通高校に行っている子もいる。


沖縄県特別支援高等学校令和5年の募集要項をみたところ、療育手帳は出願書類のひとつではあるものの、絶対条件ではありませんでした。

 

 イ 療育手帳の写し 又は 専門医の診断書(第11 号様式) 専門医の診断書は、軽度の知的障害が証明可能なものとする。


受験時には、あくまでも「障害の証明書」という位置づけ。

 

ただし。

合否判定には、障害の程度も判断材料になるそうです。

定員を超えた高倍率が常態化している場合、「療育手帳」を受験資格要件としている学校もあるのかもしれません。

 

ほんとかな?2

公立中学の特別支援学級から
全日制公立普通高校への道は
実質、拓かれていないというわけか!

公立普通高校の受験資格が「ない」わけではない。受験はできる。道はある。

相当の学力があるかどうか、その道を拓く力を試されるのは、障害のあるなしに関わらずみな一緒です。

 

ただし。

受験で必要な内申書自体を、学校によっては「支援学級の生徒には作成していない」、つまり受験不可能という事例もあるそう。

そのケースであれば、おっしゃるとおり道がとざされている、制度の不備だと思います。

 

なんでだろう

なぜ助産師さんは公立高校にこだわるのだろう。

高校に何を求めるのだろう。

「学び」そのものなのか、同世代と過ごす「高校生活」なのか、「高卒資格」なのか、その先の「進学」なのか、高卒資格はなくても特別支援高等学校で得られるような「社会に出る準備」なのか。

 

経済的な面に言及されていますが、2019年の文部科学省平成30年度子供の学習費調査によれば、

 

1年間・子供一人当たりの経費

公立高等学校(全日制) 45万7,380円

私立高等学校(全日制) 96万9,911円

 

倍以上ではあるものの、小・中での差(5倍、3倍)よりは控えめ。

幼稚園は私立も利用されているご家庭なのに、この公立こだわりポイントは今一つピンときませんでした。

 

ただ、ブログの翌年には動画で「行く高校で人生は変わらない」と語っていますので、心境の変化はあったようです。

 

配慮を必要とする子の、義務教育ではない学び。

障害自体が人それぞれ、学校の特色もそれぞれ、地域性もあり、「体験してみなければわからない」、経験者の情報価値が何より高い。

その情報は「保護者が動かなければ降ってこない」のが現状。

 

まだ先のことと思わず、数年後を過ごしている先輩方の声を意識して拾っておくことが大事なようです。


おなじみLITALICO発達ナビさんは、経験者のコラムをテーマごとに検索できます。

 

今回参考にしたのは2016年にまとめられていたつぶやき。

生の声はTwitterが拾いやすいと私は思う。

 

ここからは、いくつかまねされていたようなので並べておきます。

 

元記事HISAKOさんブログの類似部分を、元記事の流れに沿って引用、並記しています。あくまでも一部抽出ですので、元記事の意図は十分に汲めません。興味を持たれた方はぜひリンク先をご一読ください。
※まねブログのリンクは記事作成時点で確認できたURLです。バナーはブログ、タイトルテキストは魚拓にリンクしています。
※同じ文章は、2023年3月までnoteとアメブロプロフェッショナルブログにも掲載されていた可能性がありますが、いずれもHISAKOさんブログ一本化を理由に閉鎖・削除されています。

 

12人産んだ助産師HISAKOさんブログ

2020-06-05

知的遅れのない発達障害児のシビアな現実


元記事 

Togetter h_rururiruraさんまとめ

2016-03-04

 

 

青 元記事
2016-03-02 17:01:19
かすみかん星人🍊 @sakura14k
それで、「公立なら特別支援学校。高卒認定をとりたいなら、私立かサポート校へ。」だもんな。
息子は、高校卒業時に色んな勉強をしたいってなるかもしれないから、高卒認定は取りたいって言ってた。
まとまったお金がなければ、息子の希望を叶えてあげれなかったのは、事実。

赤 12人産んだ助産師HISAKOさん

つまり、家庭にまとまったお金を準備できる
経済的ゆとりがなければ
彼らの生きる道を切り拓いて叶えてあげることさえも
できないのです。

  
2016-03-02 17:09:23
かすみかん星人🍊 @sakura14k
早く定着してくれないかな。

支援学級からも、公立の普通高校が受けれるように。

支援学級からも公立の普通高校に
進学できるように・・・

そんな当たり前のことを
心から願っています。



2016-03-05 23:27:50
みちよ @michiyonn
手帳がなく、高等部にも行けず、高校にも行けなかったら。
なんの資格もない、なんの武器も持たないただの中卒が世の中に放り出されるだけ。
それってあり?


支援を得るために支援級を選択したら、その3年後には全ての梯子を外されて世間に放り出されるなんて、どう考えても納得いかない。

支援を得るために支援級を選択したら
その3年後にはなんにもないまま
世間に放り出されるってことなんでしょうか。


  
2016-03-05 23:51:52
なないお🍀当たりの宝くじ @Nanaio627
昨夜から支援学級からの高校受験についてつぶやいているけども、これは地域格差がかなり大きく内申を作ってくれて通常級と同じ授業内容を履修できる学校も多くある。

これは当然と思っていたのにそうでない地域が事実あるという衝撃。

現在、
発達障害への理解、支援体制には
地域や学校ごとに大きな格差があるようです。