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12人産んだ助産師HISAKOさんを観察しています。いつかいいね数を越えるのが夢 だったのに閉鎖されちゃった

「12人産んじゃった助産師さんが学校突撃に至った理由」についてツッコミます。

以前のエントリー↓では触れませんでした。

この時、助産師さんは、お子さんの学校トラブルで気持ちが沈み込みそうになっていました。
 
学校に突撃したのは、助産師さんにとって望み通りの適切な返事を返してくれるのが、お子さんの過去の担任先生だったからです。
 
こどもの特性を熟知し、友人関係や保護者もわかっているだろう過去の担任先生は、一から説明する必要もなく、確かに最適であり貴重な相手でしょう。
 
子育てに限らず、どうしても避け難いストレスと生きていかなければならない時、その「感情の捌け口」を持っておくのはとても大事です。
これはほっといてはいけない、つらい、というストレスに出会った時、解消できる手立てをあらかじめ自覚し用意しておくのは正解です。
 
だがしかし突撃はナシだ。
相手の都合を尊重しよう、話はそれからだ。
と言うのが前回のツッコミでした。
 
ただ自分が救われたいがために家族でも友達でもない誰かの時間を利用するなら、20分5,000円くらいが相場だと思います。
 
前段長くなった。
本題。
 
助産師さんを落ち込ませたのは、お子さんが手をあげてしまった相手の保護者さん。
電話での、「暴力的に育てないでください」という一言でした。
 
「そんなことわかってます。でも暴力ふるうんです。またやります。2度とこんなことさせない、とは言えません。
とは言えなくて」
 
落ち込んでしまった。
 
暴力はお子さんの特性が原因。周辺の状況が引き金です。
助産師さんと同じ気持ちを噛み殺してる親御さん、たくさんいらっしゃると思います。
 
ブログや動画の発信を見る限り、助産師さんはお子さんの特性について、学校や生徒の皆さんにも理解してもらうよう、せいいっぱい努力しているとみえます。
その時その時、せいいっぱい謝っていると思います。
 
「一度誠意を持ってごめんなさいって伝えたら、あとは受け手の問題だから、こっちは切り替えていけばいい」
確かにこれは正解なんですが。
相手の保護者さん、事情を知る周辺の皆さんに見えるところで言うことじゃない。
 
力いっぱい謝った、なのにこれ以上どうすればいいのか?
 
こうすればいい、という解はわかりません。
でも、特定可能なトラブルに関し、相手の保護者さんやお子さんや周辺の皆さんも見えるところで、こんな発信をするのは、不正解だと断言できます。
 
あの家の人に何か言ったら、こんなふうに世界中に言われる。関係のない学校の先生にまで色々言われる。
 
そんな共通認識を周りに作ってしまって、お子さんの周辺環境は良くなるんでしょうか。
 
「暴力的に育てないでください」
保護者さんの言いようも随分だな、と正直思いました。言葉通りに言われているのなら。
 
でも、お引っ越し動画を見て、本当にそうなのかもしれない。周りにはそう見える事象があるのかもしれない。と思いました。
限られた時間の撮影、編集も可能な動画の中で、こども動かすのに腕を引っ張り、こどもの頭をペチペチ叩き、顔に手を掛ける両親。
 
人に手を出すことに抵抗がない。
そしてお子さんは、特性のため、手加減が効きません。
 
この家での、「絶対にやってはならないこと」の基準の在り方が、お子さんの行動を作っているのでは。
結果、「暴力的に」育ててしまっているのでは。
 
そう思いました。私は。
 
コメント欄にも多くの指摘が寄せられています。
助産師さんご夫婦に届くことを切に願います。