長~い題名で失礼しました。
しばらく休んでいた長井鞠子さんの『伝える極意』(でも、中国語。それも台湾で翻訳された翻訳本の名前は“口译人生(通訳人生)”ですが)から引き続きご紹介します。
第五章 言葉を伝えるための「五つのヒント」
では、長井さんの考える「通訳」の作業の紹介があります。それは、
ステップ① 聞く
ステップ② 理解する
ステップ③ 分析する
ステップ④ 翻訳する
ステップ⑤ 話す
※参考:英語同時通訳者の近藤正臣氏の言語モデル。
詳細は「通訳って何?」をご覧ください。
この五つの段階を経て通訳の作業が完結する。
つまり発言者のメッセージが言語の壁を超えて聞く人に届くのです。
そして、この五つの段階は日本語と日本語のコミュニケーションでも適応できると長井さんは言います。
(日本語同士のコミュニケーションならステップ④ 翻訳するは要らないではないか?と思われた方、是非、長井鞠子さんの著書を読んでみて下さい。)
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そしてこの章ではこの五つのステップについて詳しく説明されるのですがその中の、「理解する」ということに次の文章があります。
(「予備の知識」が必要という説明の後に)
また、わたしたち通訳者が最終的に理解して伝えなければいけないのは、スピーチのなかの単語ではなく、それらによって構成される発言者の「メッセージ」であり、結論となる「大切なこと」です。
それらは必ずしもスピーチのなかで言語化されているとは限りません。
而我们口译员最终必须了解而且传达的,并不是演讲当中的单字,而是由这些单字所构成的讲者“讯息”,还有结论当中“重点”。
这些内容不见得会在演讲当中化为言语。
ér wǒmen kǒuyìyuán zuìzhōng bìxū liǎojiě érqiě chuándá de , bìng bùshi yǎnjiǎng dāngzhōng de dānzì , érshì yóu zhèxiē dānzì suǒ gòuchéng de jiǎngzhě “ xùnxī ” , háiyǒu jiélùn dāngzhōng “ zhòngdiǎn ” .
Zhèxiē nèiróng bùjiànde huì zài yǎnjiǎng dāngzhōng huàwéi yányu .
通訳とは決して単語を外国語にしているのではないのです。
「俺の言うことをその通りに約したらいい」
そういう人はこのことをわかっていません。
「通訳者のトリセツ」が必要だと思うのは、通訳者を使う人にはこのことを知っていただきたいからです。
通訳者を使う側の方々が一人でも多くこのことを理解し、通訳者をうまく活用して欲しいと思います。





