SC神戸中国語スクール代表のSCセンセこと森川先生が精力的に動画をアップされています。
対面での指導ではなく、視聴者の反応がわからないので効果的な動画にするには経験豊富でなければ難度が高いと思います。
短い時間で日本語が母語である人の中国語学習ポイントを説明されているので、何かと忙しい現代。
効果的に中国語をマスターするのに役に立つ動画だと思います。
動画は色々あるのですが、「間違いに気づかない中国語とは」という動画で取り上げている「母語干渉」はSCセンセならではの学習ポイントだと思います。
母語干渉。
第一言語(日本語が母語なら日本語)が第二言語(例えば中国語)習得に悪影響を与える現象。
(負の言語転移とも)
日本語が母語(第一言語)である人が第二言語として中国語を学ぶ時、どうしても母語が基準となります。
「(日本語で)『ありがとう』は、中国語でなんと言うの?」
さりげなくこのように質問しているのではないでしょうか?
まるで日本語の『ありがとう』🟰となる中国語があるかのような質問です。
でも、よくよく考えると、日本語の「ありがとう」もどのような場面でどのような気持ちを表すときの『ありがとう』なのかで意味は微妙に違うでしょう。
これは翻訳・通訳の際に特に慎重に扱わなければならないのですが、日本語が母語の人が第二言語を学習するときに、第一言語を基準にして、その結果誤訳をしてしまう可能性があるということを意識するだけで、第二言語習得の速さや深さは違うと思うのです。
そして、このことを意識すると、第一言語である母語に対する理解も深まります。
これはちょうど自分自身に対する理解が深まるように。
第二言語を学ぶというのは、このように自分自身を知ることができ、成長することができると思うのです。
SCセンセはさらに一歩進め、「ステルス母語干渉」の説明もしています。
母語干渉して、翻訳・通訳が間違っているのに、第二言語を母語とする人には間違いだと気づかない。
ステルス。
つまり(間違いが)隠されている。
こういうことがあるので、第一言語と第二言語での交流には気づかない誤解が発生する可能性が常にあるのです。
こんなことを考えるのも第二言語を学ぶ面白さなのでしょうね。
