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SC神戸中国語スクール 京都校

全くのゼロから、ビジネス会話、通訳レベルまでしっかりと学べる中国語スクール、SC神戸中国語スクールの京都校のブログです。

ネットで『すごい傾聴』を購入するときに見かけた同じ著者、小倉広氏の『コーチングよりも大切なカウンセリングの技術』を読んでいて私がずっと考えている「教えること」について興味深い内容がありました。


コーチングよりも大切なカウンセリングの技術

この本は職場でのコミュニケーションを取り上げているのですが公認心理士でもある著者が職場で使える三つの技術として以下を紹介しています。

カウンセリング
コーチング
ティーチング

ティーチングとは旧来から職場で行われているコミュニケーション。
つまり仕事や職場の決まりなどを「教える」ティーチングの弱みについて次のように紹介されていました。

ティーチングは解決策や答えを伝える(伝達)という速度においてはスピーディ。
でも、(知識、技術の)伝達はされるが腹落ち、納得は弱い。

これは学校や中国語教室でも同じだと思いました。

知識や技術、さらにノウハウの伝達は直接的に説明されるので早いのですが、それらを受講者が本当に理解し、自分のものとしている(中国語なら使える中国語を身につけているかどうか)受講者各個人にかかっているのではないかと思うのです。

例えば、ある職場に新人が入ってきた。
仕事をティーチングする。
でも、それは伝達しただけで、新人が伝達した内容を「腹落ち」させ、「納得」し、「行動化」できるようになっているかどうかわからない。

伝達した上司や先輩としては「教えた」となっていても、教えられた方は「(情報を)伝達」されただけで、実際に身についたかどうかはわからない。
新人が実際に仕事をする時に、「教えられた」通りにできないと、教えた上司や先輩は、「ちゃんと教えました」とか「教えたよね」と教えた相手の責任にすることが多いのではないでしょうか。

著者はこういう状況が防ぐために「答えそのものを言わずに、ヒントを出し自己決定させる」手法を提案しています。

著者はさらに中国の格言を紹介しています。

「授人以魚 不如授人以魚」
“授人以鱼,不如授人以渔”

意思是说:送鱼给别人,不如教会他怎样捕鱼。喻指传授给人既有知识,不如传授给人学习知识的方法。

著者の説明は;

「人に魚を与えれば一日食べさせることはできるが、釣り方を教えれば一生食べていける」という意味です。
ティーチングは魚を捕ってあげることではなく「捕り方」を教えるべきです。もっと言うならば「捕り方」を教え、実際に「捕ってみることを体験させる」ことです。ですから安易に答えを教えるのではなく視点、考え方の提供にとどめることが有効です。

中国語の訳(山岡私訳)は;

誰かに魚をあげることは、その人にどうやって魚を捕ることができるのかということを教える方がいい。
人に知識を教えるより、その人が知識を学ぶ方法を教える方がいいということの喩え。

人は知識を伝達しただけで「教えた」と思ってしまいがちではないでしょうか?
本当に「教える」というのは知識の伝達だけではなく、教える相手がちゃんと理解し、自分のものにするようにすることが大切だと思う今日この頃です。

灘高で中学3年間をかけて『銀の匙』一冊を読み込むという授業を続けていた伝説の教師、橋下武氏もこのティーチングの弱点を理解し、効果的な授業をしたのではないでしょうか?



Youtube【81億の人生を変える】70代で人生後悔しないためのアインシュタインの名言・格言で紹介されたいました。

https://youtu.be/tuXUzsVvauY?si=_M4xiNBlGrfSbQKR


英語では;


Education is that which remains, if one has forgotten everything he learned in school.

[quoted in Albert Einstein, Ideas and Opinions, p. 63]. 


中国語では;


所谓教育,就是一个人把在学校所学全部忘光后剩下的东西。


学校で学ぶことって色々あるでしょう。

授業で先生から教えてもらうこと。

学校生活で経験する色んなこと。

友達との付き合いで体験し学ぶこと。


でも、ここでアインシュタインが入っている「学んだこと」というのは「知識」だと思うのです。


中国語なら、レッスンで講師からいろんな説明を受ける。

会話の練習や翻訳の練習もするでしょうが、主に「知識」を教えてもらう。

これはこれで大切なこと。

中国語の「知識」を学ぶことで中国人の考え方を学ぶこともできる。

でも、中国語を学び、それを使うことができるようになるには、「知識」だけではダメで自分の頭で考えることが重要。

中国語はどのように学べばいいのか。

どうやったら自分に合う学び方ができるのか。

会話が目的なら、どのように学べば中国語をマスターし、自分の思うことを中国語で表現できるのか。

など「知識」を越えた「知恵」のようなものを学ぶことが大切だと思うのです。


英語(英会話)の世界では、友人の松並先生が提言されている「学び方を学ぶ」ことが大切だと思うのです。

https://www.wwpclub.com/eigonoucliniccatch


これから中国語を学び、マスターしようとしている方。

今、学んでいる方。

アインシュタインのこの言葉について是非考えてください。


「知識」の詰め込みだけではなく、「知識」などすべてを忘れたあとに残るもの、それが一番大切だと思うのです。



新型コロナ禍。


今も第11波が来ている新型コロナですが、いろんな変化がありましたね。


飲食店が閉店したり、仕事ではオンラインでの就業、学校もオンライン授業など。

中国語など語学の世界も影響を受けています。


SC神戸中国語スクールも、長い間、JR神戸駅前にあった教室も閉鎖し、オンラインが中心になっているようです。


語学の場合、学習する言語の国とオンラインで結び、レッスンができるようになったので学習しやすくなったでしょう。

そして、日本で学ぶ時にも、Youtubeでの学習コンテンツが豊富になったので、語学学習者にとって良い環境になったと思います。


SC神戸中国語スクールも、Youtube配信を再開しています。

森川代表自らが中国語学習のポイントを紹介しています。


今回は「ショート」という短い動画の配信もされています。

森川センセは中国語を日本語のネイティブスピーカーに指導して40年になる「日本語ネイティブスピーカーによる日本語ネイティブスピーカーのための中国語指導」のプロフェッショナルです。

SCセンセの動画をぜひご覧ください。


※日本語ネイティブスピーカーにとってマスターしづらい中国語の発音について、日本語ネイティブスピーカーが理解、習得しやすく指導されています。