外国語を話すと言うこと | SC神戸中国語スクール 京都校

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例えば中国語を話すと言うことを考えてみます。


中国人が中国語を話すと言うのは自然なことで、どう言う感覚で話しているか人に説明するのは難しいでしょう。

でも、大人になって中国語を学んで話すようになった私たちはどう言う感覚で中国語を話すのかわかるはず。


「頭の中で日本語を使わない」

「中国語で考える」

「単語ではなくフレーズをスムーズに使えるようにする」

など、色々ありますし、人によって違うのかもしれません。


私の場合、次の感覚が近いように思います。


「数字の一から十を逆に言う」


例えば英語なら;


One two three four five six seven eight nine ten.


これは皆さんスラスラ言うことができると思います。

では逆は?


Ten nine eight seven six five four three two one.


最初は頭の中で思い浮かべながらゆっくりと言うと思います。

でも、何度も練習するとスラスラ言えるようになると思います。


この感覚です。


中国語なら;


一,二,三,四,五,六,七,八,九,十。


yī , èr , sān , sì , wǔ , liù , qī , bā , jiǔ , shí 。


中国語の場合、この拼音を正確に発音する(ローマ字の読みと声調)ことも必要でこれも漢字を見て、直ちに正しい発音ができるようにする必要はありますが、その上で、十から逆に発音する。


この時の頭の中が、日本語が母語の人が中国語を話す時の状態に似ているのではないかと思うのです。


私の場合、漢字を思い浮かべながら、それも一つずつではなく、次の漢字を思い浮かべながら発音しています。

そして、しばらくこれを練習すると、もう口が覚えてしまってスラスラと言えるようになります。


ところで私は今、京都でタクシードライバーをしていますが、最近、コロナの影響がなくなり、お客さんの中に、日本語が母語の人で英語を話す人がご乗車いただくことがあります。


一人は元キャビンアテンダントだと言う女性。

英語圏のご夫婦のアテンドをしておられ、車内でも流ちょうな英語を使われます。

ただ、発音は日本語の影響を強く受けたもの。

でも、言葉数が多いこと多いこと。

「あー」とか「うー」とか言うことなく、「なんと言ったらいいのかしら」とか、「そう、そう、そう」とかとにかく英語を話す。

この方の英語、それも英語を使ったコミュニケーションを聞いていると、外国語を話すコツのようなものがわかると思います。


発音はできるだけネイティブスピーカーに近づける。

でも、日本語の影響を強く受けた発音でも、言葉数が多いと円滑なコミュニケーションができる。

では、言葉数を多くするにはどうするか?

それはもうたくさん使い、単語だけではなく、短いフレーズをスラスラ言えるようにすることだと思います。


もう一人はカメラマンです。


外国の方で和服を着て、写真撮影をされる方がおられます。

その方に英語で、


「今回撮った写真は、1ヶ月半ごろにお手元に郵送されます」


こう言った説明を流暢にされるのですが、これはいつも説明する内容だからいちいち考えることなくスラスラと口から出るのだと思います。


このお二人の状況から、外国語を流暢に話すにはどうしたらいいか。

是非、皆さんお一人お一人が考えていただき、自分にとって効果的だと思う方法を試して、自分なりの方法を見つけていただきたいと思います。