英会話ドライバーを終えて:外国語会話のコツとは | SC神戸中国語スクール 京都校

SC神戸中国語スクール 京都校

全くのゼロから、ビジネス会話、通訳レベルまでしっかりと学べる中国語スクール、SC神戸中国語スクールの京都校のブログです。

いきなり、そして急にVIPだと言われ、また、予定していた観光場所ではなくお客さんの意向を聞いて臨機応変に大阪をご案内する。


そんな大阪観光があったのは昨日の午後。


大阪の最近できたとある五つ星ホテルのVIP。


観光途中でお聞きするとなんとエンパイヤステートビルにオフィスをお持ちとか。


「最近の英語会話観光はほとんどが、いや100%中国人。」


同僚がそんなことを言っていたので、それなら私のつたない英語でも何とかなるかと思ったのですが、完ぺきなアメリカ人。

しかもご夫婦。


午後の4時間みっちりと英語でご案内したのですが、流暢な英語なんてとんでもない。


脳に汗をかきかき、運転はもちろん安全に、そしてお客さんに楽しんでいただくように、また、気遣いしながらの4時間は身も心もぐったりとしたのですが、それはさておき。


高校卒業した時点で、私は英語はペラペラでした。


アメリカからやってきた日系二世の若者と、すべて英語で話していた私。


でも、中国語を学ぶようになって、どうやら「外国語=中国語」という回路が出来上がってしまい、北京で西洋人に、「西安はどういくの?」と英語で聞かれ英語語でこたえようとしても出てくるのは中国語、中国語、中国語…


最近はさすがに香港に行ってもカタコトの英語で生活はできるのですが、それでも観光案内となると別です。


できたら避けたかったのですが、今のタクシー会社の社長は強引で有名。

押し切られてしまいました。


そして、この4時間でつくづく思ったのが、


「カタコト英語で話すという段階を過ぎないと次の段階にいかない」


ということ。


最初から、大阪はまったくの初めてでどこを観光したらいいかわからない。とおっしゃるお客さんに対して、


“How about ~”

「~はいかがですか?」


というのは何とか言うことができましたが、後はもう単語、単語、単語です。


大阪城に上ったときなど、のどが乾いていないかと思い、「何かお飲み物はいかがですか?」と聞きたいのですが、“How about~”ばかりを使っていられないので、


“DrinK?”


「私が一緒に参ります(同行します)。」


は、


“Go with you”


観光ガイドではなく英会話ドライバーなのでこれでも許していただいたと思いますが(もしかしたらクレームが入っているかも)、こんな感じでとにかく「メッセージを伝えること」に専念しました。


「アメリカ領事館はどこにある?そしてホテルはどの位置で今私たちはどこにいる?」


と聞かれたときには自分の手のひらを使って、


“US consulate is here, and hotel is here, and we are here now.”


大の大人が話す言葉としては幼稚も幼稚。まさに5,6歳の子供が話す言葉だった(あるいはもっと低い年齢?)のです。


そして、この4時間が終わり、お客さんは「すべてよかったよ」と声をかけ握手していただいたのですが、私としては「あれも思うように言えなかった、これも思うように言えなかった」だらけでした。


「さっき」


“a short time ago”


中国語では、


“刚才 gāngcái”【鋼才】なのですっと出てくるのですが英語は出てきませんでした。


大阪城で英語を流暢に操るご婦人。

髪の毛にかなり白髪があったので60歳ぐらいだと思うのですがこのご婦人が英語で大阪城の説明をしているのがちらっと聞こえましたがその流暢なことと言ったらまさに「立て板に水」。


「中国語なら言えるけれど英語は…」


大いに反省したのですが、こんなカタコト英語を使いながらも何とか大阪観光案内を終え、つくづく思ったのが、こんなカタコト英語をたくさん話さないと次の思うことをある程度言えるようにはならないということ。


中国語を学ばれている方。


5,6歳の子どものような、単語の羅列の中国語では恥ずかしいと思い、もっと色んな単語を覚え、そして表現を覚え、さらには文法的に正しい英語を初めから話したいと思っておられませんか。


「恥ずかしい」


その気持ちはわかります。

でも、言葉は段階を経ていくもの。

最初はカタコト中国語から始めないと、あれこれと色んな表現を習得しようとすると、肝心の「メッセージを伝える」ということが「うまく伝える」ということに労力が必要になり、結果、何も言えなくなると思います。


思えば多くの中国人の友人が、短期間で中国語をなんとかできるようになるのは、中国人は日本語を学んだたらまず使おうと思う。


文法的に間違っていても、自分の気持ちを伝えようと自分の知っている単語を駆使する。


これをするからだろうと思います。


中国語は英語に比べ、カタコトでも通じる言葉。

覚えた単語を使ってそのまま会話のできる言葉。


「明日、時間をとっていただけますでしょうか?」


は、


「あす、あなた、ある(何が)、時間?」


で、


“ 明天,你 有 时间 吗 ? ”
“ Míngtiān , nǐ yǒu shíjiān ma ? ”


ね?シンプルでしょ?でも、だから意味を伝えやすいのです。


京都山科中国語学習会

ちゃんとした英語や中国語で話したい。


その気持ちはわかりますが、そこに行き着くにはカタコト外国語の期間を過ぎないといけない。


そう思うと楽になりませんか?

それに、会話文だと、英語もかなりカタコトチックだと思いました。