タクシードライバーに | SC神戸中国語スクール 京都校

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さて、コンピューター関連の会社は中国から撤退。

それに伴って私も仕事がなくなり契約満了を待たずに会社を離れました。

次の仕事を探していると、お断りしたタクシー会社から手紙が来ました。

「もし可能ならもう一度入社を考えて欲しい」

そんな内容でした。

そこで連絡してみると、面接してくれるという。

「なんて寛大な会社だろう。一度、内定を断っているのにまた面接してくれるとは。」

そのときにはそう思いました。


さて、面接の結果、合格し、タクシードライバーとしての研修がはじまりました。


この研修。

とても価値のあるものでした。

この会社は研修が厳しいことで有名なのですが、確かにその通りで、まるで軍隊のような厳しさでした。


朝、6:30までに研修会場に行きます。

それからびっちりまる一日研修です。

タクシードライバーとしてのマニュアルが準備されており、それに従ってとにかく覚えました。


地理や接客方法など。

覚えることは山ほどあるのですが、それを2週間ほどで卒業するのです。

特に接客では:


「ありがとうございます。○○の山岡でございます。」

からはじまり、お客様をお乗せして目的地に着くまでの一連の動作及びセリフが決まっており、それをすらすらと言えるようになるまで練習するのです。


「お客様第一主義」


まさにその通り。


お客様のおっしゃることは常に正しく、たとえお客様の誤解であっても苦情が会社に入ると、対象のドライバーは処罰される。

そういう社風でした。


この会社は研修終了後、ドライバーになった後も引き続き研修は続きます。


毎月一回、全社員は必ず研修を受けることになっています。

頭がくらくらするぐらい大きな声で出し、「ありがとうございました」を連呼するのです。


「洗脳?」


そんな言葉が浮かびます。

でも、同時にこの厳しい研修とそして継続して研修し続けることでドライバーの品質を保っているということがよくわかりました。


一般の会社ではここまで研修はしないでしょう。


人は楽な方に流れるもの。

常に磨いていないとすぐにいい加減になってしまう。

やり過ぎの面はありましたがとても学ぶことの多い経験でした。