契約社員となったのはコンピューター関連の会社。
社長は女性で、ある方の紹介で以前から知っていました。
また、社員が私の中国語の生徒でもあり、中国関連の仕事があれば紹介してもらおうと連絡したのですが、ちょうど上海事務所の件で困っているとのことでまたまた中国に戻ったのです。
この会社ではある中国人を頼って作った上海事務所が法的に問題があったので、その解決がポイントでした。
こういう例は後を絶たないのです。
今、多くの日本企業が中国に進出していますが、大手企業なら社内に中国室を設置し、中国のプロを招き、準備万端整えてから中国に出ます。
それでもいろんな問題が起きるのが外国。
でも、大手でなければそんな余裕はない。
ではどうするか?
一番多いのはたまたま知り合った中国人を頼ること。
「中国人だから中国語もできるし、中国のことも知っているだろう」
はい、確かに中国語は知っているし、中国のことも知っていますが、仕事ができるかということは別問題であることに気づいていない人が多いようです。
たとえば大阪の会社が東京に進出するときに、ただ東京人だということでその人を頼り、仕事を任せたりするでしょうか?
「そんなに簡単には考えていない」
きっとそうおっしゃるでしょうが、実際にはただ中国人だということで頼り、その結果、思っていたことと違い、会社はできたことにはできたが法律上問題があり、実際には何もできない会社だった。というのはよくあることなのです。
この会社もそうでした。
そして、何の戦略もなく中国に出ていました。
結果、私の中国語の生徒である社員は日本本社のバックアップ体制のなさに会社を辞めていきました。
そして私も「用無し」となり契約期間の満了を待たず契約の打ち切りとなり、次はいよいよタクシードライバーとなるのです。
しかし、この会社でも思ったのですが、社長というのは人の意見を聞かないものです。
「自分はこの方法でやってきた。そして成功してきた。」
そういう自負心もあるのでしょう。
「成功体験が人を天狗にする」
そばで見ていて心配になり、機会をとらえて進言するのですがなかなか聞く耳をもってはもらえませんでした。
ただ、企業ではこのようにして社長に合う人は残り、合わない人は去っていく。
そうやって変化していくということがよくわかりました。
最終的にどうなろうと社長の責任。
不満はあっても社長についていこう、あるいはついていくしかないと思っている人が会社に残る。
そういうものなのでしょうね。