独身時代、出会いを求めて友人とパーティーに参加した事がある。
今でいうところの婚活パーティーだ。
パーティー中盤で、気に入った人の番号を書く時間があった。
集計後、自分を気に入ってくれた人の番号が書かれた紙を、スタッフに手渡される。
パーティーの最後で、気に入った人の番号を3人書くことになった。
中間結果では、自分の気に入った人と自分を気に入ってくれた人は一致せず。
折角なのでカップル成立させたいが、どうするのが良いか。
考えた末、自分を気に入ってくれた人のうちの1人を1番に記入した。
作戦は成功し、カップル成立
後日改めて2人で会った。
仕事の話になり、彼は「日本で1番大きい会社」に勤めていると言う。
最初に浮かんだ会社名を挙げると正解だった。
私の仕事が何系かと話すと、ここでも「(業界で)1番大きい会社?」と訊かれた。
このあたりで彼に対して「ん?」という印象を持つ。
「1番トーク」はまだ続く。
パーティーでは自分の番号を1番に書いたか訊くのでそうだと答えると、彼は私を1番にはしなかったと言う。
なら訊くなよ
出身校の話でも、地元で1番の高校、1番の大学に進学、1番が好き、と。
はいはい、優秀でらっしゃいますね
この日知ったのだが、1番野郎(と呼びます)は当時遠方に住んでいた。
パーティーの日は研修でこちらに来ており、実家がこちらなのでよく帰省すると言っていた。
1番野郎は一緒にパーティーに参加した同僚について、チャライだか何だか悪く言っていた。
某人気アイドルが起用されている自社カレンダーをくれると言ったが、くれなかった。
申し訳ないが、人柄の良さを感じる部分が1つもない。
言うまでもなく、1番野郎とはそれっきり。
彼にとっても私は「1番」ではなかったので、そんなものだろう。
ちなみに、一緒に参加した私の友人も、カップルにはなったが進展はなし。
交際に発展したカップルはいたのだろうか。
この歌詞とは真逆の男だったな
一番野郎ってマッチの曲あったね