第2部 カントー
#18 カイラン水上マーケット
ベトナム南部メコンデルタ、カントーの街に来る旅人の83%は「カイラン水上マーケット」の見学がお目当てだと思います。
そこへ行くにはボートをチャーターするしかないのですが、私は「ニン・キエウ・ワーフ」で前日のうちに"やり手"のHoa母さんのボートを予約しておきました。(※前回の随筆を参照)
標準で4人乗りのボートを私1人で3時間チャーターして、350k(2100円)という条件。
そして約束していた(翌日の)早朝5時に船着き場に行くと、Hoaさんの部下のお兄さんが現れて乗船完了。
そしてまだ暗いメコン川を進んで往く、やみです。
45分ほどで水上マーケットに到着!
100年以上の歴史を持つカイラン水上マーケットですが、早朝になると様様な場所から米や野菜を積んだ船が500~600隻集まり、1㎞にわたって水面のほぼ2/3を占めていた時期もあるといいます。
しかし、近年は、カントー市当局がカイランエリアに高い堤防を建設したことで、川岸からボートへの商品の積み込みが不便になり船の数が減少傾向にあるといいます。
面白いのは、船のそれぞれが何の商品を扱っているかを客人に知らせるため、棒の先に商品をつけて天空へ「ぐいーーん!」と掲げていること。
船の上で交渉し、直接商品を積み込みます。
ちなみに早朝にやってきた理由は、マーケットが一番活発なタイミングに合わせたからで、観光そのものはお昼近くでも可能です。
(※当然、昼だと船が少ないです)
おや?
小さなボートが近寄ってきましたよ。
観光客相手にココナッツで作ったブレスレットを売る人でした。
60k(360円)とのこと。
まあ、どこでも買えるからなあ、、。
何も買わないのも申し訳ないのでパイナップルジュースを購入。20k(120円)。
てか、めっちゃぬるい。ぶわ。
酸味は無し。
向こうにも観光客相手にジュースを売るボートがいました。
船のスクリューがでけえ!
ちょうど腹が減ってきたタイミングで、湯気がのぼる鍋を持つボートを発見!
ありがたい!
一杯いただきましょう!
フーティウ 50k(300円)
薄い塩ラーメンみたいなあっさりスープ、春雨みたいな麺。
南部は「フォー」じゃないんです。
メコンデルタといえば、「フーティウ」なんです。
シンプルな料理だけど、身体の中まで沁みるわあー。
船の上で食べるというロケーションも美味しく感じられる理由でしょう。
またゆっくり辺りを周回。
なにしろ、持ち時間は3時間。
(※滞在1時間強、往復に2時間弱)
まあ、さすがに1時間もいたら充分満喫できますちゃね。
オレンジジュースも飲みました。
20k(120円)。
7:00頃になると多くの観光客がやってきて一層にぎやかに。
私は帰路につくのですが、ちょっと寄り道して脇の方にあるメコン川の支流に入ってくれましたよ。
・・ここは 戦場 船上。。
”地獄の黙示録”状態です。
朝日がまぶしい。
そして、メコン川とともに暮らす人人の生活が興味深い。
やがて太陽が38度の高度にいる朝8:03頃、私はもとの港に到着し、下船したのでした。
やみ「次のカレー活動は、あなたの街のあの店です」
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