カレー探偵、やみちゃん です。
或る日のKHUSHI総曲輪ベース
3/18,19の2日間、週末スペシャルで興味深いターリーが提供されていましたよ。
その名も「NIZAAMI THALI(ニザーミ・ターリー)」。
要するにインド・ハイデラバード様式のセットです。
(※パキスタンにも同じ名前の都市があるので区別しましょう)
インドのハイデラバードといえば、インド7番目の都市にしてアーンドラ・プラデーシュ州の州都であり、近年はITビジネスが牽引する経済発展が著しい都市。
マイクロソフト、Apple、アマゾン、グーグルなどのオフィスもあるハイテクの街です。
その歴史は500年に満たず、インドでは比較的歴史の浅い都市ですが、
ゴールコンダ王国(1518年 - 1687年)
ムガル帝国統治(1687年 - 1724年)
ニザーム王国(1724年 - 1948年)
を経て、インド政府に強制併合されました。
・ニザーミターリー 2500円
ゴゴゴゴゴ・・・
いやー、こりゃ豪華ですねー!
ニザーム王国を治めたニザーム家はムスリムで、王のためにぜいたくなレシピで高級なスパイスも多く使用して料理が作られていましたが、
・ハイデラバードマトンビリヤニ
なかでもマトン・ビリヤニがとくに有名で、ビリヤニといえばハイデラバードといわれるぐらい、今では街の代名詞にもなっています。
ハイデラバード式の作り方は独特で、生肉とヨーグルトとスパイスをマリネしたものを一晩寝かせて鍋底に敷き、その上に半茹での米の層を重ねることで調理されます。(=カッチ式)
加熱時には材料から出る蒸気だけで調理が行われるように、小麦粉を使った生地で鍋蓋を密閉します。
・ハリヤリフィッシュ
ビリヤニだけでも満足度が高いのに、カレーも3種類ついてました!
サバのミーンコロンブにほうれん草とミントをミキシングして緑色に仕上げた香り高い一品。
・チキンカリヤ
ブラックペッパーでパンチを効かせたチキンカレー。
・カティメティダル
そして珍しい、ピーナッツが入った甘くて酸っぱい具沢山なダル。
豪快に手喰い!
タングリケバブは食べごたえがパネェ!
パニールティッカはパニール好きなら感涙でしょう。
・・これ、2人前ぐらいあるんじゃないかと思うぐらいにボリュームのあるターリーでした!
***
・キウイサラダ
さて、もう1品ご紹介しましょう。
・ミーンコロンブ 1800円
グランドメニューに載っていて、いつでも注文できる南インドの酸っぱいフィッシュカレーです。
この日は鯛とサバがありました。
選択式なので、注文時に何の魚があるか訊いてみましょう。
漁師的にはカレーには白身魚がおすすめなので、鯛とサバなら鯛で決まりです。
バスマティがススムクン!
フレッシュなカレーリーフが柑橘系の香りを漂わせ、タマリンドの甘酸っぱいグレービーを口腔内に導けば、マスタードシードが舌の上で爆ぜる愉しさよ。
・ラドゥ
ミターイ(甘いお菓子)をいただきました。
アジャドとマレーシア談義を堪能。
アジャドは(来日する前に)マレーシアでの勤務歴が5年あり、ナシゴレンなどのマレー・インドネシア料理をつくるのも得意なんです。
(※たまにスペシャルで提供することもあります)
みごとな攪拌で淹れてくれた無糖チャイで〆!
おやおや、4月から値上げですかー。
こりゃ皆さん、3月中にKHUSHIに行きまくらねば!ですね。
「フライパン1つで完結する宇宙」
やみ「次のカレー活動は、あなたの街のあの店です」
***
クシ 富山店 (インド料理 / 中町駅、西町駅、グランドプラザ前駅)
夜総合点★★★★☆ 4.4
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イミズスタン公式本
「おいしいイミズスタン・富山の現地系カレーストリート」
1冊500円(税込み)
”イミズスタン”の名付け親、カレー探偵やみちゃんが地元のおいしい現地系カレー店を紹介します!
巻末の”イミズスタン興国史”は必読!
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