カレー探偵、やみちゃん です。
2022年4月29日から5月6日にかけて北海道に行ってきました!
漁師&カレー遠征 2022 G.W.
北海道(函館・室蘭・札幌)編
【08】かに太郎(白老町)と地球岬(室蘭市)
YAMI STEP.20地球岬でカレー愛を叫ぶ(室蘭市)
室蘭市はとりたてて”観光地”というわけではありませんが、絶景ポイントがあるというので行ってみました。
その名は”地球岬”。
今、地球色につつまれて。
アイヌ語でポロチケウェ。
北海道の自然100選だそうです。
見晴らし台まで階段を少しのぼれば、、
絶景なり!
地球岬でカレー愛を叫ぶ探偵の図。
クジラやイルカは確認できなかったけれど、、
地球色に染まることができたし、室蘭に立ち寄ったのは大正解でした!
YAMI STEP.21伝説の かに太郎(白老町)
※今回のルート
国道36号は通称「室蘭街道」といって、札幌市から苫小牧市を経由し、室蘭市に至る一般国道です。
(※私は室蘭から札幌に向かい北上しました)
北海道遠征直前に友人Sさんから「室蘭に行くなら、”かに太郎”に行ってみたら?」とオススメされ、そういえばツイッター上で激渋な蟹メシ屋が話題になっていたことを思い出し、面白そうだと思って調査リストの片隅に入れておいたのでした、、(余裕があれば行くということで)
その店は、意外にも大通り沿いの、けっして辺鄙な場所ではない土地に唐突に、そしてなんともいえない圧倒的な存在感を放ちながら建っていました。
かに料理 かに太郎(白老町)
やみ「・・営業、してるのかな?」
・・こういうときは慌ててはいけません。
とりあえず、店に入る前に四方を観察してみました。
まず、店は室蘭街道沿いですから、多くのクルマが飛ばしながら通り過ぎていきます。
その向こうには「ホテル王将」。
激渋です。
右隣には毛蟹の卸売業者がありました。
じつはこのあたりには蟹の業者や蟹メシ屋が多数並んでいて、かに太郎だけが蟹メシを出しているわけではありませんでした。
中には綺麗な大型店もあって、そちらにはたくさんの客が入っているのが観察できましたよ。
つながれた老犬が居眠りをしていました。
かに太郎の左隣には、廃材の山が!!
いったい、どういうことなんでしょう。
かに太郎、正門
正式な営業開始時間は11時となっていたのですが、10時半に着いてしまい、まわりを観察していると、どうやら先客が1名いる様子。
えっ、もう入れるの!?
店内風景
というわけで、フライング気味ですが入店に成功です。
メニューは自慢の蟹オンリー。
白い板前服を着たお店の大将(推定83歳)が、
「うちは、今、”かにめし”しかやっていないけど、それでもいいかい? 味噌汁がついて500円。それでもいいなら座ってください」
定食や鍋は少なくともランチタイムには無いみたい。
最初から名物の「500円かにめし」目当てだったので、なんら問題なし。
大将が調理する間に、レトロな店内を味わいました。
建物は十角形をしていて、ぐるりと1周出来ます。
中心部が厨房ですが、壁が出来ていて調理中の姿は見学できませんでした。
中からシュッ、シュッ、と大根を削る音が聞こえましたが、味噌汁の具材でしたよ。
かにめし 500円
プラスチックのお重を開けると、紅しょうが。
タケノコの山をかき分けると、蟹のほぐし身が出てきました!
なかなかどうして、蟹がけっこう入っています。
豪快に手喰い!
大将が一生懸命に削ってくれた大根。
「かにめし」ですが、500円という今どき考えられない安さでちゃんと蟹のほぐし身が入っているだけでも奇跡的でしょう。
大将にはいつまでもお元気で店を続けてほしいと願いながら、次の目的地に向かいました。
”噂”を聞きつけた観光客が、ちょいちょい来る様子が確認できましたよ。
ところで、北海道から帰ってきてから、自分の持っている本の表紙に「かに太郎」が載っていることに気づきました。にゃはは。
しかも、1番最初に紹介されていたという。。ぶわ。
昭和レトロ、世界遺産、駅前の横丁、鄙びた温泉・鉱泉、廃墟、ドライブインなどが好きな私みたいなタイプの人には訪問は必至、聖地みたいなお店ですね。
(第9話につづく / 全12話)
やみ「次のカレー活動は、あなたの街のあの店です」
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かに料理専門店 かに太郎 (かに / 虎杖浜駅)
昼総合点★★★★☆ 4.0 (料理★3、店の雰囲気で+★1)