カレー探偵、やみちゃん です。
第2話 島原城と姫松屋本店(島原市)
博多から高速バス「九州号」で長崎に到着したのは22時。
雪は無いけれど風は冷たく、ダウンコートは必要でした。
昼に食べたAL-NAZさんのカレーでまだ腹パンにつき、この夜は何も食べずにおとなしく就寝。
翌日(12/30)のルート(赤字)です。
長崎市内から島原に向かうためにはレンタカーが便利。
朝イチで12時間レンタルしました。
島原城 (日本100名城 #91)
長崎市内から有料道路を走って約90分。
島原城に到着!
ぐいーーん!
あっ、ご存知の無い方のために説明しますと、私、カレー遠征時には趣味の「城めぐり」も欠かしません。
日本100名城スタンプも集めまくりですけど、それが何か?
しっかりと歴史のお勉強をして、ありし日に思いをはせる、やみ。
再建の天守内は資料館になっていました。
やみ「ザァービィエーーッルゥ!」
(※意味なし)
当然のことながら、「島原の乱」の資料が数多くありました。
16歳にして一揆軍の総大将となった天草四郎之図。
天草四郎の陣中旗。
※島原城は幕府側の拠点であり、天草四郎率いる一揆軍が籠城したのはここではありません。(→原城です)
隠れキリシタンを見つけるために行われた踏絵です。
厳しい幕府からの弾圧の下、信者たちは聖母マリアを観音像に装って信仰を貫いたのでした。
最上階からの眺め。
島原市の街並み、有明海。
その向こうには熊本があります。
てか、めっちゃいい天気。
ほんとに12月30日なのかよ?
そして、こんなにも江戸から離れたポカポカ陽気な地方都市に、(幕府からの)信仰の弾圧があったのかよ。
・・私は、幕府側の「島原城」だけではなく、一揆軍の城である「原城」もこの目で確認したい、いや、そうしなければ今回の城めぐりは意味が無いとさえ思うようになっていました。
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姫松屋 本店
(長崎県島原市城内1丁目1208-3)
原城まで約30km。
時間はまだあります。
私は腹ごしらえのために、島原城の目の前にある老舗郷土料理店「姫松屋 本店」さんへ。
満席で72番の札を持たされました。
惜しい!
83番なら良かった!ぶわ。
回転は良く、すぐに呼ばれて着席、もちろん一番人気の「具雑煮(ぐぞうに)」をオーダーです。
客人の83%はこれを食べていましたよ。
島原名物、「具雑煮」 980円。
「具雑煮」とは島原半島地域で正月などに食べる独特な雑煮のことです。
この「具雑煮」の由来は、寛永14年(1637年)の島原の乱のとき、一揆軍の総大将であった天草四郎が3万7千の信徒達と共に原城に籠城した際、農民達にもちを兵糧として貯えさせ山や海からいろいろな材料を集めて雑煮を炊き、栄養をとりながら約3ヶ月も戦った時のものが始まりと言われています。
焼きアナゴとか卵焼きとかゴボウとか椎茸とか高野豆腐とかがガン入り!!
こりゃ~しみじみ美味しいお雑煮だよ!!
リアルガチで新湊スタイルのお雑煮より好きかも!!
天草四郎さん!
こんな美味しいお雑煮を考案して食べてたんやね!
さあ、原城に向かうとしよう!
(つづく)
やみ「次のカレー活動は、あなたの街のあの店です」
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