■ カレー・スリランカ ■ nilu curry(立山町)■ 東のニルカレー!スリランカ!新店舗 | カレー探偵やみちゃん 世界食べ歩き

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富山県射水市在住のカレー研究家、ブロガー。ブログは15年継続中。カレーの聖地「イミズスタン」の命名者として、各種新聞・雑誌、テレビ、カレーイベントでイミズスタンをPRしています!「イミズスタン・カレーサークル(ROTI)」を主宰。

 

カレー探偵、やみちゃんです。

 

 

 

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或る日の nilu curry

 

 

 

やみちゃん、五百石駅に立つ!

 

 

 

うれしはずかし、初訪問!

 

まだまだ富山県内にも知らない場所があるものです。

 

 

 

 

 

五百石って、立山町の中心地なんですね。

 

 

駅の構内には立山図書館もあるし、随分と立派な駅舎であることに驚かされました。

 

(行く前は、修験者や剛力(ごうりき)たちが行き交う、昭和ロマンの漂う鄙びた無人駅なのかと想像していたのですが。。にゃはは)

 

 

 

 

 

そんなわけなので、駅の入り口に、やや唐突にこの看板があることがシュールな感じでもあり。

 

 

立山町にいきなりスリランカ料理店ですよ?

いささかアヴァンギャルド過ぎますって。

 

 

 

富山県にはスリランカンが1人も住んでいないし、スリランカ料理店ができることなんか夢のまた夢

 

 

 

だと思っていた時期が私にもありましたよ、ええ。

 

それが、「KULU BADU」(高岡市)ができ、ついに2番目の専門店「nilu curry」がいまここに!!

 

じわじわキテますねーー!!

 

 

てか、スリランカン、富山に在住してるじゃない!!

数はめっちゃ少ないけど、ちゃんとお住まいなんです、富山にも!!

 

 

 

 

 

nilu curry

(富山県中新川郡立山町前沢1169 五百石駅 構内)

 

 

 

アユボワーーン。

 

 

そんなわけで、駅の正面を入り、すぐ左手にあるカフェスペースにオープンしたのがこのお店。

 

来日14年で日本語がペラペラなスリランカン女性、チャトウリカさんがワンオペで切り盛りされています。

 

現在はプレオープン期間ということで、ランチ営業のみということでした。

 

 

 

 

 

メニューも今はこんな感じ。

 

スリランカ料理オンリーです。

 

 

 

 

 

スリランカプレート 1400円

半熟揚げ卵 200円

スリランカカツレツ 200円

 

 

 

チャトウリカさん「あら? その袋、、どこで買われたの?」

 

やみ「ああ、これですか、コロンボのパラダイスロード(雑貨店)ですよ」

 

 

こういうとき、やみ猫先生の寝袋(※シンハラ文字がデザインされている)が話のきっかけになることはよくあるんです。

 

 

2018年の夏に2週間スリランカを旅したときのことを話して打ち解けることができました。(未読の人はリンク先から読んでね)

 ↓↓

 

 

 

 

 

いま、君は美しい。

いま、僕も美しい。

 

 

 

 

 

食べた感想としては、

 

 

ここまで刺激のないスリランカ料理は初めて!

 

 

です。

 

ルヌミリスを全混ぜしてもまったく辛くないレベル。

 

 

 

 

 

手喰い証明図。

 

 

 

なるほどねーー。

 

 

チャトウリカさん、良くも悪くも、日本人の感性、食文化をよく理解されていらっしゃる。

 

 

きっと聡明な方なのでしょう。

お話の節節から、知性を感じました。

 

 

辛くないだけではなく、塩も油も最小レベル。

 

 

半熟卵なんて、インド亜大陸料理店で出てきたのは初めてです。

 

現地では、(痛みやすい)卵は完熟が必須ですからね。

現地の味に寄せるなら、完熟にする必要があるわけで。

 

 

 

要するに、この店のスリランカ料理は、”和食”です。

 

 

サンボルは和え物であり、

カレーは煮物です。

 

 

 

スリランカンが、和のテイストで母国の料理を提供してくれるお店なんです。

 

 

 

ここから先は、私の一考察に過ぎませんが、、

 

 

 

 

 

カレーに於ける、相補性の法則

 

 

よく「人間は自分にないものに魅力を感じる」と言われています。

 

これを心理学では「相補性の法則」と呼びます。

自分に足りない部分を無意識に相手で補おうとする心理から起こる現象です。

 

 

例えば私の場合、いつも”現地流”、”ガチな味”を欲しがっています。

ようするに、刺激が欲しいんでしょうね。

 

 

外食では、”お母さんの作る黄色いカレー”にはないものを求めているわけです。

(だからイミズスタンが好きだし、多くの人にその魅力を知ってもらいたいと思っていままで活動してきました)

 

 

 

チャトウリカさんの場合もそのパターンなのではないでしょうか?

 

 

 

スリランカの、特に地方の屋台や食堂の料理はとても辛く、”世界一辛い料理”とさえ形容されています。

 

塩も多いです。

 

 

これには、冬でも30度近い(※ただし高原を除く)スリランカの気候も影響しています。

 

現地では、辛くないと食欲がわかないんです。

 

(※コクを出すのにココナッツがガッツリと入るのも、乳製品では腐ってしまうのでその代用として使われてきた経緯があります)

 

 

 

しかしながら、近年、近代化を続けるコロンボを中心に健康志向も高まり、高級レストランなどでは辛さも塩もかなり控えめな料理が提供されるようになってきました。

 

チャトウリカさんのような聡明な方が、日本に14年も住んでいたら、その味の嗜好がどうシフトしていくかは想像に容易いのではないでしょうか?

 

 

以上は私個人の推測、憶測であり、もちろん”良い”とか”悪い”を述べるものではありません。

 

 

てか、面白いですちゃねー!

 

日本人のほうが「スリランカ料理はサンバライスでパラパラじゃなきゃダメだ!」とこだわり、その一方ではスリランカンが日本の米をふっくら、あるいはべっちゃりと炊いてそのまま提供したり。

 

「nilu curry」さんも、「スリランカキッチン」(金沢市)さんも、ライスは日本米で、ふっくらです。にゃはは。

(※「クルバドゥ」さんはタイ米と日本米の選択制です)

 

 

ああ、私個人の好みは、やっぱりスリランカ料理には、現地で食べたサンバライスですかね。
 

やっぱり、現地にあこがれているわけですからね。

なかなかお目にかかれませんが。(※日本では流通が少ないです)

 

 

 

 

 

手喰いしていたら、チャトウリカさんが、おしぼりをいっぱい持ってきてくれました。にゃはは。

 

 

ほんと、細やかで優しい方ですね。

笑顔も素敵でした。

 

 

料理の方向性とかについては常連でもない私が発言する資格など8.3ミリもありませんが、これまでスリランカ料理を食べたことが無いようなファミリー客も散見され、また駅の構内ということもあり、いまの路線が好評なようです。

 

 

 

 

 

おしぼりは1枚で充分ですよ、ストゥーティ(ありがとう)。

 

 

また来ますね!!

(片道1時間かかるけど。。ぶわ)

 

 

 

 

 

なお、駐車場は五百石駅の広大なパーキングが使えます。

 

なんと、4時間無料!

すげえよ!

 

ぐいーーん!!

 

 

 

***

nilu curryスリランカ料理 / 五百石駅榎町駅
昼総合点-

***

 

 

 

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「次のカレー活動は、あなたの街のあの店です」

 

 

 

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