続報■カラチの虎、メガネ兄貴!■カシミール(射水市)■ゴッドハンドな夜! カムランの代表作食事会 | ☆やみちゃんの世界食べ歩き☆

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富山県射水市在住のカレー研究家、ブロガー。ブログは14年継続中。カレーの聖地イミズスタンの命名者として、各種新聞・雑誌、テレビ、カレーイベントでイミズスタンをPRしています!イミズスタンのzineも出版!「ROTI circle」を主宰。

 

カレー探偵、やみちゃんです。

 

 

 

 

Kamran is back !!

 

先日、最速でお届けしたイミズスタン速報で、カシミール大混雑!

 

 

 

 

 

 

"THE TIGER OF KARACHI"
in Kashmir Imizu

 

 

 

メガネ兄貴

 カラチの虎

  ゴッドハンド

 

 

 

 

 

或る日の カシミール射水店(8/23)

 

 

 

「富山に行ったらパキスタンだった」

 

 

 

・・でお馴染みの、カシミール射水が、メガネ兄貴の再臨でいまめちゃくちゃ注目を浴びています!

 

 

 

このご時世なのに、長野県からのガチ系団体客や、石川県からも多数来客があったことを確認済みです!

 

 

 

あくまでも私の目視ですが、来客数3.8倍になってますね!

 

 

 

さすがはメガネ兄貴!

 

 

 

スターシステム© により、彼がどこにいったかは瞬時に全国に知れ渡り、移動当日からファンが押し寄せるという、、私が10年前に夢見た状況が、いままさに現実のものとなりました!

 

 

 

 

 

 

探偵たちの食卓。

 

 

 

 

或る日のカレー活動は、カシミール射水。


Hayato会
"Masterpiece of Kamran"


CHANA SALAD  チャナサラダ

CACHUMBER  カチュンバル

MUTTON PULAO  マトンプラオ
MUTTON KORMA  マトンコルマ
MUTTON KUNNA  マトンクンナ
CHICKEN BALOCH  チキンバローチ
ANDA CHANA  アンダーチャナ
ROTI  ロティ
YAMI CHAI  やみチャイ




久しぶりにメガネ兄貴の代表作を食べたいよねと、ガチな仲間が集いました。

 

 

 

 

 

 

メガネ兄貴(近影)

 

 

本名、ムハンマド・カムラン。

パキスタン・カラチ出身。

代代シェフ一族、

祖父はオールドデリー出身の料理人。

 

 

 

 

 

 

MUTTON PULAO  マトンプラオ

 

 

 

メガネ兄貴自身、自らの代表作は「マトンコルマ」と「マトンプラオ」だと言ってはばからないわけで、まずはこの2品は欠かせません

 

 

 

 

 

 

プラオは羊肉の柔らかさはもちろんですが、ナリ(骨髄)の旨みがバスマティ全体にシミッシミな激ウマメシ!

 

 

旧石器時代、人類のごちそうは動物の骨髄だったことが知られていますが、もはやDNA刷り込みレベルの旨さセンサー反応しまくりメシなんです!

 

 

 

 

実は、旧 DIL(ディル。閉店。イミズスタンに存在した伝説のレストラン。メガネ兄貴が大活躍した店。通称”黄金城”。詳しくは過去記事参照)で、私が10年前にメガネ兄貴に勧められるまま初めて食べたプラオは、恐ろしいぐらいのスパルタンな味わいでした。

 

刺激がはんぱなく、口腔内が麻痺して、うまくしゃべられなくなるような。

 

 

今思えば、クローブがガン入りで、ブラックペッパーもいまの2倍は入っていたように思われます。

(※現地では歯痛のときにクローブを歯に挟むぐらい、鎮痛・麻痺作用があります)

 

 

 

おそらくあれがパキスタンそのままの彼のオリジナルの味だったのでしょう。

 

いまは、彼も在日10年を越え、良い意味で現代日本の中で83%以上のカレーマニアに支持されるレベルの刺激に落ち着かせてきたように思いますね。

 

旧 DILの味のままでは、ごく一部のコアな客にだけウケても、その人たちだけでは店が回らないと思います。

 

 

 

私自身、プラオはいまの味の方が食べやすくて、マトンの旨み、骨髄の旨みがよく分かるから好きですね。

 

 

トウガラシにしろ、油にしろ、スパイスにしろ、なんでも入れたら入れた分だけうまいだろ、多ければ多いだけ凄いだろ、と思うのは子供の発想です。

 

当たり前ですが、”程程に、適量”がいちばん。

 

 

メガネ兄貴は、その辺のアジャストのセンス(自己調整能力)が素晴らしい。

 

 

 

 

 

 

MUTTON KORMA  マトンコルマ

 

 

 

代表作のもう一品、コルマも分析してみましょうか。

 

私がメガネ兄貴の料理の中でもっとも好きなやつでもあります。

 

 

 

はじめてメガネ兄貴のコルマを食べたとき、

 

 

 

「おや? この酸味はなんだ!?

 こんなコルマはじめてー!!」

 

 

 

と驚き、感動したことを覚えています。遠い目。

 

 

 

それまでの私は、「コルマ」といえば、生クリーム、ヨーグルト、ナッツなどのペーストと煮込んだマイルドなものしか知りませんでした。

 

 

それが、メガネ兄貴コルマはまったく方向性が異なり、コルマの概念が崩壊したわけ。

 

 

私は思わずあの名言を生み出しました。

 

 

 

「こりゃ、マトンコルマなんかじゃない、

マトンコル魔だよ!!」

 

 

 

 

その後、インドに遠征したとき、オールドデリーのジャーマーマスジド前にある超人気店「カリームホテル」で、店の看板メニューである「マトンコルマ」をはじめて食べた際、私は驚嘆してまた大声を出しました。

 

 

 

「こりゃ、あのマトンコル魔だよ、メガネ兄貴のマトンコル魔そのままだよ!」

 

 

 

そうなんです。

 

 

メガネ兄貴のコルマは、パキスタンのカラチというより前に、オールドデリーのムスリムたちに愛される味だったんですね。

 

 

 

メガネ兄貴の祖父は、オールドデリー出身(後にカラチに移住)のシェフだったそうで、いわば一族のルーツの味を受け継いでいたんです。

 

 

 

じゃあ、「(パキスタンの)カラチの味」ではないのか?

 

 

いえ、そうは思いません。

 

カラチは、いわば帝都のようなもので、地方出身者や移民が多く集まる最大都市。

いろんな地方の味が存在し、相互に影響を及ぼしあっているわけで、メガネ兄貴の味もまた”カラチの味”に相違ないといえるでしょう。

 

 

そしてそれは時代とともにゆったりと変わったり、変わらなかったりしていくことでしょう。

 

 

 

 

 

 

MUTTON KUNNA  マトンクンナ

 

 

 

マトンクンナは「本日の日替わり」枠でした!

 

 

※オーダーするときは、注文を聞きに来たスタッフに、

「今日の日替わりは何?」と訊いてみましょう。

 

黙っていると存在に気づかないままになります。

 

 

 

 

この料理は、パキスタンのパンジャーブ州にあるシニオット地区(Chiniot)発祥のマトンカレーです。

 

 

といっても、何も気にせずに食べれば普通に美味しいマトンカレー(或いはマトンカラヒ)だと思うことでしょう。

 

 

 

 

 

 

CHICKEN BALOCH  チキンバローチ

 

 

 

「バローチ」と「アンダーチャナ」は根強い人気があるリクエスト品。

 

 

 

「メガネ兄貴料理の中でバローチが一番好き!」

 

 

とか、

 

 

「兄貴のアンダチャナでチャナ欠乏症のフェーズ3に罹りました!」

 

 

 

 

というマニア多数です!!ぶわ。

 

 


マトンが重なるので今回はチキンでお願いしましたが、このバローチ、これはこれで美味いんですが、私の知っている通称"婆楼地"とはずいぶん違うアレンジになっていました。

 

ビジュアルからして全然別物です!にゃはは。

 

 

 

原因ですが、メガネ兄貴にとっては、バローチは比較的最近覚えた料理(野田市ハンディ時代に当時の料理長ハルーン氏から習得)なので、ちゃんと固定されていなかったのかなと。

 

 

まあ、それはそれで、

 

 

 

変化を愉しむのもまた、

正しきカレー道

 

 

 

だと思う私なのでした。

(※継続して調査する必要アリですちゃね)

 

 

 

 

 

 

ANDA CHANA  アンダーチャナ

 

 

 

アンダチャナは2日目がうまい

の法則©

 

 

 

 

うん、良い具合に油が馴染んで、黒さもイイネ!

 

若すぎるとチャナが硬めで、イマイチ魅力が出し切れてないこの料理。

 

これぐらいの感じが食べごろです。

 

 

 

男でいうと、余裕のある40代独身、課長って感じ。ぶわ。

 

 

 

 

 

 

CHANA SALAD  チャナサラダ

 

 

 

 

 

 

CACHUMBER  カチュンバル

 

 

なぜかサラダが2種類きました!

 

 

カチュンバルだけのつもりが、ウエイターが先にチャナサラダを運んじゃったかな?

 

カチュンバルにもチャナが入って満足!

 

 

 

 

 

 

私たちはいつだってロティ派なんですー!

(そしてチャパティ派なんですー)

 

 

 

 

 

 

YAMI CHAI  やみチャイ

 

 

 

〆のチャイが「やみチャイ」(※)でうれしかった!

 

 

※やみチャイ

 ・茶葉濃厚抽出

 ・ミルク100%

 ・無糖

 (マサラが入るとさらに良し)

 

 

 

通常、”薄い甘っチャイ”なカシミールなので、兄貴が自ら淹れなおしてくれたのでしょう。感謝。


 

 

 

 

或る日の カシミール射水店(8/16)

 

 

 

メガネ兄貴(近影)

 

 

 

随筆のストックが1350を超えているため、もう1件まとめて更新しますね。

 

 

これはちょっと前、兄貴がカシミールに再臨した翌日(8/16)のレポートです。

 

 

 

 

 

 

探偵の食卓

 

 

 

 

この日は数ヶ月ぶりの兄貴メシということで、その日にあるものをとりあえず3品オーダーしましたよ。

 

 

 

 

 

 

GOBI CHICKEN  ゴビチキン

 

 

 

カリフラワー(ゴビ)が細かく崩れているスタイルなのが兄貴です。

 

 

 

 

 

 

CHICKEN KORMA  チキンコルマ

 

 

 

コルマがあるというなら絶対にオーダーです。

(チキンでも、マトンでも)

 

 

 

 

 

 

KEEMA MATAR  キーマ・マタール

 

 

 

鶏の挽肉とえんどう豆。

 

 

 

まあ、この日はやってきた直後というわけで、まだ仕込みも自分でろくにしていないタイミングではあったので、カレーはまだもともとのカシミールの味(マサラ、ベースがそのまま)でしたね。

 

 

メガネ兄貴は事前に「数日間待ってから食べに来るよう」にアドバイスしてくれていたのですが、まあ、兄貴に逢って話したかったからね。

 

 

 

 

 

 

諸行無常。

 

 

 

 

 

 

フルーツ盛りを食べながら、談義がとまんなかったよ!

 

 

 

じゃ、また食べに行くからね!

 

 

 

ぐいーーん!

 

 

 

***

カシミールパキスタン料理 / 中新湊駅越中大門駅新町口駅
夜総合点★★★★ 4.5

***

 

 

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「次のカレー活動は、あなたの街のあの店です」

 

 

 

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