カレー探偵、やみちゃんです。
ナマステー!!
2020年1月2日から14日までの約2週間、北インドとネパールへカレー遠征(ひとり旅)をしてきました。
◆◆ カレー遠征 2020 新春
『北インド&ネパール遠征』 編
[28] Lakshmi Chai Walah
ガンジス川をボート遊覧、名物マライトーストが美味!
(前回のつづき)
謎の男、キサンが、
「明日、聖なるガンガーで船上マトン・バーベキューをしようぜ!
しかも酒つき! おカネの心配はいらないよ」
という、大変興味深い勧誘をしてきました。
バラナシでそんな体験をした人の話は聞いたことがありません。
多くの旅人たちにとって、現地の人人と仲良くなって”普通じゃ味わえない格別な体験”をするということがどれだけ麻薬的な魅力を持つことか!
しかしながら、良くも悪くも私はもう18歳の大学生バックパッカーではなく、それなりの人生経験を経てきたおじさんなのでした。
たしかにキサンは陽気で、旅人の孤独な心のスキマにスッと入ってくる天与の才能を持っています。
だけど、私にはそれがむしろ胡散臭く思われてしまうのでした。
無邪気にキサンの胸に飛び込んで、なんなら失敗してみたい。
・・私が18歳だったなら。
***
私はちゃんとした返事をしないまま、宿舎にもどりました。
そして旅の全般でアドバイザーをしていただいているアジアハンター・小林さんにメールをし、キサンの提案について、乗ってもいいものかどうか相談してみたのです。
小林さんからはすぐに返事をいただけました。
「キサンのような人はバラナシにはたくさんいて、ほぼ詐欺師です」
小林さんからの慈愛に満ちた返信が、どれだけ私を励ましてくれたか計り知れません。
・・嗚呼、やはり、そうだったんだ。
もしも、”日本が大好きで、無邪気に仲良くしてくれただけ”のキサンを疑ってしまったのだとしたら。
私はそれを自分の”老い”のせいにして忘れてしまうことにきっと後悔したことでしょう。
私は小林さんのせいにすることで、いろいろな迷いから開放されたのでした。
ガンガーの夜明け
翌朝、6時過ぎに起きた私は、ガンガーのほとりをゆったりとブラヤミ。
花売りの少女、ソナリ(近影)
「ジャパニ、花を買って!」
このあたりを縄張りにしている、ソナリという名の少女が寄ってきました。
実は昨夜もこの場所で営業され、「明日買ってあげるから」と約束させられていたのです。。にゃはは。
まさか朝イチで見つかるとは。
やみ猫先生を見つめるソナリ(近影)
やみ「あー、そうやちゃね、約束したしね。いくら?」
ソナリ「300ルピー」
やみ「うそでしょ!?(笑)」
さすがにそれが10倍以上のボッタクリ価格だということは私にも分かります。
結局50ルピーで購入。
(※たぶん、それでも数倍の値段だと思う)
インドではこうした子どもたちが熱心に働いている姿をよく見かけました。
ボートで日の出を見に出発
その後、ボートマンと交渉して1時間200ルピーでガンガーへ。
ガンガーの日の出
ボート上からご来光を眺めました。
ご来光
約4000年もの間、バラナシの人人はガンガーでこのご来光を拝み、沐浴を繰り返してきたのだと思うと、改めて自分の小ささを感じました。
パンチガンガー・ガートのプージャー
その後、ボートは進み、84のガートの中の1つ、「パンチガンガー・ガート」へ。
↑ 朝のプージャーを動画で確認しよう!
沐浴する人人
すぐ近くのガートで死体を燃やし、流しているのにガンガーに入って沐浴をしている人人。
歯磨きもしていました。
そもそも水温が半端なく冷たかったので、そっちの方が驚き!
花に火をつけて流す
正しい作法は分かりませんが、ボートマンに促されて。
イケメンなバラモン(近影)
いや、まじで水温3.8℃から8.3℃ぐらいやったと思う。
無数のガート
84もガート(沐浴場)があっても、全部見学することは無理だし、そもそも観光客に開放されているのかも分かりません。
マニカルニカー・ガートでの火葬風景
やがて、巨大な薪が積まれたガートに近づきました。
「マニカルニカー・ガート」です。
ここではインド中から送られてくる死体を24時間体制で火葬しているのでした。
※近くでの撮影は不可
***
その後、朝食を求めて Chowk地区にある Lakshmi Chai Walah へ。
Lakshmi Chai Walah
ここは冬のバラナシの名物、「炭火焼きのマライトースト」が絶品なのだとか。
「マライトースト」そのものはこの店以外にも扱う店は多く、とにかく人気があります。
Malai
大鍋に並並と入ったマライ。
お店のスタッフ(近影)
右のおじさんの(やみ猫先生への)視線が素晴らしい。
Malai Toast (Zoom Up)
炭火で焼いたトースト(香ばしい)に、マライをたっぷりと乗せ、ザラメをトッピング。
ヤミカジリの図
マライそのものは甘さが控えめ。
それが嬉しいんですよ。
ミルキーな優しい甘さは、やみつきになる美味しさでした。やみだけに。
これ、日本でも食べられたらいいのに。。
Chai
甘っチャイで〆にゃ!!
■ 次回予告(Next Yummy)
[29] サールナート
仏教の4大聖地の1つ、寺院のテーマパーク的な!?
***
■ 北インド&ネパール遠征編 2020年 新春 テーマ曲
「Wind Climbing~風にあそばれて」
■ おすすめ書籍
※このカレー遠征に際し、貴重なアドバイスをたくさんいただいたアジアハンター代表・小林さんの著書です。必読の書。
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※富山県のカレー界について22ページも取り上げられています。
(やみちゃんも登場!) 必読の書。
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「次のカレー活動は、あなたの街のあの店です」
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