カレー探偵、やみちゃんです。
新シリーズ、『京阪カレー遠征2019秋』(全9回)の続きです。
京阪カレー遠征 [#2] ムガール
探偵の食卓(全景)
ゴゴゴゴゴ・・・
***
京都、木屋町、
高瀬川。
江戸時代に材木などの物資を運搬する運河として開通されたといいます。
当時の様子を再現した模型(?)がありました。
祇園にも近く、高級店が集まっているようなエリアですね。
雑居ビルの2Fへ。
「ムガール」
(京都府京都市中京区木屋町御池上ル アイル竹島ビル2F)
大人の隠れ家的な老舗インド料理店です。
洗練されたスタッフによって奥に通されました。
ランチタイムの客層は京都マダム中心。
カウンター席はないにせよ、細かく仕切られたソファー席もあり、ソロ客もほかに何人かいました。
ディナータイムだと、カレー単品の「チキンムガライ」が1870円、「マトンマサラ」が1540円、みたいな価格(税込み)の店なのですが、ランチタイムは割安なセットメニューがありました。
「ランチBセット」 1320円。
選択したカレーは、ミックスベジタブル、ダールフライ、マトンマサラ。
順にみていきましょう。
「ミックスベジタブル」
いわゆるベジクルマですね。
甘口です。
これがとろけるような美味さ。
秀逸です。
「ダールフライ」
私はダルスキー。
ここのダルは私の大好物なやつ。
理想的なダル。
離乳食代わりに飲みたいダル。
「マトンマサラ」
骨なしマトンが4、5個入り。
グレービーはカシアが強め。
フルーティな酸味も感じられます。
マトンの旨みをぎゅっと閉じ込めた見事なグレービー。
3品とも、ランチだからといって手抜き無し。
単品でガッツリと食べたくなりました。
トマトスープ。
私はいつだってロティ派なんです。
無茶振りしたわけではありません。
メニューにちゃんと書いてありました。
「(ナンは)ロティに変更できます」
なんて志の高いお店なのでしょう。
普段は「ギーを塗らないで」主義ですが、何も言わなかったらギーが塗ってありました。
これがまた、あまーーーーーい香りの純ギー使用。
これならば納得です。
「マサラチャイ」
これは薄すぎてダメでした。
濃厚抽出プリーズ!
***
さすがは京都の老舗インド料理店ですね。
ランチを食べただけでもその実力は明瞭でした。
ありふれたものを、きちんと作るというのは簡単なようでとても難しいことだと思います。
マトンも、ダルも、野菜も。
カレーはどれも教科書に載っている”お手本”ともいえるような完成度。
「ダルってどんな感じだったっけ?」
って迷ったときに、ここのダルを食べて原点に立ち返ればすべてが解決するかのような。
インドからきた要人のおもてなしにも使われるというのがよく分かりました。
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ムガール (インド料理 / 京都市役所前駅、三条駅、三条京阪駅)
昼総合点★★★★☆ 4.2
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次回予告
「二条城 日本100名城 / 京都市」
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■ カレー遠征・京阪編 2019年 秋 もくじ一覧
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