カレー探偵、やみちゃんです。
『カレー探偵事務所』 開設9周年記念事業
◆◆ カレー遠征 2018 夏
『やみちゃん、光輝く島へ往く!』 編
第29話
「シーギリヤで一番のレストランは?」
・・ここまでだいたい順調だった遠征だが、ここで1つ食事面での失敗談をしよう。
シーギリヤ・ロック観光のあとに一部界隈で有名な『岩見荘』というホテルにチェックイン。
『岩見荘』は2階建て8室のゲストハウス。
(日本式)ウォシュレット、ジャグジーバス(ホットシャワー)つきで1室38ドル。
こちら、日本人の東條さち子さん(46歳)がスリランカ人のビジネスパートナーと共同経営されているのだが、なるほど、日本人がよろこぶ設備が揃っていてとても快適だった。
じつは東條さんの本業は漫画家で、『主婦でも大家さん 頭金100万円でアパートまるごと買う方法』などの著作がある。
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もともと日本でアパート経営をされていたのだが、なぜスリランカで事業を始められたのか、そのあたりはTVでも取材・放送されていて、
「世界の村で発見!こんなところに日本人」
2017年10月17日(火)放送
に詳しい。
僕はそんな背景をまったく知らずに宿を予約したので、東條さんにお会いした際もその辺の話はまったくできなかったのだが、帰国してからこの番組のことを知り、視聴することができた。
先にこの番組を観ていたら、もっといろいろな話を訊くことができたのだが。
さて、東條さんから、
「いま岩見荘では夕食の提供はできないのですが、ここから歩いて3分の場所にシーギリヤで一番おいしいスリランカ料理を出す店があります。よかったら、そちらで食べられますか?」
という提案があった。
なんでも、その店の総料理長はコロンボでも有数のホテルで腕をふるっていたらしく、数年前にシーギリヤで店を構えたとのこと。
これは期待できそう。
指示された場所に到着。
屋根があるだけの開放的な空間だった。
客はほぼ西洋人。
どちらかといえばスリランカンがたくさんいるような大衆食堂で食べたい気分だったのだが、そういう店は当たり外れも大きい。
周囲も真っ暗でいまから行き当たりばったりで探しにいけるような状況でもなく。
有名ホテル出身のシェフが開いた店ならいろんな意味で安心だし、なにより岩見荘から歩いていけるのが良かった。
外国人向けの高級店なのは致し方ない。
ウエイターがドリンクメニューを持ってきたのでビールをオーダー。
シーギリヤ・ロック登頂成功を一人で祝う。
さて、料理はというと、、
なんと、あろうことか、この日は極まれにある、コンチネンタルな「バーベキューディナー」の日だったのだ。
”スリランカ”は無関係。
世界共通の、もちろん日本でも食べられる内容。
ショックを隠しきれない僕だったが、いまさら暗闇の中をさまよって店を探すほどの体力はなく、膝も限界に来ていたので受け入れざるを得なかった。
総料理長が炭火で肉を焼いていた。
この人の”スリランカ料理”が食べたかった!
それでも目の前でジュウジュウと焼けている肉は美味しそう。
ただし、こう見えてマサラ感はゼロの、塩コショウ系のやさしい味付け。
ビュッフェスタイル。
ホワイトシチューのような西洋料理が並ぶ。
炭水化物系。
トマトサラダ。
フルーツ盛り。
何気にこれが一番美味しかったかも。
唯一スリランカっぽかった【エラワルバトゥ】(混ぜご飯)。
カレーは1つもないし、これだけでは。。
気を取り直して盛り付けてみた。
まずくは無いが、高揚感がまるでない食卓。
(・・まあ、食べられるだけ感謝せねば)
猫がおこぼれにあずかろうとテーブル下を徘徊中。
スリランカ人は動物に優しい。
レストランではこのような光景をよく見かけた。
そしてお約束(?)の停電。
スリランカの電力事情は芳しくない。
田舎だけに、暗黒の中で食事をすることになったが、客人も慣れているのでスマホのライトで照らしながら食事を続けていた。
さて、食事代だが、スリランカ滞在中でも最高レベルの3080LKRだったので、なんとなくモヤモヤとしたわだかまりが残った。
次回予告
「岩見荘で食べた朝食がおいしかった件」
***
※富山県のカレー界について22ページも取り上げられています。
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