バンゲラズ キッチン / 銀座 ■ 帝都編[06] 南インド・マンガロール料理、漁師メシいやさー | カレー探偵やみちゃん 世界食べ歩き

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富山県射水市在住のカレー研究家、ブロガー。ブログは15年継続中。カレーの聖地「イミズスタン」の命名者として、各種新聞・雑誌、テレビ、カレーイベントでイミズスタンをPRしています!「イミズスタン・カレーサークル(ROTI)」を主宰。

 

カレー探偵、やみちゃんです。

 

 

やあ、良い子のみんな!

カレー刑事3人衆を知っているかい?

 

ギャバン(やみちゃん)シャリバン(シミケン)シャイダー(岡子)の3人のカレー刑事がついに帝都に進出したぞ!


 

◆◆ カレー遠征 2018 春

 カレー刑事3人衆、帝都大捜査編(全11回)

 

■ 2018春の帝都編もくじ一覧 ■ NEW !! https://ameblo.jp/yamikomon/entry-12379480922.html

 

 

 

 

⑥ 或る日の バンゲラズ キッチン

 

 

 

順番は前後する。

 

 

”カレー刑事3人衆で帝都のカレーを大捜査!”

 

・・とは言っても、各各の都合で現地入りのタイミングは異なっていた。

 

 

私は「ギャバン」の主題歌のごとく、

 

「♪おれはここだぜ ひと足お先、光のはやさで銀座に~ダッシュさー!」

 

 

 

 

 

銀座インズ2・・・テナント料が高そう!

 

 

 

 

 

ん?

週末だからか?

 

2階は妙に静か。

平日はこんなものじゃないだろう。

 

 

 

 

 

「バンゲラズ キッチン」

(東京都中央区銀座西2-2 銀座インズ2 2F)

 

 

 

そんなわけで、日本初という触れ込みで1月にオープンした『南インド・マンガロール料理』の専門店にやってきた。

 

オープン直後からカレー・クラスタの住民(=その筋の方方)の間で大いに話題になっている店だ。

 

一時期は、

「まだ行ってないの?

はやく行ってみなよ?」

 

が挨拶代わりになっていたという。

 

 

 

 

・店内風景

 

狭いながらも落ち着いた雰囲気で、それほど混んでもいなかった。

 

(※オーナー夫人によると夜は混むので予約がベターとのこと)

 

 

 

 

・メニュー

 

メニューの背表紙に解説アリ。

 

 

なお、”マンガロール”限定ではなく、カルナータカ州の料理という広いとらえ方をするならば、名古屋にその名も「カルナータカー」という店がすでに存在し、同店でも【マンガロール風の(フィッシュ)フライ】等が食べられる。

(※随筆の過去記事参照→「カルナータカー」)

 

 

 

 

・週末ターリ

 

グランドメニューには比較的単価の高いラインナップが揃っており、また、お一人様での調査ということもあり、どうしてもセット(ターリー)からの選択になってしまう。

 

 

(A)の【こだわりのフィッシュターリ】を選択。

 

だって私は新湊の漁師だから~。

 

 

 

 

 

食べる探偵

 

◆ こだわりのフィッシュターリ  2900円(税込) 

 

 

ゴゴゴゴゴ・・・

 

 

 

 

 

銅コーティングされたずっしり重い高級食器がイイネ。

 

料理もいろいろ付いてて大漁いやさー

 

 

では順に見ていこう。

 

 

 

 

 

サーモンのカレー (魚種は日替わり)

 

 

まずはたっぷりと入ったサルモン(鮭)カレー。

 

タマリンドで酸味をつけた(※店主に確認済)サラサラグレービーの大海にサルモン船が”インド洋ひとりぼっち”状態。

 

 

※魚は日によって変わるらしい。

メニューには【バサ(=なまず、パンガシウス)のカレー】と書いてあるので、オープン当初はバサが多かったのかもしれない。

 

 

 

 

 

ところで、海の漁師は一般にサーモンをあまり食べない。

 

 

「河に昇るようなやつは(味の面で)B級だよ」的な思想(※根拠なし)とでもいうのか、とにかく海の漁師には、

 

海水魚>汽水魚>淡水魚

 

といった、明らかな嗜好上の優劣が存在するのだ。

 

 

もっとも、脂の乗ったサーモンは(海の漁師以外の)世間一般では大人気であり、回転寿司店でもマグロのトロにならぶ人気を博している。

 

 

まあ、そんなわけで、サーモンを使うのは悪い選択肢ではないと思う。

 

 

話が支離滅裂だが、この鮭カレー、スープ(グレービー)が大半で、これ単品としては、やや訴求力にかけるかも。

 

 

 

 

 

カサゴのフライ (魚種は日替わり)

 

 

これは文句なしに美味い!

 

揚げたて、アツアツのフライはそもそも美味しい。

 

 

カサゴの他、日によってはサバのこともあるようだ。

 

 

 

 

 

特筆すべきは、マンガロールスタイルならではの”衣”。

 

つぶつぶ、カリカリした食感が素晴らしい。

 

これはスージー(セモリナ粉)をまぶして揚げている。

 

 

今回のターリーでは、この料理が一番よかった。

 

 

※なお私は、イミズスタン(富山県射水市周辺)では、クシ(高岡市)、チョリチョリ(富山市)のパーティでいただいたことがある。

 

 

 

 

 

ブラウンライス

 

 

ブラウンライスは、マンガロールの紅い(茶色い)米。

珍しいのはもちろんのこと、栄養価も高そう。

 

 

(註 ちなみに英語でブラウンライスといえば玄米、

北インドでブラウンライスといえばいわゆるプレーンビリヤニを指す)

 

 

 

 

 

緑豆のサラダ(パデンギウップカリ)

 

 

ココナッツファインで和えたポリヤル。

 

お豆スキーには、たまらない。

 

 

 

 

 

サンバル

 

 

具が少なめ。

 

 

 

 

 

サール(ラッサム)

 

 

サンバルとサール(ラッサム)は似た印象。

 

 

酸味が絶妙だ。

 

全般的に塩はけっこう感じる。

辛さは感じない。

 

酸味=塩味>辛味

 

の順。

 

 

 

 

 

干し海老のふりかけ

 

 

普通にうまい。

 

 

 

 

 

・食べ方指南

 

 

本気を出したら手喰いモード。

 

 

 

 

 

サルモン船、ブラウンライス岩礁に乗り上げるの図

 

 

***

 

 

ところで、今回の【こだわりのフィッシュターリ】だが、

私は週末価格の¥2900でいただいたのだが、

平日のランチだと¥1500(※ただしドリンク無し)で食べられるそうだ。

 

さすがに2倍もの違いがあるとは驚異的である。

 

まさにカレー界のダブルスタンダード、

格差社会、

格差婚である。

 

 

 

・・うん、僕、逆境には負けないもん!!

 

そんなことには微動だにしない包容力のある人間になりたいっ!

 

 

 

 

 

ごまジュース(週末のみ)

 

 

 

これが週末のみ付いてくるドリンク(※数種類からの選択制)。

 

【ごまドリンク】にしたが、ココナッツミルクにゴマペーストと砂糖がたっぷり入って、とにかく甘い。

 

 

 

・・なるほど、こりゃ平日にいくしかねえな。

 

或いは、夜に複数人で行ってグランドメニューからいろいろ頼んでシェアするのがやはり王道と思われる。

 

 

 

 

 

或る日の ルミネ the よしもと

 

 

 

夜まで時間があったので、膝休めも兼ねて新宿の「ルミネtheよしもと」へ。

 

 

 

 

 

 

いつもアイドリングタイムには美術館・博物館(城攻め含む)・動物園・植物園・水族館の5連星が多いのだが、帝都の場合は舞台や演芸も豊富でありがたい。

 

 

 

 

 

 

当日券だったので最前列の端っこだった。。ぶわっ。

 

舞台は撮影不可。

 

※前説のこの人だけは撮影可。

 

 

***

バンゲラズ キッチンインド料理 / 有楽町駅銀座一丁目駅銀座駅
昼総合点-

***

 

 

 

※富山県のカレー界について22ページも取り上げられています。

 (やみちゃんも登場!) 必読の書。

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やみ「次のカレー活動は、あなたの街のあの店です」

 

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