カレー探偵、やみちゃんです。
やあ、良い子のみんな!
カレー刑事3人衆を知っているかい?
ギャバン(やみちゃん)、シャリバン(シミケン)、シャイダー(岡子)の3人のカレー刑事がついに帝都に進出したぞ!
◆◆ カレー遠征 2018 春
カレー刑事3人衆、帝都大捜査編(全11回)
順番は前後する。
”カレー刑事3人衆で帝都のカレーを大捜査!”
・・とは言っても、各各の都合で現地入りのタイミングは異なっていた。
私は「ギャバン」の主題歌のごとく、
「♪おれはここだぜ ひと足お先、光のはやさで銀座に~ダッシュさー!」
銀座インズ2・・・テナント料が高そう!
ん?
週末だからか?
2階は妙に静か。
平日はこんなものじゃないだろう。
「バンゲラズ キッチン」
(東京都中央区銀座西2-2 銀座インズ2 2F)
そんなわけで、日本初という触れ込みで1月にオープンした『南インド・マンガロール料理』の専門店にやってきた。
オープン直後からカレー・クラスタの住民(=その筋の方方)の間で大いに話題になっている店だ。
一時期は、
「まだ行ってないの?
はやく行ってみなよ?」
が挨拶代わりになっていたという。
・店内風景
狭いながらも落ち着いた雰囲気で、それほど混んでもいなかった。
(※オーナー夫人によると夜は混むので予約がベターとのこと)
・メニュー
メニューの背表紙に解説アリ。
なお、”マンガロール”限定ではなく、カルナータカ州の料理という広いとらえ方をするならば、名古屋にその名も「カルナータカー」という店がすでに存在し、同店でも【マンガロール風の(フィッシュ)フライ】等が食べられる。
(※随筆の過去記事参照→「カルナータカー」)
・週末ターリ
グランドメニューには比較的単価の高いラインナップが揃っており、また、お一人様での調査ということもあり、どうしてもセット(ターリー)からの選択になってしまう。
(A)の【こだわりのフィッシュターリ】を選択。
だって私は新湊の漁師だから~。
ゴゴゴゴゴ・・・
銅コーティングされたずっしり重い高級食器がイイネ。
料理もいろいろ付いてて大漁いやさー
では順に見ていこう。
まずはたっぷりと入ったサルモン(鮭)カレー。
タマリンドで酸味をつけた(※店主に確認済)サラサラグレービーの大海にサルモン船が”インド洋ひとりぼっち”状態。
※魚は日によって変わるらしい。
メニューには【バサ(=なまず、パンガシウス)のカレー】と書いてあるので、オープン当初はバサが多かったのかもしれない。
ところで、海の漁師は一般にサーモンをあまり食べない。
「河に昇るようなやつは(味の面で)B級だよ」的な思想(※根拠なし)とでもいうのか、とにかく海の漁師には、
海水魚>汽水魚>淡水魚
といった、明らかな嗜好上の優劣が存在するのだ。
もっとも、脂の乗ったサーモンは(海の漁師以外の)世間一般では大人気であり、回転寿司店でもマグロのトロにならぶ人気を博している。
まあ、そんなわけで、サーモンを使うのは悪い選択肢ではないと思う。
話が支離滅裂だが、この鮭カレー、スープ(グレービー)が大半で、これ単品としては、やや訴求力にかけるかも。
これは文句なしに美味い!
揚げたて、アツアツのフライはそもそも美味しい。
カサゴの他、日によってはサバのこともあるようだ。
特筆すべきは、マンガロールスタイルならではの”衣”。
つぶつぶ、カリカリした食感が素晴らしい。
これはスージー(セモリナ粉)をまぶして揚げている。
今回のターリーでは、この料理が一番よかった。
※なお私は、イミズスタン(富山県射水市周辺)では、クシ(高岡市)、チョリチョリ(富山市)のパーティでいただいたことがある。
ブラウンライスは、マンガロールの紅い(茶色い)米。
珍しいのはもちろんのこと、栄養価も高そう。
(註 ちなみに英語でブラウンライスといえば玄米、
北インドでブラウンライスといえばいわゆるプレーンビリヤニを指す)
ココナッツファインで和えたポリヤル。
お豆スキーには、たまらない。
具が少なめ。
サンバルとサール(ラッサム)は似た印象。
酸味が絶妙だ。
全般的に塩はけっこう感じる。
辛さは感じない。
酸味=塩味>辛味
の順。
普通にうまい。
・食べ方指南
本気を出したら手喰いモード。
サルモン船、ブラウンライス岩礁に乗り上げるの図
***
ところで、今回の【こだわりのフィッシュターリ】だが、
私は週末価格の¥2900でいただいたのだが、
平日のランチだと¥1500(※ただしドリンク無し)で食べられるそうだ。
さすがに2倍もの違いがあるとは驚異的である。
まさにカレー界のダブルスタンダード、
格差社会、
格差婚である。
・・うん、僕、逆境には負けないもん!!
そんなことには微動だにしない包容力のある人間になりたいっ!
これが週末のみ付いてくるドリンク(※数種類からの選択制)。
【ごまドリンク】にしたが、ココナッツミルクにゴマペーストと砂糖がたっぷり入って、とにかく甘い。
・・なるほど、こりゃ平日にいくしかねえな。
或いは、夜に複数人で行ってグランドメニューからいろいろ頼んでシェアするのがやはり王道と思われる。
夜まで時間があったので、膝休めも兼ねて新宿の「ルミネtheよしもと」へ。
いつもアイドリングタイムには美術館・博物館(城攻め含む)・動物園・植物園・水族館の5連星が多いのだが、帝都の場合は舞台や演芸も豊富でありがたい。
当日券だったので最前列の端っこだった。。ぶわっ。
舞台は撮影不可。
※前説のこの人だけは撮影可。
***
バンゲラズ キッチン (インド料理 / 有楽町駅、銀座一丁目駅、銀座駅)
昼総合点-
***
※富山県のカレー界について22ページも取り上げられています。
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