カレー探偵、やみちゃんです。
今週末(6/3(日曜))、富山県射水市で、
マサラワーラー・プレゼンツ 『南インド料理・食べさせされ放題』と、
アジアハンター・プレゼンツ 『ナマステ富山』が開催されます!
じつはアジアハンター・小林さんはすでに北陸入り!
そんな小林さんのご提案がきっかけで開催された食事会に、縁あって私も参加させていただきました。感謝です。
・外観
「アシルワード」
(石川県金沢市長町1-4-59)
せせらぎ通りにあった旧店舗から、そう離れていない場所に新店舗ができたアシルワード。
移転してからは初の訪問になりました。
・説明文
アシルワードのふたりのシェフの出身は、インド北東部のビハール州。
かなりの田舎で、行くには
東京からデリーへと10時間フライト。
デリーから国内線で3時間フライト。
さらにそこからバスで5~6時間かかるそうです。
まあ、私にとっては到底いくことがないような場所ですが、、汗
以前、アジアハンター・小林さんが同店に来た際、
総料理長のプロモジ氏との会話の中で、
「せっかくなのでビハールの名物料理【リッティ・チョーカー】を食べたい」
とリクエストしたところ、プロモジ氏もその気になり、
今回の小林さんの来訪に合わせて店主の千葉さんがイベントをひらいてくださいました。
それが今回の、
「ビハールの田舎料理を愉しむ会」なのです。
・探偵の食卓
ゴゴゴゴゴ・・・
美しい。。
いま、キミは美しい。
いま、僕も美しい。
この2つ並んだカチカチな球体が【リッティ】。
これと、後述する【チョーカー】をあわせた通称【リッティ・チョーカー】こそ、ビハール州の名物にして、彼らのソウルフードなんです。
今回の宴における最重要アイテムといっても過言ではありません。
・断面図
アタで包んで焼き上げた硬い表皮の中には謎の粉末がギッシリ。
この粉末は”サットゥ”といい、複数種の豆を粉にしたものなのですが、この粉が日本国内では入手困難で相当苦労されたそうです。
今回、特別なルートで奇跡的に入手することができて、プロモジ総料理長も大歓喜。
むしろこの粉がないと作りたくないとさえ思っていたそうですから、本当にラッキーでした!
(※他店など、ベサン粉などで代用することが多いようです)
そしてこれが【チョーカー】です。
【リッティ・チョーカー】というぐらいですから、【リッティ】にあわせていただくと最高でした。
焼きナスを潰して、赤タマネギやダニヤとミキシングした爽やかなソースという感じでしょうか。
参加者の中でも大好評な一品でしたねえ。
それ以外にもプレートにはカレーやおかずが盛りだくさん。
これはナスとジャガイモとトマトの【サブジ】とのことでしたが、グレービーも多めで「野菜カレー」といった仕上がり。
普通に【リッティ】を浸して食べたりもして、これもまたオツな食べ方でしたよ~。
これは【カリバリ】。
ベースはヨーグルトで、パコラを入れて「カディパコラ(カリーパコラ)」としていただくことがある、酸味のあるあの味でした。
もっともこちらの具材はベサン粉の団子で、パコラと違い揚げものではないのであっさり、シンプル。
お豆ゴロゴロ、【ググニ】はベンガル料理でいただいたことがありますけど、ビハールは距離的にも近いし共通性があるようですね。
新鮮なアジにマサラを塗り、タワ(鉄板)で焼いたもの。
これ、漁師ホイホイで超ウマ。
アジのタワ焼きにしても、これにしても、ベンガル料理でもお馴染みのものですね。
私は苦味耐性=10なので、これ、大好きです。
特別な宴なので、おもてなし料理も付いていました。
とっても贅沢なマトンカレーです。
ほろほろマトンにさらっとしたグレービーがビシッと決まっていましたよ。
このプレートには当然のごとく、家庭の味・チャパティが付属です。
私はいつだってチャパティ派なんです。
スヰーツはこちら。
もちろん、激甘です。
・参加者たちの食卓
発案者であるアジアハンター・小林さんを囲んでの美味しく、楽しい宴。
食事もカレー談義も can't stop !!
・プロモジ総料理長(近影)
と、そこにプロモジ総料理長が慌ててやってきました。
・・なんでも、加賀の太キュウリを入れ忘れたとのこと。にゃはは。
・完成図(完全版)
ちょっと途中まで食べ進んでありますが、中央に太キュウリを配置して完成!!です。
最後の〆は【無糖チャイ】。
アシルワードのチャイは香りが素晴らしく、すこぶる美味しいですねえ。
これは次からも絶対たのまなきゃって思ったことでした。
***
以上、
こんな風にシェフたちの出身地の郷土料理を食べるシリーズはとっても興味深く、機会あればまたいろいろ体験してみたいです。
今回、このような素敵な宴に参加できたこと、関係者各位に感謝します!!
***
アシルワード (インド料理 / 野町駅、北鉄金沢駅、金沢駅)
夜総合点-
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※富山県のカレー界について22ページも取り上げられています。
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