カレー探偵、やみちゃんです。
◆◆ カレー遠征 2017 初冬
帝都編(南インドとバングラを巡る)
https://ameblo.jp/yamikomon/entry-12337501629.html
「サウスパーク」
(東京都台東区浅草6-11-4)
新橋での忘年会の翌日に浅草方面へ。
浅草は『シルバー世代の原宿』と呼ばれて久しいが、最近ではカレークラスタ的にも重要な拠点になりつつある。
もちろん、それは2016年9月にこの店がオープンしたから。
”ケーララ州の家庭料理”を看板にする店の、リアル看板。。
たしかに巷にあふれるカレー店とはラインナップが異なっている。
ランチは950円からケララミールスあり。
はたして浅草の人人に受け入れられるのか?
イメージがわきにくい。
・店内風景
オープンダッシュで入店、この日の客人第一号を獲得。
廉価な【ランチミールス】でも良かったのだが、せっかくなので変わったメニュー(この店ならではの料理)を食べてみたいもの。
グランドメニューからオーダーしてもよいか確認すると、
--- 時間がかかっても良いならOKです!
とのこと。
「ならば、ナスのマッパ(Brinjal Mappas)をお願いします」
--- ちょっとまってください!
(・・厨房へ)
--- やっぱり、それは今は無理です、ごめんなさい。。
まあ、なんとなく事情は理解できるし、オープン時点で仕込まれていたら逆に驚くぐらいの無茶振りではあった。
とりあえず2品ほど注文して、ビデオを観ながら待つ。
流れていたのはケーララ州最大の祭り、オナム(オーナム)の名物、
最終日(プリカリ)の「虎踊り」を撮影したものだった。
実に興味深い。
ゴゴゴゴゴ・・・
という音が聞えてきそうな楽しいケーララ料理のコンビが到着。
(※単品を2つ注文)
ミールス一辺倒より、たまにはこんな組み合わせも面白いのではないだろうか。
では順にみていこう。
”牛肉をサンドした米粉とココナッツの蒸しケーキ”
これは他店には無いこの店の名物だ。
両端に削りたてのココナッツがまぶしてある。
横に並んで ぐいーーん!
やみ先生の身体をお借りしてサイズを測定。
一応、ひとりでも完食できるサイズではある。
蒸したての米粉パンともいうべき白い部分を鷲づかみにしてエイッと捻じ曲げてみる。
中にはイラチ(ビーフ)がガン入り。
肉肉しく、ブラックペッパーがガツンときいて、チリも多めで辛い。
当然、全身から汗が噴き出し、一人サウナ状態になった。
甘くもない、塩気もないボソボソした米粉蒸しパン。
口腔内の水分を全部持っていかれる。
脱水症状が著しい。
もちろん、手喰い推奨。
「牛肉のプットゥ」には、ビーフカレー(グレイビー)が別カトリで付いている。
(※サイズは直径9cmで、あくまでオマケサイズ)
これをプットゥに上がけ(追いがけ)すれば口腔内の乾きはもう大丈夫。
ちなみに、このグレイビーは辛さ弱め。
(※具材は乏しい)
ナスのマッパを断られ、代わりに選んだのがこちら。
カダラカレーだ。
”カダラ”はヒヨコマメを意味するが、この店では黒ひよこ豆を使用。
--- プットゥに合うのはこれです。
そう言われたのもあるが、もともと『チャナ欠乏症』でもあるので、ちょうど良いチャナ補給ができた。
ソース(使用スパイス等)がビーフカレーのグレイビーに似ているような。。
こちらの方が塩が効いているものの、ココナッツ系ブラウングレイビー同士、どうしても似ている部分はあると思う。
やはり(ビーフグレイビーと差別化するためにも)違うカレーを選ぶべきだったか。
(※この組み合わせでは単調で面白みに欠けた)
豆はホクホク。
プットゥ解体新書。
カダラカレー、たしかにプットゥの生地には合う。
牛肉なしの単品プットゥもあるので、そちらを頼んで合わせたらちょうど良いのかもしれない。
完食。
プットゥは意外に小さいが、胃の中で膨張して腹パンになる。
完食自体は一人でも可能だが、70%ぐらいで飽きてくるので複数人でのシェアがオススメ。
12/23、24の両日、サウスパークでは【クリスマス・コース】(要予約)を開催するそうだ。
非常に気になるが、帝都在住ではないので断念。。
***
サウス パーク (インド料理 / 浅草駅(つくばEXP)、浅草駅(東武・都営・メトロ)、本所吾妻橋駅)
昼総合点-
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※富山県のカレー界について22ページも取り上げられています。
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