善良なるカレー市民の皆さん。
カレー探偵、やみちゃんです。
カレー王国・富山でカレー探偵事務所の所長をしています。
<ここまでの流れ>
ふと思い立って早朝から高速を3時間半飛ばし、名古屋でカレーの5連チャンを済ませたカレー探偵。
実は、尾張名古屋のカレーだけではなく、美濃で人気のあのカレーも食べていました。
やみ「・・あ~ん、とうとう最終回? こうしてはいられない、もうだいぶ忘れかけてるしぃ。恐くてカレー市民に顔向けできないじゃんっ」
そうつぶやくと一人、記憶の糸をたぐり寄せながら随筆を書き始めたのでした。
<6.探偵、ニュートンサーカスのテイクアウトを食べる>
カレー遠征・春を締めくくるのはこのお店。
「ニュートンサーカス」(岐阜県)です。
岐阜駅の駅ビル内2Fにあります。
このお店、レストランとしては現在、カレー専門ではなくなっていて、ピザとかパスタもやっています。むしろイタリアンがメイン。
(※カレー等はテイクアウトにも対応)
なぜこの店に注目しているのかといえば、帝都でここ数年話題の人気店「エリックサウス」のルーツ(=創業の地)だからです。
※エリックサウス(東京都・八重洲地下街)は食べログで総合3.58、口コミ138の南インド料理の人気店。テイクアウト対応。川崎にも姉妹店があります)
帝都ではうまくやっているのですが、岐阜では(南インド)カレーだけでは経営的に厳しかったのかなあ。
レストランのメニューを見るに、半分以上イタリアンですね。にゃはは。
カレーの選択肢が少なすぎます。
こんな感じ。
(※個々のカレーの解説は後からします)
●スタッフ
日本人のアルバイト風女子店員(=美濃美人)3名が制服を着て応対。
カレーは本部で一括して作っている模様。
レンジでチンです。
●客層
カレー女子率(子どもからお年寄りまで)が高く、カレー、パスタ、ドリアランチの中でも、インドカレーランチを頼んでる人が多いみたいです。(※喜ばしい)
回転は早め。(※場所が駅やしぃ)
カレーは全4種類ですね。
カレーランチAの中のカレーにも使用されています。
では、テイクアウトしたもので個々のカレーを紹介します。
(※バターチキンを除く)
富山県の「アジャンタ」(富山市)のテイクアウトに似ていますが、大きさはこちらが一回り大きいです。
(※アジャンタが180gぐらいで、ニュートンサーカスは250gぐらい)
代表作、エリックチキンカレーです。
骨なしチキンがごろごろ。
スターターにマスタードシードが入って、さらっとした仕上がり。
チリがガツンと効いた南インド風のスパイシーなチキンカレーでした。
ライスに合いますね。
やみちゃん、ガン喰いしながら汗をだらだら流して”一人サウナ状態”です。
「アジャンタ」(富山市)のアジャンタチキンをリッチにしたような、病み付きになる味でした。
これは帝都で人気があるのもうなづけます。
やみ「わあ!お豆ちゃんっていうから何かと思えば、チャナじゃんっ!」
実は、この3種の中で1番気に入ったのがこれでした。
南インドのサンバルをあくまでもカレーに仕立てたような仕上がり。
スープではなく、どろっとした野菜由来の粘度があります。
さわやかな酸味と、野菜の甘み。
チャナ君のさりげないホクホク感サポート。
素晴らしい。
具材は鳥キーマです。
南インドのクルマ(kurma)とは、もともと北インドのコルマ(korma)がルーツ。
北から南に伝わっていく過程で長い年月をかけ、ココナツミルクやチリを使うように変化していったものだとか。
ココナツミルクが全体をマイルドにし、甘くて食べやすい仕上がりになっていました。
<まとめ>
・帝都ではカレーメインですが、岐阜ではイタリアンに侵食されています。
・レベルの高い南インド風カレーがテイクアウトできます。
・カレーが4種類しかないので寂しいです。
・辛さも酸味もバランス良く、初心者もプロも納得する味でしょう。
・岐阜のお土産はこれでキマリ!
***
ニュートン サーカス
(インドカレー
/ 岐阜駅
、名鉄岐阜駅
、加納駅
)
昼総合点★★★☆☆ 3.7
***
<おまけ>
大阪城よりは小さいらしいのですが、間近で見ると、どえりゃ~デカイがね。
前職の在職中は例年、名古屋で年越しをしていた私。(※業務上)
よく考えたら、名古屋城には行ったことがありませんでした。
残念ながら天守は戦災で消失、いまは鉄筋コンクリートの博物館です。
エレベーター有り(5Fまで)で完全バリアフリーでした。
江戸の暮らしを展示中。
ふんどしふぇちの皆さん、出番ですよ。
観光客でいっぱいでした。
お土産店もあります。
随分と高い場所ではあるのですが、窓の外には高層ビル群が・・。
今の名古屋市長は「鉄筋コンクリートの城を木造に作り変えて当時の姿に戻す」と宣言したそうです。
予算も組まれました。
私もその方が良いと思います。
堀は水が無く、シカの楽園でした。
<最後に>
今回のカレー遠征では、実に多くのことを学ばせていただきました。
名古屋人は優しいし、名古屋嬢は美人です。
たかだか車で3~4時間で行けるのも良いですね。
今回は、あえてパキスタン系のカレー店は調査しませんでした。
(※富山でも食べられるので)
そちらは次回以降のお楽しみです。
最後に、香月師匠には遠征の前後はもとより、道中でもご指導と励ましをいただき、ここに改めて感謝いたします。
それでは皆さん、ご一緒に!
「次のカレー活動は、あなたの街のあの店です!」
カレー遠征2013春・列島横断!~尾張名古屋・美濃編(全6回)~
(完)
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<執事からのお知らせ>
カレー探偵事務所は約2~3週間休業いたします。
その間、カレー市民の皆様は各自でカレー研鑽に励んでくださいますようお願い申し上げます。
(闇執事)
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