善良なるカレー市民の皆さん。
カレー探偵、やみちゃんです。
カレー王国・富山でカレー探偵事務所の所長をしています。
<ここまでの流れ>
ふと思い立って早朝から高速を3時間半飛ばし、名古屋でカレーの4連チャンを済ませたカレー探偵。
日曜日は午後から用事があったのでそれを済ませ、気がついたらもう夕飯の時間でした。
やみ「・・あ~ん、もうこんな時間? こうしてはいられない、パッキパキなカレーを食べておかないと富山に帰れないじゃんっ」
そうつぶやくと一人、まだ食べログにも載っていなかったパキスタン人のカレー店へ駆け込んだのでした。
・・あっ、数日間(随筆を)更新せずにカレー遠征記が中断していましたけど何か?
<5.探偵、パンジャーブでディナーする>
インド・パキスタン料理の店「パンジャーブ」(愛知県一宮市)。
外観はいたって普通です。
この店、なぜか知名度が低く、日本人客は皆無。
香月師匠はこの店のロティを目当てに定点観測しているそうですが。
(さすがですね)
●内装
シンプルな内装。
北陸のカレー市民ならば、「ホットスプーン」(富山県射水市)を想像すると良いでしょう。
カウンター席はなく、テーブル席が6つ。
正面が鏡張りになっており、一見奥行きが広く見えますがそれはカレー・トラップであり、実際にはそこはトイレです。にゃはは。
●スタッフ
客席ではパキスタン人が一人、アルジャジーラを熱心に視聴中。
おそらく店のオーナーかもしれません。
無愛想であり、基本的には客を放置プレイです。
厨房には立派な髭のパキスタン人。
無愛想であり、黙々と調理。
ウエイターはコックコートのぽっちゃりした青年。
国籍不明、日本語は普通に通じました。
誠実な対応をしてくれます。
ちなみに、むこうにはそんな意思は微塵もないのでしょうが、
「いったいどこの日本人が来たんだ?」的な視線とアウェー感がありました。
要するに、ライト級なカレー女子には若干入りづらい雰囲気というやつです。
(※私などのアウェー感が大好物なプロは別として)
富山県ではもうみんな当たり前になってしまい、むしろそのような雰囲気の店が激減してしまった昨今なのですが・・(遠い目)。
一応、昼は700円ぐらいからのランチセットがあるようですが、夜は単品のみでした。
パキスタン人の店であり、店名が”パンジャーブ”の割には、パンジャーブ地方の郷土料理「チキンカライ(カラヒ)」、「マトンカライ(カラヒ)」が見当たりません。
その時点で日本人向けにインドカレーを出している店なのだろうと予測しました。
<オーダー、食べる>
やみ「あっ!キュウリがいっぱいだあ」
ドレッシングとチャットマサラが置かれていきました。
(※チャットマサラの主成分は塩です)
ちなみに、サラダ。
私はストレート喰い派です。
(※最初からドレッシングがかかっている場合は受け入れますが)
結局、チャナマサラにしました。
だって私はチャナ欠乏症。
チャナ(ひよこ豆)を定期的に補充しないと手足の痺れなどの発作が断続的に起こり、ガクンガクンと身をくねらせながら世界を焼き尽くす恐れがあったからです。
※症状は日々進行しており、現在フェーズ3です。
やみ「・・そういえば、この遠征中にマトンを一度も食べていないなあ」
おかしいですね。
自分でもこの身に何が起こったのか、さっぱり分かりませんでした。
まさかカレーの5連チャン、6連チャンで怖気づいてマトンを回避したとかいう”逃げ”では無いと信じたいです。
ホールスパイスは皆無。
パウダースパイスも控えめで、ワイルドなパキ・テイストは感じられませんでした。
パキスタニ指数=55です。
とはいえども、普通に旨いカレーではありました。
みじん切りのタマネギとピーマンがガン入りで、チャナとの比率は半々かもしれません。
そのためタマネギ由来の甘さが前面に出て、食べやすい仕上がりになっていました。
ちなみに、単品でロティ(250円)がありました。
特別な交渉をしなくてもロティをスムーズに提供してくれるのが良いですね。
この界隈では貴重な店だと思われます。
ある日どこかで(Somewhere in Time)。
パキ店ではよくあるマンゴージュース・サービスがありました。
ドン・シモン製(?)でしょうか、加糖のさらさらジュースです。
やみ「バフト シュクリヤ」(どうもありがとう)
ウルドゥー語でお礼を言うと、無愛想だったスタッフたちがニヤリとしてくれました。うふふ。
<まとめ>
・カレーのパキ指数は思ったより低め。
・普通に旨いインドカレーです。
・注文すれば普通にロティを出してくれる店。
・ライト級カレー女子一人では入りにくい雰囲気があります。
・もっと定点観測しないと実力がわかりませんでした。
***
パンジャーブ
(インドカレー
/ 妙興寺駅
、島氏永駅
、尾張一宮駅
)
夜総合点★★★☆☆ 3.3
***
<おまけ>
熱田神宮を参拝してきました。
24時間入れます。駐車場も無料。
お参り前にスパイスが染み込んだ手を洗いました。
写真の皆さんは中国人観光客です。
樹齢1000年のクスノキです。
素晴らしい。
織田信長が桶狭間の戦いの前に熱田神宮を参拝、勝利したことから、感謝してこの土塀を寄進したそうです。
この先は撮影を自粛。
主神はアマテラス大神です。
とりあえず、いろいろなことをお祈りしちゃいました。
欲張りな探偵さんです。
***
やみ「次のカレー活動報告は、有名なテイクアウトの店です」
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